「筋肉は裏切らない」
力強いメッセージで話題を呼んだ、テレビ番組『みんなで筋肉体操』(NHK)。黙々と筋トレに励む、個性派ぞろいの筋肉系キャストたちも注目を集めました。中でもひときわ強烈な存在感を放っていたのが、庭師の村雨辰剛(むらさめ・たつまさ)さんです。



ハンサム過ぎて、どの角度からどう映しても絵になってしまう
新年にあたり、今年こそは肉体改造を! と意気込む人も多いことでしょう。そこで「死ぬ瞬間まで鍛え続けたい」という村雨さんに、「こだわりの肉体鍛錬」や「日々のトレーニング」について教えていただきました! 皆さんも、村雨さんにならい今年は筋トレデビューしてみませんか?
【楽天市場】 筋トレの検索結果
【楽天市場】 筋肉の検索結果
16歳で筋トレに開眼。2年で40kg増のバルクアップ!

普段のトレーニング姿でお話を伺いました。ウェアはシンプルなものを好むそう
スウェーデンで生まれた村雨さんは16歳の時にホームステイで来日。その際に伝統的な日本文化に魅せられ、19歳の時に再び来日。26歳で帰化し、現在は「日本人」として日本で暮らしています。
そんな村雨さんの人生の軸になっているのが「庭師」の仕事、そして「筋肉」。23歳で造園の世界に入り、徒弟制度の中でもまれながら「技」と「心」を、日々の筋力トレーニングで「肉体」を磨き上げてきました。
筋肉を鍛え始めたのは母国・スウェーデンで暮らしていた15歳の頃からで、それまではガリガリの“オタク少年”だったといいます。

筋トレを始めてからはゲームを一切やらなくなり、全てが変わったと村雨さん
すると、だんだんと鍛えること自体が楽しくなっていったという村雨さん。「とにかく身体をデカくしたい」。そんな欲求に突き動かされ、気づけば2年で40kgもの増量を果たします。

もう十分足りていると思いますが……
お小遣いは筋肉のために使いました
もっともっと成長したい。そのために筋トレだけでなく、食事にもかなり気を使っていたといいます。

ジムの先輩やネットから情報を集め、食生活を改善したそう
そうした「筋肉を作るための食事」は、自らの小遣いでまかなったそう。

“ファッションとか、どうでもよかった”
一度鍛えた筋肉は復元も早い。筋肉は「本当に」裏切らない!
青春の日々をひたすら筋肉に注ぎ、110kg超へのバルクアップを果たした村雨少年は、同時期に日本への興味を抱き、その夢はいつしかレンジャーから「日本で暮らすこと」へとシフト。高校卒業後、半年ほどアルバイトをしてお金を貯め、移住を果たします。
しかし、来日直後の忙しさでなかなかトレーニングの時間が取れず、村雨さんの肉体作りはここでしばしの停滞期に入ってしまいます。
でも、一度トレーニングして身に付けた筋肉は、再び鍛えれば取り戻しやすい。ゼロから筋肉を作り上げるのはとても大変ですが、戻すのはそこまで大変ではありません。だから、「筋肉は裏切らない」は根拠のある言葉だと思います。
身体は生活の鏡だと語る村雨さん。再び肉体を追い込むことによって見事に筋肉の復元を果たし、現在も週5日のジム通いを続けています。

現在はリカバリーした筋肉を、さらに盛り上げている最中
仕事終わりの21時から約1時間、毎日ほぼ決まった時間に汗を流すそう。ハードな現場があった日でも、サボることはないといいます。

自重を使えば、あらゆる場所がジムになる
筋肉同士が切磋琢磨し、理想の肉体へ
これまで、さまざまなトレーニング方法を試してきたという村雨さん。失敗を重ねながら、自身にとって最も効果的なやり方を探ってきたのだとか。

お気に入りの大胸筋

メインはダンベルを使ったトレーニング

鏡を見れば身体の状態を把握できるため、今では体重計に乗ることもほとんどないそう
ちなみに、村雨さんにとって現在は肩の「真ん中」と「後ろ」がウィークポイントで、これから重点的に盛り上げていくつもりなのだそうです。

鍛えれば鍛えるほど、筋肉への欲求は増していく一方。今なお全く満足していないそう
自分の中で常に部位ごとのせめぎ合いがあり、筋肉と筋肉が切磋琢磨することによって身体全体が成長していく──そういうことなのかもしれません。
長く続けるには、シンプルな方法がベスト
筋肉界隈では、日々新しいトレーニング方法が生まれ続けています。しかし、そうした目新しいメソッドに踊らされ過ぎないことが大事だと村雨さんはいいます。長年培われてきた「王道」をベースに、あくまで自分の身体に合ったやり方を無理なく続けていくことが望ましいようです。

マシンを使ったトレーニングもスタンダードなものを好む
トレーニングウェアについても、同じようにシンプルが一番ですね。動きやすさ重視で、ファッション性は気にしない。現場終わりに作業着があまり汚れていなければ、そのままの格好でジムに行くこともあります。作業着だけ脱いで、Tシャツ姿でやった方が早いでしょ?
【楽天市場】 ホエイプロテインの検索結果
【楽天市場】 プロティン シェイカーの検索結果
人生の目標は「死ぬ瞬間まで鍛え続けること」
ひとつの道をシンプルに継続する。それは、庭師を生涯の仕事に選んだ村雨さんの人生にも通じます。仕事と同様に、筋トレも生涯にわたって継続していきたい大切なライフワークのようです。

ナナメの電柱がものすごく似合う
最後に聞いてみました。村雨さんにとって、筋トレとは何ですか?
僕の場合は、筋トレで毎日ジムに行き、毎日同じようなトレーニングを繰り返すことで忍耐力が自然と養われていて、その下地があったからこそ、庭師としての厳しい修業にも耐えられたのかもしれませんね。

仕事、そして筋肉への向き合い方までも男前な村雨さん。今日はありがとうございました!
聞き手・構成:榎並紀行(やじろべえ)/撮影:松倉広治
取材協力:村雨辰剛
1988年7月25日、北欧スウェーデン生まれ。18歳で日本に移住、23歳で造園業に飛び込み、見習い庭師へ転身。26歳で日本国籍を取得、村雨辰剛に改名する。日本語、スウェーデン語、英語の3ヶ国語を操るトライリンガル。趣味は肉体改造と盆栽。
Twitter:@MurasameTatsu
\Twitterでそれどこをフォロー/
公開記事や発掘ネタなど、あれやこれやつぶやいています!
\フォロー/