はじめまして。チョコレート専門のブログ「毎日チョコ生活」を運営しているちえころと申します。ブログでは、日本国内で買えるコンビニのチョコからチョコレート専門店のみで扱っているチョコ、旅先で見つけたチョコ、チョコに関する本、チョコレートのイベントなどを紹介しています。
私は都内の出版社で働く、ごくごく普通の会社員。しかし、ひょんなことからチョコレート漬けの生活が始まりました。
最初は1年間に1,000種のチョコレートを食べようと決め、無事達成。チョコレートを毎日食べて記録するブログを始めてそろそろ丸3年がたとうとしています。
もうすぐバレンタインシーズン。私が“チョコレート沼にハマる”までの経緯を解説しつつ、私がこれまで2,800種食べた中から自信を持ってオススメするお取り寄せチョコレートをご紹介します。
目標はいきなり「年間1,000種類のチョコレートを食べる」
実は私、チョコレート漬けになる前は、そこまでチョコレートを愛していたわけではありませんでした。
大した趣味もなく、平日は仕事の行き帰り、土日はグッタリする日々。もちろん仕事は楽しいし、自分なりにできることも増えて充実してはいるものの、ボンヤリと「何か趣味をもって、自分が納得できる証を残したい」と頭の隅で考えていました。ただ、私は飽きっぽくてコツコツやるのは苦手。なかなか最初の一歩を踏み出せないまま、ウジウジしていました。
ちょうどその頃。尊敬する方々と食事をする機会があり、ポロっとその悩みをこぼしました。すると、その中のお一人がこんな発言を。
「よし、それなら今から趣味決めちゃえば? それにせっかくやるなら、年間1,000種類達成を目指してみた方がいい。ちゃんとログをつけていけば、そこから見えてくるものがあるよ」
……という展開になったのです! 突然、何を題材にするか、真剣に考える流れになってしまいました。
まずテーマは、食べることが好きなので「食べ物」に決定。さらに、以下の条件で楽しめることってなんだろう? とあれこれ悩みました。
国内外問わない
食べやすい
「年に1,000種類」ということは「1日平均3種類」をクリアする
その結果、自分が好きな食べ物のひとつで、比較的手に入りやすそうな「チョコレート」を選びました。その時に同席していた皆さんの前で決意表明をしたので、もうこれはやるしかありません。目標へのチャレンジの始まりです。
チョコレートの魅力は思うよりたくさん! 専門店のこだわり、材料のカカオ豆……
いざ調べ始めてみると、すぐにチョコレートの種類の膨大さに気づきます。
例えばスーパーやコンビニに置いてあるチョコにも、大手メーカーやプライベートブランド、コンビニ限定品などがあります。
東京には百貨店や路面店、個人のお店など、国内外のチョコレート専門店が集まっています。さらに日本全国にも目を向ければ、その地域の洋菓子店にあるチョコレートにも、お店ごとあるいは商品1点ごとのこだわりのチョコレートが数多くあることに気づきました。
おいしいチョコレートをいつでも食べられるようにするには、2つの難点があります。1つは、温度管理。もう1つは原料です。
チョコレートの温度管理は非常に難しいものです。気温を考えると、チョコレートのシーズンは11月後半~2月下旬くらいといわれます。日本の夏は暑いのでチョコレートに向かないと思われるかもしれません。
しかし、日本では冷蔵での流通技術が発達していることもあって、1年中商品が販売され続け、新商品も出て、おいしいチョコレートがいつでも食べられます。
また、チョコレートの材料となるカカオ豆は、世界中で消費が増加傾向にあります。しかし、カカオ豆が良質な原料となるまで育つには、かなり厳しい条件が必要なのです。そもそも、カカオの樹が生育可能な地域は限られています。
そこで、質の良いカカオ豆を安定的に生産できるようにするために、畑や木からこだわって耕して育てるメーカーや、カカオ生産国・カカオ農家で働く人たちの経済支援、カカオ栽培の技術支援をサポートするメーカーやNPOも出てきています。
チョコレート専門の菓子職人「ショコラティエ」は、チョコレートの見た目やカカオ豆の種類はもちろんのこと、素材の組み合わせ、全体の味、パッケージ、流通での品質管理に至るまでこだわり、真摯に向き合っています。
私がチョコレートについて調べていて一番共感したのは、お店・メーカー・ショコラティエに愛情を向けるファンが、常に勉強熱心で、熱意を持っていることです。チョコレートを食べる側も心から応援している。ファンの人たちが語るSNSへの投稿を見て、私は多くのことを学びました。
そして、
と思えるようになっていきました。
チョコレート検定、チョコレートのための旅。勢いが加速するチョコ沼
いざ毎日チョコレートを食べ始め、ブログを書き始めたものの、毎日記事を投稿するのはなかなかしんどく、もうやめようか……と頭をよぎったことも、幾度となくあります。
ただ、ブログやTwitterなどを通じてコメントやリプライをもらうことで、励まされるような気がしてうれしく、なんとか今まで続けることができています。
私のブログ自体を、ブログやTwitterで紹介してくださること。
購入して食べたチョコレートのお店の公式アカウントやショコラティエの方からも、リプライやコメントをいただくこと。
このような状況が増えてくると、私も生半可な知識だけではマズいなと考えはじめます。そこで、私は「チョコレート検定」を受けようと決心しました。
明治が主催する、チョコレートが好きな人なら誰でも受けられる検定試験「チョコレート検定」は、2016年からスタートしました。
私は第1回と第2回を連続で受験し、第1回で「ショコラアドバイザー」(2019年時点の名称は「チョコレートスペシャリスト(初級)」)、第2回で「チョコレートエキスパート(中級)」の資格を取りました。
2019年からは「チョコレートプロフェッショナル(上級)」という資格もできたので、受験を検討しています。

「チョコレート検定」のために受験勉強をしていると、さらにもっとチョコレートについて知りたくなり、チョコレートにまつわる本を読むようになりました。
『チョコレートの世界史 近代ヨーロッパが磨き上げた褐色の宝石』(中央公論新社)、『Chocolat ショコラ 一粒で幸せになれる神さまの食べもの、7つのひみつ』(自由国民社)、1年に一度開催される世界最大のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」に関するガイドブック『サロン・デュ・ショコラ・オフィシャルムック』(世界文化社)も学びの宝庫です。
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そして、チョコを求めて旅に出ることもありました。
「チョコレートが食べたい」という思いから、旅の行き先が決まることもあります。
例えば台湾。日本にはないアニエスベーのカフェ「agnès b. Café(アニエスベーカフェ)」をはじめ、百貨店やコンビニ、空港の免税店を巡り、板チョコや駄菓子のチョコなどを買い回りました。今まで、オーストラリアやタイ、キューバ、メキシコ、函館へチョコレートのために足を運んでいます。


2017年10月に出向いた、台北にあるアニエスベーのカフェ。ケーキがかわいい!


【左】台湾チョコといえば!の「Diva Life Chocolatier」【右】義美食品(IMEI)の「巧克力酥片」(クランチチョコ、黑可可(カカオ)
2年半でチョコ2,800種以上を実食した私がオススメする、お取り寄せチョコレート
年間1,000種類を達成した後、2年半ほどで2,800種以上を食べた私がおすすめするお取り寄せチョコレートができるお店と、そのチョコレートをいくつか紹介します。
【1つ目】フェリシモの「幸福のチョコレート」
「幸福のチョコレート」は、20年以上チョコレートのバイヤーをしているみりさんが厳選した世界のチョコレートが年間(12カ月)あるいは半年(6カ月)、毎月に1つ届く仕組みです。
バレンタインシーズンになると、「バレンタイン便」「ホワイトデイ便」として単品で購入できます。「バレンタイン便」の申し込み締め切りは2019年1月31日でしたが、「ホワイトデイ便」の方は2019年2月28日まで!
私が過去食べた中では、フランス・パリの「ヤン クーヴァー」が作る「きつねチョコ」がおすすめです。パリにあるお店のテーマがきつねなんです。チョコの形も、もちろんきつね! 味もさることながら、キュートな見た目でもらってもうれしいチョコです。バイヤーのみりさんもTwitterで「今年の顔チョコ」と紹介しています。
ヤンクーバーの狐チョコも今年の顔チョコです!#幸福のチョコレート #フェリシモ #チョコレートバイヤーみり #チョコレート #フランス #狐チョコhttps://t.co/m6xm1SrFaK pic.twitter.com/3VUo461u5g
— チョコレートバイヤー みり (@chocochoco_miri) 2018年1月23日
【2つ目】自由が丘のチョコレート専門店「チュベ・ド・ショコラ」の「割れチョコミックス」

割れチョコミックスでは、非常に厳密な国際的基準の食品規格をクリアしているにもかかわらず“訳あり”なクーベルチュールチョコレート を、1kg分詰め合わせ。
訳ありといっても、割れたり欠けたりしているチョコレートというだけなので、味は確かです。好みで「ミルク多め」「ビター多め」が選べます。

圧倒的なボリュームですが、「ミルク」「ビター」「マカダミア」など12種類からランダムに入っているので、飽きずに食べられます。
【3つ目】大阪・リーガロイヤルホテル「ショコラブティック レクラ」
大阪のリーガロイヤルホテル1階にしかないチョコレート専門店「ショコラブティック レクラ」では、太陽系の8つの惑星がモチーフになっているボンボンショコラ「惑星ショコラ」が有名です。

その見た目の美しさにプレゼントしても喜ばれること間違いなし。セットでも1個ずつでも購入できます。お酒に合うものや紅茶に合うものなど、さまざまな味を選べるのがうれしいポイントですね。


中でも私のお気に入りは「金星」(レモン風味)か「天王星」(ミルクティ風味)。個人的には、色味がかわいいと味わいも一層おいしく感じます。
【4つ目】横浜・バニラビーンズ
チョコレートは食べたいけど、あまりにも“チョコレートチョコレートしている”ものは苦手……という方には、横浜・みなとみらいに本店を持つ「バニラビーンズ」の「CHOCOLAT(ショーコラ)」はいかがでしょう。生チョコをバタークッキーでサンドしているので、異なる食感が一度に楽しめます。

ミルク、ビター、ホワイトに続く「第4のチョコ」、ルビーチョコレートを使った製品も充実。ショーコラ、ボンボンショコラ、タブレット……甘酸っぱさがたまりません。
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【5つ目】北海道の洋菓子店「LeTAO(ルタオ)」
北海道小樽市の有名な洋菓子店が作る有名なチョコレート「ロイヤルモンターニュ」が9個で756円(税込)。これは、コスパ良過ぎます! 口どけの良さに非常にこだわっているようです。


私は生チョコが大好きなのでぜひおすすめしたい! 個人的な好みとしては、ひんやり冷やして食べると、もう最高です。
北海道に行かないとなかなか買えない「LeTAO」のお菓子が気軽に買えるのは、通販ならではの良さではないでしょうか。
【6つ目】クリオロ(以前の名前は「エコール・クリオロ」でした)
こちらはサロン・デュ・ショコラでも評価されたフランス人パティシエ、サントス・アントワーヌ氏が日本で展開している洋菓子店。実店舗は小竹向原、中目黒、神戸の3店のみです。焼き菓子やチーズケーキもありますが、チョコレートも充実。
バレンタインなら本命の方に渡すもよし。もちろん自分で食べるもよし。チョコレートでオレンジをコーティングしたオランジェットはコーヒーや紅茶だけでなくお酒との相性も抜群です。ボンボンショコラたった一粒で、幸せになれます。

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チョコレート好きとしての今後の野望は……
今後は、以下のことにチャレンジしていきたいと思っています。
- 毎年1,000種類ずつのチョコレートをこなし、累計5,000種のチョコレートを食べてブログにログを残す。
- “チョコ旅”のために国内外を巡る。今後も続けていきたいライフワーク。
- 特に、世界最大のチョコレートの祭典、本場パリの「サロン・デュ・ショコラ」。
- シチリア島で16世紀からの伝統的な製法が守られているモディカのチョコレート 「アンティカ・ドルチェリア・ボナイユート」を現地で買って食べたいと思っています。
先日は雑誌「Tokyo Walker(東京ウォーカー)」さんのチョコ特集(2019年2月号)に企画から参加し、誌面7ページに関わらせていただく機会を頂戴しました。ぜひよかったらご覧ください。この記事で紹介したチョコレートも一部載っています。
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チョコレートの魅力、少しでも伝わったでしょうか?
これからも精進すべく、チョコレートに熱狂する日々は、続いていきそうです。
著者:ちえころ(id:chie1129)

佐賀県出身のチョコレート狂。この3年弱でチョコレートを2,800種以上食べている。その日々をつづるブログ「毎日チョコ生活」は、ほぼ毎日更新中。
ブログ:毎日チョコ生活
Twitter:@chiechocopan
今回紹介した商品
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