それどこ

「それ、いる?」と思われがちな専用調理器具、実はすごい便利。キッチン重課金男が魅力を熱く語る

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推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています

我が家にはさまざまな調理器具があります

はじめまして。マダラさんと申します。

料理することが趣味です(特に飲食関係の仕事に就いているわけではありません)。仕事がないときは、4人家族の3度の食事をほぼ自分で作ったりしています。念のために言っておくと、家族にやらされているわけではなく、自分が好きでやっているだけです。

 

好きが高じて、フライヤー、ピザ焼き器、パンをこねるためのニーダーなど、一般家庭ではあまり使わないような専門的な調理器具を集めるようになってきました。調理器具にこれまでに使った金額を考えると、100万円は超えているかと思います
 
こうした調理器具は、無ければ無いでなんとかなってしまうものばかりだと思います。フライヤーがなくとも揚げ物は鍋で揚げられますし、ピザ焼き器がなくとも、ピザはオーブンで焼けます。パン生地だって手でこねられます。
 
しかし、専用の調理器具を使うことでクオリティーが見違えたり、手間が大幅に省けたりするのです
 

そんな経験の中から、今日は「これは良い」と自信を持っておすすめできるものを紹介させてください。なお、手軽なものから、後半に行くにつれ”沼度”が高いものが出てきます。最後までお付き合いをいただけたらと思います。

【揚げる】卓上で揚げながら食べることができるフライヤー

クイジナート電気フライヤー CDF-100JBS

【クイジナート電気フライヤー CDF-100JBS】

  • 価格:7,000円程度
  • 特徴:小型の電気フライヤー。油はねが少なく、卓上で使うことが可能

「クイジナート電気フライヤー」を詳しく見る

クイジナート社製の電気フライヤーです。蓋の一部がメッシュのフィルターになっていて、水蒸気を逃がしつつ油はねを防ぐ構造になっており、蓋をしながら揚げ物ができます。

 

使い方は油をタンクに入れて、設定したい温度になるようにつまみを回すだけです。あとは好きに食材を入れましょう。

クイジナート電気フライヤー CDF-100JBSで唐揚げを揚げる

蓋が油はねをガードしてくれるので、卓上で気兼ねなく揚げ物ができます。もちろん、揚げものを取り出すときに蓋は開けるので、まったく油はねなしというわけにはいきませんが……。

 

覗き窓から揚げている様子が見える

また、覗き窓があるので蓋をしたままで揚げ具合を確認できます。揚げ物が怖い人にもいいですね。

 

卓上で唐揚げを揚げながらビールを飲むのが最高

卓上で串カツや唐揚げを揚げながら飲むビールは本当に最高です。縁に引っかけられるバスケットがついてきますのでフライドポテトやナゲットなどの油切りも楽々です。

 

90℃~190℃の範囲内で温度設定できるので、火加減の微妙な調整も不要になります。フライパンや揚げ物用の鍋ではこうかんたんにはいかないでしょう。

おやつのドーナツも揚げられます

容量はちょっと小さめです。大きめのトンカツだったら1枚、ドーナツなら2個くらいが目安になります。ただし、私の4人家族(妻と幼児2人)には問題なく、食べ盛りの大家族でもなければ十分なサイズだと思います。小回りが効くので、お弁当の準備にも便利ですね。

小さめなのですが、油は最小で500ml、最大で1Lと意外とたくさん必要に感じるかもしれません。

 

注意点として、実測で190℃設定でも実際には180℃くらいまでしか上がらなかったことがありました。正確な温度が必要な場合は自分で測ったほうがいいかもしれません。

【ピザを焼く】高火力でおいしいピザができて、実はナンも焼ける

グルメオーブン

【グルメオーブン】

  • 価格:12,000円程度
  • 特徴:高温でピザをカリッと短時間で焼くことができる。ピザ以外にナンなどを焼くこともできる

「ピザメーカー」を詳しく見る

ピザメーカーです。ピザプレートとヒーターの上下で加熱できるオーブンになっています。

使い方は、温度調整ダイヤルとタイマーをセットし、庫内にピザ生地などを入れるだけ。目視で焼き具合を確認して、ちょうど良い焼き色になったら取り出します。

グルメオーブンでピザを焼いているところ

こんなピザが作れます。マルゲリータです。

 

グルメオーブンで焼いたマヨコーンピザ

これはマヨコーンピザです。

 

子どもたちが思い思いに具をのせたピザ

これは特に名前はなくて、子どもが思い思いに具を乗せたピザです。こういうこともできるのが手作りピザの楽しさです。

 

家庭用の一般的なオーブンではせいぜい250℃から300℃くらいまでしか温度が上がりませんが、このグルメオーブンは最高400℃と高火力です。ピザ生地がお店のピザ窯のように短時間でさくっとおいしく焼くことができます。

 

作れるのはピザだけではありません。タンドールに見立てればナンも焼けます。お家カレーもレベルアップするのではないでしょうか。

付属のパエリヤ鍋を使えば、パエリヤや餃子を焼いたり、ピザ焼き機としてだけでなくさまざまな料理に使える万能選手です。……ただ、一番のおすすめはやっぱりピザだったりするのですが。

 

この「グルメオーブン」は廃番になってしまったのか、いまはちょっと手に入りにくいようです。

基本性能は同様の「フカイ工業さくさく石窯ピザメーカー」でしたらいまでも簡単に購入できます。ただしこちらには、パエリヤ鍋はついてきません。

【真空パック】お肉、チーズケーキ、ラーメンスープ、カレー、なんでもパック

フードシールド JP290という業務用の真空パック機

【フードシールド JP290】
  • 価格:15,000円程度
  • 特徴:なんでも真空パックにして保存できる。食材だけでなく、汁物を真空パックにするなど、用途は多様
  • さまざまな袋でパックできる。耐冷、耐熱、脱酸素剤対応、ノッチ(切り込み)付きなど

「フードシールド JP290」を詳しく見る

業務用真空パック機のフードシールドJP290です。さまざまなものを真空パックすることができます。

フードシールド JP290の使用シーン

使い方は、本体から伸びる吸気のノズルを袋に通して、本体で袋の口を挟むように閉じます。十分に空気が抜けたら、袋の口をシーリングします。

 

肉やコーヒー豆などを小分けにして真空パック

真空パック器のメリットは通常よりも食材の長期保存が可能になることです。その為、スーパーの特売やコストコなどで大量に購入した食材も小分けにして真空パックにすればとても経済的です。

 

真空パックというと、お肉などの用途が真っ先に思いつくかもしれません。もちろんそれにも使うのですが、我が家ではなんでも小分けにして冷凍しています。

フードシールド JP290でコーヒー豆を真空パックしたところ

コーヒー豆を小分けしたもの。

 

フードシールド JP290でチーズケーキを小分けにしたところ

チーズケーキを小分けしたもの。

 

これは業務用ですが、サイズは家庭用と変わりありません。家庭用の真空パック機との一番の違いは、専用の袋でなくても脱気、シールができることです

以前は家庭用の真空パック器(安いものだと3,000円程度からあります)を使っていたのですが、真空パック器に対応している純正のエンボス袋は値段が高く(1枚50円程度)、なかなか気軽に使えませんでした。

それに比べるとフードシールド本体の値段は少し高いのですが、ナイロンポリなどの真空パック袋が1枚10円程度からありますので、たくさん真空パックすると結果としてお安くなります。

この袋も耐冷、耐熱、穴が開きにくい、脱酸素剤対応、ハサミなしでも開封できるノッチ(切り込み)付きなどさまざまなスペックやサイズがあります。

我が家では4種類ほどの袋を常備しています

ちなみに、我が家では4種類くらいの袋をそろえています。自分に必要な袋をそろえるのも楽しいです。

 

もう一つのおすすめのポイントは、固形物だけでなく液体もパックできることです。多めに作ったカレーやミートソースなどの作り置きも1食ずつパックして冷凍しておくと、レトルトカレーのように湯煎して袋からご飯やパスタにかけるだけで食べられます。

お鍋やタッパー(ジップロックコンテナ)などにカレーを入れてしまうと、油汚れを落とすのが大変ですよね。真空パックなら使い捨てなので、洗う手間もなくなり本当に便利です。

 

他にも、スープやチャーシューなどを真空パックして湯煎調理できるラーメンセットを友人に送ったり、釣った魚を送るときの保冷剤がわり(水を真空パックして凍らせるだけ)に使ったり。ANOVAなどで真空調理(低温調理)するのにも最高です。

 

単純に密閉ができるシーラーとしても使えますので、開封してしまったポテトチップスや小麦粉、調味料、香辛料などの袋のシーリングにも便利です。

個人的に本当にオススメで、使用頻度が高いです。

【肉を挽く】完璧に自分好みのひき肉を作れる電動ミンサー

ミナト 電動ミンサー HMM-5

【ミナト 電動ミンサー HMM-5】

  • 価格:10,000円~20,000円程度
  • 特徴:自由な挽き加減や配合で挽肉をつくることができる。イモや大豆など、肉以外の食材をつぶすこともできる。

「電動ミンサー」を詳しく見る

ミナト 電動ミンサー HMM-5です。お肉を挽いて、挽き肉を作るのが主な用途となります。

ミナト 電動ミンサー HMM-5 まずはお肉をブロック状にカット

使い方は、2cm×10cmくらいに粗くブロック状にカットしたお肉を用意して、

ミナト 電動ミンサー HMM-5 上からブロック状のお肉を入れるだけ

上部の筒から押し込むだけ。あとは電動で挽いてくれます。

ミナト 電動ミンサー HMM-5 電動でお肉を挽いてくれる

カッターが2種類ありますので、粗挽きと細挽きの好みの粗さに挽くことができます。便利なのですが、業務用ほどのパワーはないので、あらかじめ肉の皮や筋などは外しておきましょう。

ちなみに、アタッチメントを交換すればソーセージも作れます。

 

粗挽き肉で作ったハンバーグ

粗く挽いた肉で作ったハンバーグ。

 

粗挽き肉で作ったボロネーゼ

こちらも粗く挽いた肉で作ったボロネーゼ。

 

粗挽き肉で作った麻婆豆腐

こちらは麻婆豆腐丼。もちろんミンサーで挽いた肉で作っています。

 

個人的には、こうした料理に粗挽きのゴロッとした肉を使うと、満足感が高くなります。しかし、なかなかスーパーでは買いにくいのではないでしょうか。

フードプロセッサーでは肉を均一に挽くことはできませんし、包丁で叩くにはとても手間がかかります。ミンサーを使って自分で挽けば、牛豚の比率から脂の量、粗さまで完璧に自分好みに仕上げられます。

ミナト 電動ミンサー HMM-5があると肉の比率などを思い通りにできる

また、自分で挽いたほうが粘りがしっかり出るので、ハンバーグなどを作るときのまとまりがとてもよくなります。肉料理にこだわるなら、やはりここはミンサーが必要でしょう。

 

肉だけではなく、ゆでた大豆や蒸かしたイモなども潰せます。
ちなみに、私は味噌を手作りすることもあるのですが、作業の中で一番大変なのが「大豆を潰す作業」です。ミンサーのおかげで一気に味噌作りのハードルが下がりました。

 

釣れすぎてしまった魚もミンチにしてフライヤーで揚げれば簡単に手作りのさつま揚げが作れますし、何よりとてもおいしいです。

【こねる】こね専用マシン・ニーダーでパン作りと製麺が格段にラクに

大正電機 LニーダーKN-1000

【大正電機 LニーダーKN-1000】

  • 価格:35,000円程度
  • 特徴:こねるための機械。パン生地、麺生地などを作るときに便利。お餅を作ることもできる。

「大正電機 Lニーダー KN-1000」を詳しく見る

大正電機LニーダーKN-1000です。こねることに特化した、こね専用の調理家電です。構造はいたってシンプルで、釜の中の羽が回るだけなのですが、パン生地、うどん生地、お餅となんでもとにかくこねます。

大正電機 LニーダーKN-1000

パン生地を例に使い方を説明します。といっても、パンってそもそもどう作るの? と思われる方も多いかもしれませんね。おおざっぱにいうと、

  • こね
  • 一次発酵
  • 成形
  • 二次発酵
  • 焼成

という段階を踏むわけです。ニーダーは特に大変な「こね」と、ついでに「一次発酵」を担ってくれます。

具体的に普段の様子を紹介してみましょう。

大正電機 LニーダーKN-1000

小麦粉、牛乳、塩、砂糖、イースト菌を入れてダイヤルを回すと羽が勢いよく回転します。ある程度混ざったらバターを投入してそのまま20分回すと、勝手にパン生地ができあがります。

20分こねた後は、モーターの熱で釜が温まっています。生地を取り出さずに蓋をしたまま、さらに20分ほど放置すると、1次発酵まで終わっているという、手間いらず。

 

成形して2次発酵してオーブンで焼いたら、キメの細かいおいしいパンができあがりです。これは大型タイプで食パン生地だと一度に4斤までこねられます。麺生地やお餅の場合はこねるだけで止めてしまってもちろんOKです。

とにかくニーダーがあればパン生地や製麺が圧倒的に楽になります。もうニーダーなしの生活には戻れません。

 

パン生地を手こねすると、15分から20分くらい混ぜる、こねる、叩きつける、バターを練りこんで再びこねる……とひたすら手を動かし続ける必要があります。しかしニーダーを使えば、材料の投入以外は、機械任せにできます。

楽なだけでなく、ニーダーでこねた生地のパンは明らかにきめが細かくなり、とてもおいしくなります。良いことずくめです。

 

製麺をする場合も、むらなく手で小麦粉と水分を混ぜこんでいくには技術が必要です。こちらもニーダーを回している間にほかの作業ができますし、何よりも疲れません。ニーダーで麺をこねるとコシが強くなり、とてもおいしいです。

 

製パンや製麺しない方は、いっそのこと、ニーダーをまっさきに買って、製パン、製麺を趣味にしてみてはいかがでしょうか?

それほどお金がかからず、身についた技術は一生モノ、そして、なによりおいしい。素晴らしい趣味だと思うのです

 

パン、うどん、ピザ生地、ナン、餅、チャパティ、餃子の皮……と、使い方は多岐にわたりますし、買ったことは後悔させません。

大正電機 LニーダーKN-1000

蒸かしたもち米をニーダーでこねれば、お餅だってつけます。お正月のお餅も我が家は自家製です。ニーダーでつくと手水を使わないので、粘りの強いしっかりしたおいしいお餅になります。

ニーダーはなかなか場所をとるのですが、コンパクトなタイプのものも販売されています。コンパクトといっても、パン生地だったら一度に2斤までこねられ、羽を替えることで生クリームのホイップもできます。こちらもなかなかよさそうです。

【スライスする】食パンの断面がきれいで楽しい業務用スライサー

冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサー

【冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサー】

  • 価格:100,000円程度
  • 特徴:業務用の食パンを切る機械。切った断面がとにかくきれい。

「食パン スライサー」を詳しく見る

冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサーです。食パンを切るだけの道具です。

まずハンドルを回して、パンを切りたい厚みになるように調整します。スイッチをONにするとカッターが回転します。そこで台に乗せたパンを奥に押し込む、手前に引くの繰り返しでスライスしていきます。

冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサーでパンをスライスしていく

先ほども紹介したとおり、我が家ではニーダーを使ってこねた生地で週1~2回は2斤の角型食パンを焼いています。食パンを切る作業が必要になるのですが、パン切包丁を使っても、なかなか売り物のようにはきれいに切れません。

冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサーで切った食パンは断面がきれい

そこで、お店でも使われている業務用のパン専用スライサーです。大きい、重い、油断すると手を切りそう、とやはり一般家庭にはオーバースペック気味ではありますが、とにかく気持ちよく切れます

冨士島工機SOFT-98一枚切りスライサーでスライスした食パン

切っているだけでテンションが上がりますし、何より楽しい! 確かに無ければ無いで問題ないんですが、断面にまでこだわってこその趣味ではないでしょうか。パンを焼かない人には全く不要の代物ですが、焼く人には是非そろえていただきたいです。

 

実はこちら買ったものでなく、知り合いを通じて閉店されるパン屋さんから譲っていただいたものです。パン屋さんで使っていた業務用そのものなので、素晴らしい切れ味です。

使ってみて初めてわかる楽しさと仕上がりの美しさです。

ここで紹介したものは10万円を超える業務用ですが、1万円程度の家庭用のミートスライサーで、食パンも切れるようです。こちらを使うのもいいかもしれません。

【製麺する】業務用パスタマシンは抜群の製麺効率! そして自家製麺はとにかくうまい

ImperiaパスタマシンR-220

【ImperiaパスタマシンR-220】

  • 価格:100,000円程度
  • 特徴:業務用のパスタマシン。一度にたくさんの麺を作ることができる。頑丈で固めの生地でも製麺することができる

「Imperiaパスタマシン R-220」を詳しく見る

業務用のパスタマシンです。パスタの生地をつくり、このマシンに入れると麺になって出てきます。家庭用のパスタマシンと基本的な機能的には同じなのですが、性能が違います。

ImperiaパスタマシンR-220

ローラーで生地を薄くのばし、任意の厚みに伸ばしたら切刃をセット。

ImperiaパスタマシンR-220

切刃にシート状のパスタ生地を通せば生パスタの出来上がりです。ニーダーと組み合わせると本当に楽で、慣れるとご飯を炊くより早く麺が作れます

 

手打ちのパスタをはじめ自家製麺はとにかくおいしいです。製麺は鋳物の製麺機も複数所持しているのですが、製麺機、小麦粉の銘柄などこだわりだしたら沼です。お料理が好きな人には意外とハードルは低いと思いますので、製麺にも手を出してみてはいかがでしょうか?


家庭用のパスタマシンと違うところは、まずは大きさです。基本構造は家庭用のパスタマシンと同じながらローラー幅が22cmあります。

家庭用パスタマシンが15cmですので約1.5倍です。つまり、家庭用と同じハンドルの回転数でも1.5倍多く製麺できるのです。

家庭用製麺機も持っています

パスタマシンではないですが、家庭用製麺機である小野式製麺機のローラーは8cmです。これとくらべると業務用パスタマシンのローラーは3倍近くあり、製麺効率は抜群です。まさにプロ御用達。

 

また、家庭用パスタマシンでの製麺をこなしている方は、一度くらい固めの生地を通してパスタマシンを壊してしまったことがあるのではないでしょうか。こちらは業務用で、固い生地を通しても安心の堅牢さ

 

なによりフォルムが無骨でかっこいいので、気分もあがります。10キロを超える重量で取り回しに難があるのは否めませんが、業務用を使う以上その点は締めて目をつぶります。

 

小野式製麺機や田中式製麺機などの鋳物の製麺機は複数所有しているのですが、パスタマシンは家庭用しか使ったことがありませんでした。

業務用では電動で50万円を超えるような金額の押し出し式パスタマシンなどもあるのですが、さすがに手が出せません。

業務用でありながら、中古であればならギリギリ手が出せる金額、かつ使っている人が周りにおらず使ってみたかったこともあり思い切って購入してしまいました。

 

正直なところ、製麺を趣味にする人たちであっても、業務用のものが必要かというと微妙なところかもしれません。しかし、やはり大量に効率的に製麺できます。また、作れる麺はパスタに限りません。中華麺やうどんも作ることができます。麺を打つ頻度が異様に多い我が家では、買って良かったと思える調理器具です。

専用調理具の「沼」にハマってみませんか?

あまり皆さんのご家庭には置いていない調理器具が多かったと思いますが、いかがだったでしょうか?

 

私が専用調理具にハマったのは、20年前に一人暮らしを始めて、自炊をするようになったときだと思います。パスタや麺を打ってみたくなり、パスタマシンを購入。冷蔵庫は単身ながら500Lくらいのファミリー向けの冷蔵庫にしてみたりしていました。

以降、定番のタコ焼き機やホットサンドメーカーなどはもちろん、ソフトクリームメーカー、うどん生地をハンドルの上下で一定の幅で切る麺切りカッターなど、あまり持っている人がいなさそうな調理器具をコレクションしています。

 

また、家庭用製麺機を買ったことがきっかけで、製麺ライターの玉置さんと一緒に製麺会(各自製麺して食べる会)をしたり、『趣味の製麺』という同人誌を作ったりもしています。

製麺マニアこと玉置標本さんの記事

今回紹介した中には、高いなあという調理器具もありますが、たくさん使えば一回当たりの金額はどんどん下がっていきますし、丈夫で長持ちする業務用だと、結果として安いということもあるかもしれません。

 

調理機材の中でも特にニーダーとパスタマシンをたくさん使うと、割安に売られている業務用の材料を消費することができます。

うちで使っている特ナンバーワンという小麦粉です。25キロあります。中華麺用なのですが、パンを焼いてもおいしいです。

 

ここまで、いろいろ良いことを書きましたが、実はちょっと困っていることもあります。集めてきた調理器具にはサイズが大きい物が多いので、当然キッチンには入りきりません。

うちは4人家族で3DKの間取りなのですが、1部屋がまるまる調理器具と食材と釣り具の収納部屋になっています。今のところ許されていますが、いずれ子供部屋が必要になった時にはどうしようかと真剣に悩んでいます……。

 

とはいえ、なにより専用調理器具は使っていて楽しいですし、家族も喜んで食べてくれるので作り甲斐もあるものです。

 

料理好きはもちろん、苦手な方も専用調理器具を使って楽しく料理をしてみてはいかがでしょうか?

著者:マダラさん

1978年生まれ。会社員。Twitterで知り合ったライターの玉置豊さんが作る同人誌『趣味の製麺』の製作に携わる。第1回、2回10分ラーメン選手権や第9回、10回さるハゲカレー大会で優勝する。趣味は釣りと製麺と料理全般。
Twitter:@madaraudon
Instagram:@madaraudon

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今回紹介した商品

「クイジナート電気フライヤー CDF-100JBS」を詳しく見る
「ピザメーカー」を詳しく見る
「フードシールド JP290」を詳しく見る
「ナイロンポリ Lタイプ NO.9B 真空袋」を詳しく見る
「電動ミンサー」を詳しく見る
「大正電機 Lニーダー KN-1000」を詳しく見る
「食パン スライサー」を詳しく見る
「ミナト 家庭用ミートスライサー 」を詳しく見る
「Imperia パスタマシン R-220」を詳しく見る
「特ナンバーワン 小麦粉」を詳しく見る