ソレドコのキャラクター「ヌッシー」をレゴブロックで作ってみました
はじめまして、レゴブロックビルダーの二階堂と申します。
皆さんも一度は見たことのあるレゴブロックだけを使用して、シーラカンスやティラノサウルス、オウムガイやカニといった実在する(した)生物をモチーフに、作品を作っています。
作品は全てレゴ社純正のパーツのみで制作し、もちろんレゴブロックの切断や接着はしていません。
私の場合、ただ立体物を作るのではなく、本物同様に動いたり、変形したりといった機械のようなアレンジを加え、オリジナルの「機械生物」として発表しています。
そしてこれらは、実は専用のパーツを使っているのではなく、既存のパーツを流用して作っているんです。例えば、オウムガイの足は象の牙に使われているパーツ、ヤドカリのツノは車などのアンテナのパーツで作っています。
今では余暇と予算のほとんどをレゴブロックに費やす私ですが、ここまでのめり込んだのは実はつい最近のこと。大人になって遊び始めて約5年で、専門誌の表紙を飾ったり、コンテストで入賞したり、海外にあるレゴの美術館に作品が飾られたりするまでになりました。
レゴブロックは子供向けのイメージがありますが、大人になってから遊ぶのもめちゃくちゃ楽しいです。先ほども書いたように、私が作っているレゴも特別なものは使っていません。
「子供の頃、よくレゴブロックで遊んだな〜」という大人のあなたも、ぜひこの機会に、再びレゴにハマってみませんか?
この記事では
- 私がレゴブロックをどのように楽しんでいるか
- 大人向けに進化しているレゴブロックの魅力
をお話するとともに
- 私がレゴブロックにハマってからこれまでの遍歴
を紹介したいと思います。
この記事を読み終わったとき、皆さんにも「もう大人だけど、レゴブロックで遊ぶのもいいかも」と思っていただけたら幸いです。
- 私自身のレゴの楽しみ方
- 既存のパーツを使って“別のもの”を生み出すのが面白い
- そのまま作らず“設定”を加えるのが面白い
- 目的もなく作り始め、謎の立体物を生み出すのが面白い
- 他のビルダーと交流し、深い知識に触れるのが面白い
- 最近のレゴは「大人向け」に進化している
- 重機や名車をレゴで再現
- 「グランドピアノ」などの進化系レゴ
- 思わず飾りたくなる「盆栽」や「フラワーブーケ」
- プログラミングを組んで動くレゴのロボット
1つのパーツをいろいろなものに“変換”させる。私のレゴの楽しみ方
私がレゴブロックに初めて触れたのは、幼稚園児の頃。祖父に買ってもらったLEGO 6374「別荘」が最初でした。赤い屋根の家や、フィグ(人形のレゴブロック)が2体付属しているセットです。
ブロックをくっつけるだけでカラフルで立体的な世界が生まれ、そして自由に作り変えられることに衝撃を受けました。子供ながらに世界を生み出すことができる「万能感」を感じ、創造主になったかのような気持ちを今でも鮮明に覚えています。
街や城、飛行機、ロケットなどを作っては「ブーン、ドドドド」と壊すといった、大変かわいらしい遊びを繰り返していました。子供の頃に、こんな経験をしたという人もいるのではないでしょうか?
大人になって再びレゴブロックに触れてからあらためて実感したのですが、バーチャルではなく自分の手で立体物を創造するという楽しさは、一度やるとやみつきになります。
そして、レゴブロックには失敗も時間制限もありません。自分のペースでゆっくり作り、間違っても組み直せば良いだけです。
慣れてきたら、製品にちょっと手を加え、世界に一つだけの作品にできる。そんな懐の深さがレゴブロックの大きな魅力の一つです。
さて、ここからは、大人になって再びレゴブロックに触れた私自身がどのようにレゴブロックを楽しんでいるかをお話したいと思います。
- 【1】既存のパーツを使って“別のもの”を生み出すのが面白い
- 【2】そのまま作らず“設定”を加えるのが面白い
- 【3】目的もなく作り始め、謎の立体物を生み出すのが面白い
- 【4】他のビルダーと交流し、深い知識に触れるのが面白い
【1】既存のパーツを使って“別のもの”を生み出すのが面白い
まずは、私の作品づくりのベースになっている遊び方から紹介します。
冒頭でも少し説明したように、私はよく既存のレゴブロックのパーツを、別のものに見立てながら作品づくりをしています。
レゴブロックは細部まで加工できないがゆえに、「生物のこの部分を、レゴブロックでどう作ればいいのか」「このパーツは、生物のこの部分に使えるんじゃないか?」と、想像力を掻き立たせてくれるのです。
いわゆる「だまし絵」のように既成概念にとらわれない遊びを楽しめるのが、レゴブロックの面白いところだと思っています。
例えば、このダチョウ。それぞれ、何のパーツで作っているか分かるでしょうか。
よく見てみると……目は「車のハンドル」、クチバシは「ブロック外し」、首は「ヤシの木」、太ももは「タイヤ」、羽毛類は「植物」で作っています。
こちらは、ダチョウを作ったパーツたち。パーツの使い方に制限がないというのは、レゴブロックの醍醐味(だいごみ)の一つです。
「レゴ ハンドル」を詳しく見る
「レゴ ブロック外し」を詳しく見る
「レゴ ヤシの木」を詳しく見る
「レゴ タイヤ」を詳しく見る
「レゴ 植物」を詳しく見る
こちらは蛾(が)。羽は「ヨットの帆」パーツで作っています。
これは「気球」のパーツです。こちらはバラバラにすることもできる便利なパーツなので、別のものにも活用できるのです。その例がこちら。
こんなふうに「タコ」の頭にそのまま使うのもオモシロイ。また違った見方をすれば……。
「お相撲さん」のお腹、かわいい「ウサギ」の背中に見立ててもおもしろいですよね。他にも「ウツボカズラ」とか(今度作ってみようっと)。
このように既存のパーツを使って“別のもの”を生み出す遊びがとても楽しいです。
何かに見立てては作品を作り、ということを繰り返していると当然パーツの消耗も激しくなります。パーツはレゴ公式の施設ではバラ売りしていることもありますが、基本的に箱売りされているセットからしか入手できません。そのため、セットを買っていくだけではだんだん間に合わなくなります。
そうなると……
- パーツ単体を輸入するようになる
- クローゼット内にパーツ倉庫棚をこっそり設置する
- ゆったり収納できるようになったかと思いきや、引き出しにパーツが埋まっていないとソワソワするという謎の不安感
- さらにパーツを輸入
- またたく間にパーツで壁面が埋まる
という事態に。こんなはずでは……。
こんな経緯で、我が家にはよく使うものだけでもざっと数えて約400種類のパーツがあります。これらを駆使すれば再現できないものなんてない! たぶん……。
ペンギン
困ったことに、引き出しがパーツで満タンになると、今度は「あわわわ、何とか消化しなければ!!」と何故か焦ってしまい、作品の表現密度はどんどん高くなります
サイズが大きな作品にも挑戦するようになり、ついには1/1サイズのロボットの腕とSF拳銃を作ってしまいました。ちゃんと持てるし、引き金なども動きます。ブンブン振り回しても壊れない頑丈さがこだわりです(笑)
レゴのパーツだけを何かに見立てていくことで、こんなものまで作れちゃうんです。このペースでパーツが増え続ければ、等身大のロボットが完成する日もそう遠くなさそうです。
【2】そのまま作らず“設定”を加えるのが面白い
また、作品をそのまま作って満足するのではなく、自分なりの設定を加えて作り上げるのもおもしろいですよ。
この作品のモチーフは「バクテリオファージ」。生物の教科書で見たことがある方もいらっしゃるかと思います。
ちなみに、バクテリオファージはこういうもの
電子顕微鏡でしか見えないウイルスで、要は「極小」のモチーフとして制作しています。
この作品はこれで完成ではなく、このように変形して宇宙船になることができます。「極小」のモチーフから「巨大」なモチーフへの変形です。バクテリオファージの月面着陸船のようなフォルムからヒントを得て制作したわけですが、こういった脳内設定の遊びも楽しいです。
とにかく制限の多い世の中だからこそ、空想の世界は自由に過ごしたいものですよね。
【3】目的もなく作り始め、謎の立体物を生み出すのが面白い
レゴブロックは、頭の中で考えたものを最速で立体化できるツールの一つだと思います。
こちらは、電話中にメモ帳で謎の落書きをするような感覚で組み立てた、立体落書きみたいな作品。崩壊なのか再生なのか、あるいは?……それは見る方に委ねます。
このように目的もなくブロックを触っているだけで謎の立体物を生み出せるのも、レゴブロックの醍醐味です。
他人へのウケなど気にしない、心地の良い立体物の構築。私にとって、これはストレス発散にもつながります。
【4】他のビルダーと交流し、深い知識に触れるのが面白い
後述しますが、レゴには車や宇宙船、モーターやプログラム等を使用するロボットなど、さまざまなジャンルがそろっています。当たり前ですが、それらはレゴブロックという共通素材で作られています。
そのため、ジャンルは幅広くても、その垣根を超えてビルダー(レゴで制作している人たち)同士で交流をすることができます。ビルダーたちはもともと何かのマニアだったという人が多く、その後レゴブロックを好きになってレゴブロックでそれを作るというケースも多いため、作るモチーフに対する知識と熱量もスゴイです。
なので、交流する際は、ビルダーたちがもともとハマっていた沼の片鱗に触れることができます。大人になって新ジャンルの友だちを増やすのは結構難しいですが、レゴブロックは良いキッカケになります。
また、レゴブロックは言語に依存しないので、世界中のコミュニティーとも作品を通じて交流できます。
「レゴブロックに触りたい……」と思った大人のあなたへ。最近のレゴは「大人向け」に進化している
私のレゴの楽しみ方を語ってきたところで、子供のころにレゴブロックで遊んだことがある方の中には「レゴブロック、ひさしぶりに触りたいかも……」と思い始めた方もいるのではないでしょうか。
私のレゴの遊び方は少し特殊なので、最近販売されているスタンダードかつ興味深いレゴシリーズを紹介し、みなさんをレゴの沼へとお誘いしていきましょう。
子供向けのイメージが強いレゴブロックですが、最近は「大人向け」の製品も出ています。つまり、大人でも遊べるシリーズがあるんです。その中の一部を紹介しましょう。
重機や名車をレゴで再現した「テクニック」シリーズ
まずは本物の重機や名車を再現した「テクニック」シリーズ。
見た目のクオリティーが高いだけでなく、実際に動くモデルも多く、「重機のホイールローダーはこうやって動くのか~」と制作中にギミックを理解するのも楽しみの一つです。すでに車のことを知っている人なら常識かもしれませんが、知らないことを知るということは大人になっても楽しいものです。
「グランドピアノ」「アート」「ゲーム機」などの進化系レゴ
最近では、スマホアプリと連動させると実際に弾ける「グランドピアノ」なんかも発売され、ド肝を抜かれました。
また、ビートルズやマリリンモンローをモチーフにしたモザイク画を楽しむ「アート」シリーズや、海外版ファミコン・NESをテーマにした「LEGO NES」など、普通に組み立てるだけではない、進化系のラインアップも増えています。
思わず飾りたくなる「盆栽」や「フラワーブーケ」
「盆栽」や「フラワーブーケ」といったおしゃれな変わり種も登場しています。
盆栽には桜の花がついてくるのですが、よーく見ると実はピンクの「カエル」のフィギュアでできていたり、フラワーブーケの葉っぱは「恐竜のプテラノドンの翼」パーツだったりと、あのパーツはこういうふうに使えるのか! という気づきがあって、マニアが見ても面白いです。
プログラミングを組んでロボットを動かす「マインドストーム」シリーズ
さらには、自分でプログラムを組んでロボットを動かす「マインドストーム」シリーズも。
子供のプログラミング学習向けとして発売されましたが、凝れば凝るほど楽しめるので、もちろん大人でも遊べます。
大人になるにつれて趣味趣向はどんどん細分化されていきますが、そんな大人の関心ごとを片っ端からカバーするほど幅広い種類の製品ラインアップを用意しているのがレゴの特徴でもあります。だからこそ、レゴは大人も楽しめるんです。
もちろん、定番の「スター・ウォーズ」や「マーベル」シリーズ、「ディズニー」の映画のシーンや小道具を再現した大人向けの大型商品も多数発売されています。ちゃぶ台より大きいスターウォーズのミレニアム・ファルコンといった、レゴ社からの挑戦みたいな巨大商品もあるので、ぜひ立ち向かってみましょう。
子供のころは高額で手の出なかった普通サイズの宇宙船を大人買いし、自分だけの宇宙艦隊をつくるといった夢を実現するのも楽しいですよ。
大人になってからレゴに触れて、世界的レゴビルダーになるまでの5年間を振り返る
大人も楽しめるレゴを紹介した後は、そもそも私自身が大人になってからどのようにレゴ沼を進んできたのかを、皆さまにも少し追体験していただければと思います。
20数年振りにレゴブロックに触れ、創造主だった頃を思い出す
前述の通り、私が最初にレゴに触れたのは幼稚園児の頃でした。それ以来レゴで度々遊んでいましたが、小学校の卒業時に他県へ引っ越すことになったので、レゴブロックは母の実家へ預けることに。
それから20数年間、一切レゴブロックとは関わりのない生活を送り、その存在もすっかり忘れてしまいました。
社会人になってからは、プラモデル制作を趣味にしていました。しかし、結婚して子供が産まれた後、子供が喘息気味だったので、プラモデル制作で使うヤスリの粉塵やエアブラシでの塗装はあまり良くないかなと思い、プラモデルの世界から除々に遠のいていきました。
でも何か作りたいなぁ……と思っていたところ、知人から子供へのプレゼントで、レゴブロックの基本セットいただきました。
ああ、そういえば自分はレゴブロック大好きだったなと、久々に触ると、その手軽な「万能感」が蘇ってきました。
なんだこれ、メチャクチャ一瞬で立体が作れるじゃないか! そうだ、私はかつて創造主だった。
Twitterで作品が評価され、海外向けにも作品を発表するように
そして最新のカタログを見ると、当時自分が遊んでいた頃とはまた違う、カラフルで多彩なラインアップに衝撃を受けます。もう気持ちは完全にクリスマスプレゼントを品定めする小学生に戻っていました。
すでに値段なんか見ていません。それが今から5年前、2016年の出来事です。
それからは「子供の情操教育のため」とか「一緒に遊べる」とか「みてみて、あの子、あんなに楽しそう!」とか「レゴブロックは再利用すれば一生モノ」「月割で考えたらタダみたいな値段だよねー」とか「クリスマスツリー? レゴブロックで作っとくよー、オシャレだねー」とか何とか妻に言い訳をしながら、日夜狂ったように買い集め、現在に至ります。
会社に行ってもポケットやカバンからレゴブロックやパーツがポロリとでてくることなんて、日常茶飯事です。
レゴにハマって1年目にTwitterで公開したトリケラトプス
レゴにハマり始めて1年目のころは、トリケラトプスのような生物をはじめ、主にオリジナルの人型ロボットを作っていました。そして、軽い気持ちでTwitterに作った作品を公開したら、思いの外、多くのリツイートや「いいね」をいただきました。
私は褒められると伸びるタイプ。毎週どんどん作品を作り続けてはTwitterに掲載し、さらに製品を買いまくることになりました。最初の頃、作品に「いいね」をくれた方々、本当にありがとうございます、この後めちゃくちゃ散財しました。
さらに調子に乗った私は、「せっかくだから、海外向けにも作品を公開してみよう」という思考に至ります。
でも、私はあまり英語が得意ではなく、作品の解説文なども用意できません。言語や世代に関係なく、世界中の方に作品を楽しんでもらえるには? と小細工を考えます。
海外向けに制作したトノサマバッタ
そこで、大半の人が知っている「現実の生物」をモチーフとして採用。さらに機械的なアレンジを施すことで、空想の世界を自由に楽しんでもらうコンセプトにしようと考えました。
そのため、作品の多くで、世界観や設定などの説明はしていないです。空想は最高のスパイスですからね。
ちなみに、白色で制作している理由は、作風を印象づけるため(「白の機械生物なら二階堂」と思ってもらえればしめたものです)と、石膏像のように光の陰影の変化が分かりやすいから。あとは機械部分と外装部分のメリハリがつけやすいという点もあります(パーツの入手と管理の単純化という現実的なメリットも非常に大きいです)。
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海外のコンテストで受賞し、作品が美術館に飾られる
それから手を変え品を変え機械生物を連作し続けると、海外の作品レビューサイトで何度も取り上げられるようになり、そのうち専門誌にも掲載されるようになりました。
地球の反対側に住む方に褒められるとさらに「がんばっちゃおうかな?」などと調子に乗って、より複雑な組み方を試すようになっていきます。
2年目には海外レゴブロック専門誌の表紙に採用されたり、単独で巻頭特集を組んでもらったりして、どれも自信につながったのですが、やはり一番印象深いのは、2020年にレゴ公式のビルドコンテスト「YOUR BUILD IN THE WORLD-FAMOUS LEGO HOUSE!」で受賞したことです。
テーマは、私がレゴブロックで遊ぶときのモチーフにしていた「生物」でした。これはぜひ参加せねば! と「ムカデ」をモチーフにした作品を応募したのです。
ちなみに僕は本物のムカデはすごく苦手です。作品制作の際、資料を集めましたが、鳥肌が止まりませんでした。
自然界で規則正しく並んだ物(沢山の脚や菌類)はキモチワルく感じるのですが、工業製品(配線やパイプ)が規則正しく並んでいるとカッコよく感じる……これは、そんな自分勝手な気持ちを表した作品です。
現在、この作品はデンマークのレゴの美術館「LEGO HOUSE」に展示されています。
新たな目標「自分の作品の製品化」に向けて沼を進み続ける
こうして好きな作品を作り続けている私ですが、今後やりたいことが見つかりました。海外には「レゴアイデア」というレゴ社公式のコンテストがあり、これに勝利すると、なんと自分の作品が製品化されるのです。世界中のおもちゃ屋に自分の作品が並ぶなんて最高ですよね。
なので私の当面の目標は、レゴアイデアでの勝利と、自分の作品の製品化です。
……といったふうに、あっという間に一人の人生を変えるくらいにレゴブロックに魅力はあります。ブロックって単なる樹脂ですよ? なんでこんなにハマるかな、おっかしいなぁ。
レゴブロックは、既成概念にとらわれず好きに遊べるもの
まだレゴブロックという底なしの沼に足を突っ込んだ事のない方へ。足の小指だけでも入ってみませんか? 大丈夫、低年齢から遊べる玩具です、怖くありません。説明書には文字もありません。
さらに幼児向けのデュプロシリーズもあるよ。お子さん、あるいはお孫さんへのプレゼントにも最適です。
それに、レゴブロックはオリジナル作品を作らなくても十分楽しいです。昨今の新製品は非常に面白い設計になっているので、説明書通りに組むだけでもパズル的な面白さでオススメです。無理しなくていいんです。
オリジナル作品を作るにしても、たくさんパーツを持っていなくても十分楽しいのですよ。むしろ選択肢が少ないときの方が、頭をひねって、パーツを何かに見立てて遊ぶことができます。
これはたったの数パーツで作った「もやし」です。それっぽく見えるでしょ?
そして、僕は最近、ブロック同士をくっつけず、ただ平面に並べて絵を描くだけでも楽しいことに気が付きました。
写真は、そんな“並べただけシリーズ”の「鏡餅」と「歌舞伎」です。こういったものなら数分で完成します。既成概念なんか捨てて、好きに遊んじゃいましょう。
コロナ禍でいろいろ大変な時代だからこそ、自分の時間を作り、ストレスをコントロールしていくことが大切だと思います。
製品の箱を開け、説明書を開き、パーツの山から探して一つずつ組み立てる。そして、隙間なくピッタリとハマる樹脂のブロックとブロック。予定通りに物事が進むというのは、なんと心地よいことでしょう。組み立て中は一切、他の思考に邪魔されないとてもリラックスした時間を過ごせます。
ユーザーが増えて、レゴブロックがたくさん売れれば、きっと、より多くの新製品が発売されます。これには既存ユーザーも大喜びです。今すぐ買いましょう。底なし沼でお会いしましょう。
著者:二階堂 満
レゴブロックビルダー。接着・切断といった改造は施さず、レゴ社純正のパーツのみで作品を制作。作品の発表は主にネット上で行っています。ブログ:レゴ機械生物図鑑
Twitter:@uran120
Instagram:@mitsuru_nikaido/
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