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【カニの食べ方】身から殻まで120%おいしく食べる方法を解説

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この記事では「カニ」の食べ方を紹介します。

高級食材なのでなかなか自宅で食べるハードルは高いですが、通販やふるさと納税の返礼品なども増え、ご家族や友人と楽しむ方も増えているかもしれません。

せっかくの機会であれば、上手に余すところなく楽しみたい! しかし素人ではさばくのも、殻を上手にむくのも、けっこう難しいですよね。蒸したり、鍋にしたりして、最後は殻の出汁まで堪能できたら、大満足できるのに……。

そこで今回は、カニむき名人、だし愛好家などの詳しい方々から聞いた、カニを120%楽しむテクニックをご紹介します!

基本的なさばき方

今回はズワイガニが格段に食べやすくなるさばき方をご紹介します。手順に進む前に、まずは以下の道具を用意しましょう。

用意するもの

  • キッチンペーパー
  • 大きめのビニール袋
  • キッチンバサミ
  • ビニール手袋
  • (あれば)カニ専用フォーク

もし同封されている説明書があればそれに従うのが一番ですが、作業を開始するのは、完全に解凍が完了する少し前の、まだ固さと冷気が少し残っている状態で作業を開始するのがコツです。

さばき方の手順

一般家庭ではキッチンバサミを使うのが最も安全で簡単だと思います。カニの殻はとても固いものの、関節部分は比較的柔らかいため、脚の付け根部分をキッチンバサミで切断すると、胴体と足を分離することができます。

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このとき、胴体の内側中央にある「前掛け」と呼ばれる部分(赤い点線で囲んだところ)も剥がしておきましょう。

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先に脚を処理します。先ほどと同様に、比較的柔らかい関節部分をキッチンバサミで切断して、食べやすい大きさにします。

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側面の白っぽい部分が比較的柔らかいため、端からハサミで切り込みを入れていきます。関節ごとに切り離したあと、両側面に切り込みを入れると、脚の殻をきれいに取り外すことができます。

また、殻の尖った部分でケガをしないよう、軍手やビニール手袋を使うことをおすすめします。

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殻を外すとこのようになり、ここまで進めておくと格段に食べやすくなりますよ。

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胴体は、甲羅の内側に指を入れて引き剥がします。写真の赤い点線で囲んだひらひらした部分は、魚でいうエラ部分で「ガニ」と呼ばれており食べられませんので、キッチンバサミで切り離して捨てましょう。

残りの身が付いた部分は柔らかめなので、キッチンバサミで縦に切断した後、さらにスライスするように切るとよいと思います。この作業は包丁でもできますが、キッチンバサミの方が安全です。

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事前作業はちょっと大変ですが、ここまで捌けばあとはカニ専用フォークや箸で簡単に身を外すことができるので、カニのおいしさに集中できます!

記事では捌いたあとのおいしい食べ方レシピをたくさんご紹介していますので、そちらもぜひお試しくださいね。

👉 ズワイガニのおいしい食べ方・捌き方 味噌焼きなど10のレシピ - ソレドコ

むき方と食べ方

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自宅で丁寧にさばき切れないという方や、お店で出てきたときにも上手に食べたいという方にも朗報です。越前ガニで有名な福井県福井市にある民宿「白浜荘」の名物女将でありながらカニむき名人でもある、板倉美津子さんによるテクニックをご紹介します!

カニのむき方のコツ

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カニをむくときにはぜひこの画像を用意して、上手に楽しみましょう!

記事では上記の手順を実践する板倉さんの動画もありますので、ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。

👉 【簡単】カニをむく名人「むきむきみっちゃん」に、カニのむき方と食べ方を教えてもらった - ソレドコ

食べ終わったカニの殻まで「だし」で楽しむ

カニは身だけではなく殻もおだしとして楽しめるんです! お取り寄せしたカニを楽しみ尽くすためにも、ぜひ試してみてください。

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材料(1,500cc分)

  • カニの殻……約1kg分
  • 水……1500cc
  • 昆布……1枚 10cm×10cm(10g程度)

※分量はあくまでも目安。水に関しては毛ガニやズワイガニなど、カニの大きさによっても分量が変わるため、「カニの殻がかぶるくらいの水」を入れてください

作り方

  1. 食べ終わったあとのカニ殻を、トースターか魚焼きグリルで軽く焼く
  2. 殻に焼き色がついたら、キッチンバサミで適当に切る。特に肩肉(カニの脚の付け根)は、切ったほうが断面からよくだしが出る
  3. 殻を鍋に入れたら、ひたひたになるくらいの水と昆布を入れ、点火。そのまま30分ほどコトコトと煮込めばできあがり

殻をそのまま煮るだけでもだしは出ますが、焼いたほうが香ばしさが加わり、断然おいしくなります。焼いていると、まるで浜で食べる焼きガニを彷彿とさせる、めちゃくちゃ香ばしいカニの香りに包まれます。

そしてもう一つのポイントが、昆布を一緒に入れて煮込むこと。昆布のうま味も加わって、カニ単体のだしよりもグッとおいしくなります。

熱々をそのまま飲んでもおいしい極上のカニスープは、雑炊や味噌汁に使ってももちろん美味。記事では、だしを使った3つのアレンジレシピもご紹介しています。

👉そのカニ殻、捨てるなんてもったいない! だし愛好家流、簡単・濃厚カニだしのとり方とレシピ - ソレドコ

これらのテクニックを身につけて、ぜひこれまで以上にカニを存分にお楽しみくださいね!

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執筆・ソレドコ編集部