こんにちは。「破壊屋ブログ」という2000年から続く映画サイトの管理人です。古くからやっている割には「オススメの映画」的な記事を書いたことがありませんでした。
そこで今回は私が思う面白ポイントを交えながらオススメの映画を紹介します。この週末は映画を観ませんか?
カップルで観てはいけない『ゴーン・ガール』はカップルで観よう
決してふたりでは観ないでください
容赦なく描かれるダメ男の特徴
ある日突然妻が失踪する事件を描く本作品。その中で特に容赦なく描かれるのが、主人公をはじめとする「ダメな男」の特徴です。
このように劇中では「ダメな男の特徴」がたくさん登場しますが、上記に挙げたのはその中でも私と一致している特徴です。
『ゴーン・ガール』と真逆の日本映画
ちょっとここで『ゴーン・ガール』と逆のベクトルを向いた邦画を実例として挙げます。去年公開された話題作『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』の設定は、ヒロインが道端で拾ったホームレスと恋に落ちるという設定です。
このホームレス(EXILE/三代目J Soul Brothers・岩田剛典)の特徴は
- イケメン
- 働いたお金でプレゼントをくれる
- 毎日手紙を書いてくれる
- 料理と家事が上手で三食すべて作ってくれる
- 実は別の仕事で成功している
……。
大切な女性とゴーン・ガール!
さて、
私は『ゴーン・ガール』をグループ鑑賞したのですが、鑑賞後は女性陣から「男から観るとどう感じるの?」といろいろ質問されました。その他にも『ゴーン・ガール』を観たことがある女性とは、質問攻めされる形で話が弾みます。
家族で気楽に楽しむ『モンスターVSエイリアン』
胸熱映画を観よう!
「胸が熱くなる」を意味するネットスラング、胸熱。「ハラハラする」「泣ける」「楽しい」もいい感情ですが、映画を観ていて最高に気持のいい感情は‟胸熱”ですよ。
熱い見どころ
製作途中は「環境問題を取り上げる」という意図があったらしいのですが「やっぱりやめた」そうです。おかげで安心してモンスターたちの暴れっぷりを楽しむことができます。怪獣のビジュアルやヒロインのポーズにゴジラやウルトラマンの影響があるのも嬉しいポイント。
変な大統領
唯一の成功例!? 美少女ロボットアニメの実写化『ロボコン』
唯一の成功例?
『トップをねらえ!』や『サクラ大戦』のように美少女がロボットを操縦する作品にハズレはありません。でも実写で美少女がロボットを操縦していたら失敗すると思いませんか? ところが成功例があるのです! それが高等専門学校の落ちこぼれ学生たちがロボットで戦う『ロボコン』です。
公開当時も今もマイナーな映画と言われることが多いですが、出演者は豪華です。4人の落ちこぼれ学生を演じるのは長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史。落ちこぼれどころか全員この映画の出演後に大ブレイクします。
さて「ロボコン」とは実在の大会「アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト」です。そして劇中でロボットを操縦するのは当時15歳だった長澤まさみ。
迫力のロボットバトル
日本映画のクライマックスはスローモーションを多用したりBGMが過剰に流れたりしますが、『ロボコン』はそんなこと一切しません。
部活映画は日本映画の得意ジャンル
ちなみに『ロボコン』のような部活映画は日本映画の得意ジャンルで、毎年1、2本必ず作られています。有名なのは『シコふんじゃった。』と『ウォーターボーイズ』でしょうか。書道部の『書道ガールズ!! わたしたちの甲子園』や阿波踊りの『阿波DANCE』などニッチな題材もあります。
一粒で二度おいしいネタバレ映画3本
1本目 『シックス・センス』未見の人は注意『50回目のファーストキス』
『50回目のファーストキス』は交通事故で記憶が一日しか持たない女性を描いた物語です。毎日毎日『シックス・センス』を観ていて、そのたびに『シックス・センス』のオチを家族に解説するという爆笑シーンがあります。
『50回目のファーストキス』は私の映画人生で一番好きな恋愛映画なので、是非みなさんに観てもらいたいのですが『シックス・センス』を未見の人にはオススメできません。
ちなみに楽天市場では『50回目のファーストキス』と『もしも昨日が選べたら』の2本パックがありましたが、両方とも『ゴーン・ガール』でダメ男の特徴の1つとして出てきたアダム・サンドラー主演の映画です。
2本目 ネタバレを観客に話す『デッドプール』
続いては2016年の傑作アメコミ映画『デッドプール』です。主人公デッドプールの特殊能力はなんと「観客に話しかけることができる」です。劇中捕まったデッドプールは映画『127時間』のラストシーンと同じ方法で逃げようとします。
3本目 エンドクレジットでネタバレ『ホット・ショット2』
『ホット・ショット2』は、エンドクレジットの中で他の映画のネタバレを書くというとんでもないコトをやらかしています。
律儀にエンドクレジットを読んでいると、『クライング・ゲーム』のオチを書いた文章が出てきます。TwitterやFacebookでうっかりネタバレを目に入れてしまうのと同質の事故ですが、相手は個人じゃなくて映画なので文句の付けようがありません。
オススメ映画は? と聞かれたら答える2本
1本目 どんなジャンルにも対応『ミッション: 8ミニッツ』
延々と続く8分間
『君の名は。』が好きな人にオススメ
2016年どころか邦画興行史に残るほどの大ヒットとなった『君の名は。』ですが、これと同じような要素を持つ映画はいくつかあります。それらを『君の名は。』が気に入った人にオススメしたいのですが、だからといって「○○がオススメ!」と言ってしまいますと、『君の名は。』のネタバレになってしまうのが難しいです。
2本目 鉄板で面白い映画『ギャラクシー・クエスト』
もう1本オススメの映画を紹介します。私は2000年から続く映画サイトの管理人ですが、ゼロ年代のころは毎月のように「オススメの映画を教えてください」というメールを受け取っていました。これは難しい質問です。
真・宇宙戦争?
イギリスの名優アラン・リックマンがこんな役で登場
オタク賛歌
映画のオープニングの舞台はコミコン(アメリカのコミケ)で、劇中に登場するオタクやコスプレイヤーたちは一般人からバカにされています。ところが映画の後半はオタクの夢が叶う瞬間を連発。
『ギャラクシー・クエスト』が公開されたのは1999年で、日本において『電車男』の登場でオタクへの印象が変化していく前の映画です。だからオタク賛歌の『ギャラクシー・クエスト』は新鮮でした。映画オタクにとってはあまりにも嬉しすぎる作品だったので、劇中に出て来るキメ台詞
(あきらめるな、降伏するな)
最後に
以上が私のオススメ映画です。ちなみに2016年は「オススメの映画は?」と聞かれるたびに「『君の名は。』と『シン・ゴジラ』だよ」という回答ばかりしていました。もちろんこの2作もいいですが、ここで思いっきり自分が好きな映画をご紹介できて楽しかったです!