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一斗缶入り「殻付き生牡蠣」を食べよう

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こんにちは。id:shoheiHと申します。

突然ですが私は牡蠣が好きなので、牡蠣を食べたときに備忘録としてブログ「牡蠣食えば」を書いています。今回は「殻付き牡蠣を買ってきて自宅で美味しく食べよう」という記事です。

それではよろしくお願いいたします。

一斗缶入り殻付き牡蠣(生食可)

さっそく一斗缶が届きました。

牡蠣を買うにあたり、せっかくなら生で食べたい、量もそれなりに食べたい、というニーズを満たすものがないか探したところ、「一斗缶入り殻付き牡蠣(生食可)」というものを見つけました。

なお注文してから最短3日程度で届けてくれるようですが、生で食べられるのは到着した日が限度だと思うので、生食したい場合は日程と体調を万全に整えましょう。

開けてみましょう。

おや? 袋に何か入っています。開けてみましょう。


軍手と工具が入っていました。


その下には、


はい。

思っていたより、縁ぎりぎりまで牡蠣が入っています。

ちなみに一斗缶とは「一斗」つまり「約18L」の容量が入る缶のことですが、いったい何個あるのでしょうか。缶から出してみたいと思います。


牡蠣が出てきました。遠目には1個に見えますがこれは50個です。


あまり変わっていないように見えますが、100個です。まだあります。


はい。全部で何個あるでしょうか。正解は154個でした。


他の角度からも見てみましょう。




まさに夢のような光景が広がっています。iPhone6はやっぱりデカい。

重さはどれくらいかと言うと、缶を除いて9kgほどありました。殻を外した可食部は1、2kgといったところでしょうか。


オイスターナイフ

さて、ここでツールの入場です。

まずはその日のうちのお楽しみ、生で食べましょう。人生は生牡蠣を食べるためにあると言っていい。


これは注意事項です。各自ご注意ください。

生牡蠣を食べよう

さっきのツールで殻を開けます。写真は素手ですが、ちゃんと軍手をした方がいいと思います。



<1>


うまい。


<2>


うまい。


<3>


うまい。


<4>


うまい。


<5>


うまい。


美味しい牡蠣には身がトロトロなクリーミーなタイプと、クリーム感は少なくて味が濃いタイプの2種類があります。この牡蠣はクリーム感が少なくて牡蠣の味がしっかりとするものの、磯の香りは穏やかで食べやすく、生がうまい。スイスイ進みます。


ここで牡蠣のご紹介です。

これは岡山県産の「曙牡蠣」です。量が多いから味は大したことないだろうということはなく、一粒一粒の味が濃く、とても美味しいです。

牡蠣と言えば広島県、それから宮城県の三陸、北海道の厚岸や、兵庫県の室津など有名な産地が沢山あります。実は岡山県における牡蠣の生産量は、広島県、宮城県に続いて全国3番目だそうです。勉強になりますね。

先ほどの牡蠣山は、大きめのビニール袋3つに分けてなんとか冷蔵庫に収納されました。

蒸し牡蠣を食べよう

次は加熱調理の定番、蒸し牡蠣をします。

なお各調理段階の前には、流水に晒しながら殻同士をこすりあわせるなどして、殻に付いた海藻やゴミなどを除去しています。手間はかかりますが満足度が地味に上がります。

鍋に牡蠣を並べて酒を回しかけ、蓋をして火にかけます。



牡蠣の口が開いたら取り出します。



これもうまい。加熱するとまた別のうまさがあります。身に弾力が生まれ、香りも変わります。蒸し牡蠣はよく火が通っているほうが美味しい。


しかし蒸し牡蠣の難点は一度に調理できる個数が限られていることにあるので、ここで時短します。鍋に牡蠣と水と酒を入れて茹でるという調理法で、簡単かつ大変美味しくできます





これも牡蠣の口が開いたらオーケーです。うまい。加熱されているという安心感も手伝って次々と牡蠣が進みます。日本酒に大変よくあう。

焼き牡蠣を食べよう

もちろん焼き牡蠣もいきましょう。


殻の焼ける香ばしい匂いが辺り一面に広がります。こんなことしていいんでしょうか。


焼けています。うまい。

焼き牡蠣は焼きすぎると乾燥してしまい、火が通っていないとイマイチなので難易度が高め。さらに焼くときに殻が弾けるので、自宅ではなかなか手を出しづらいものです。ただ、バーベーキューなど屋外に人が集まる会では大量にはけて美味しいので最高でしょう。


これは蟹です。

レンジでチンして食べよう

インターネットに「適当に皿に盛ってラップで密封してレンチンするとうまい」という情報があったので試してみます。


これは優勝しました。

蒸し牡蠣系の加熱料理の中で最も簡単かつうまいと思います。


うまい。


うまい。


生は生にしかないうまさがあるのですが、加熱調理は殻をむくのがめっちゃ楽というメリットがあり、牡蠣の個数が増えていくほどメリットが加速度的に増大します。

中でも電子レンジは手軽さ、速さ、後片付けの楽さ、そして味の点で素晴らしく、大量の牡蠣が手に入ったときはこれがベストかもしれません。

晩酌をしながら「あ、牡蠣食いたい」と思うや否や冷蔵庫から牡蠣を取り出しレンジでチンして食べるという、QOLの局所的急上昇が見られました。

一度に大量に提供する必要がある場合は「殻ごと鍋」が最強です。ただし少人数でその都度できたてを少しずつ食べるなら、電子レンジに敵うものはいない。

突然ですが、みなさんは1年間にどれくらい牡蠣を食べるのでしょうか。私は2016年、殻付きの生牡蠣を29個、焼き牡蠣を5個、蒸し牡蠣を6個食べました。さらにスーパーで売られているパック入りのむき身牡蠣を数パック食べているのですが、すでに今日だけでその数量を上回りそうな勢いです。

ですがまだ半分以上残っています。どうしましょう。

そういえばこれがありました。


一斗缶です。次はこれを使いたいと思います。


まず側面の適当な位置にドリルで穴をあけます。


反対側にもあけましょう。また、4つの側面の底に近い部分にも穴をあけます。


こんな感じになりました。

底から130mmの位置に穴が2つ、底から250mmの位置に穴が2つ。反対側の側面にも同様に穴をあけています。また、底の近くに穴を3つずつあけています。


次に上の4つの穴にボルトを通します。こういうのを使いました。


ボルトの太さはM4(直径4mm)なので、穴の大きさは4mmか4.1mmで良いと思います。私は4.1mmのドリルを使いました。


通したボルトに網を乗せます。



そうです。

これはいわゆるスモーカー、つまり燻製をする物です。

ちなみに網は、一斗缶の内寸がだいたい235mmなので、220mm四方の大きさだとちょうどいいです。

燻製で食べよう

燻製の手順は「牡蠣を茹でる → 塩漬け(3時間) → 水洗い → 乾燥(2〜3時間) → 燻煙 → 保存」となります。


まず牡蠣を茹でましょう。

牡蠣は本来ならば生のまま身をむいてから茹でた方がいいのですが、時短します。


殻ごと鍋で茹でて殻をむいた後、軽く水洗いして、再度茹でています。



はい。


はい。


この茹で汁はもったいないので何かに使いましょう。


次に塩漬けをします。塩漬けの方法は塩を直接振りかける「振り塩」と塩水を使う「立て塩」がありますが、今回は立て塩を使います。

鍋に水500ml・塩40g・砂糖40gを溶かし、ローリエ2〜3枚・ブラックペッパー適量とともに、一煮立ちさせてから冷ましておきます。


この液体と牡蠣をジップロックに入れて冷蔵庫で3時間ほど漬け込みます。


塩漬けの次は乾燥。ジップロックから牡蠣を出し、軽く水洗いしてから水気をよく切り、キッチンペーパーなどで拭いて並べます。



この状態で2〜3時間乾燥させます。冬なら乾燥用のネットで外に吊るすか、または冷蔵庫でも可。


今回は試しにコンベクションオーブンのファンを使って乾燥させてみました。


食材の乾燥が中途半端だと煙が付かなかったり酸味がキツくなったりするので、しっかり乾かします。


乾燥が終わったら次は燻(いぶ)します。

燻製には、ガス火などの熱源でチップを燃やす「熱燻(ねっくん)」と、スモークウッドと呼ばれる細かいおがくずを固めたようなものを使う「温燻(おんくん)」があります。今回は温燻を行います。


これはスモークウッドです。スモークウッドは一度火を付けると線香のように燃え尽きるまで煙を出し続けてくれる優れ物で、この長さで大体3時間くらい煙を出してくれます。


黒いのは「ピート」という謎の粉です。


一斗缶の底にスモークウッドを置いて、火を付けます。


煙が出てきたら、網を乗せて牡蠣を並べます。


さらに上の段にも牡蠣を並べました。余ったスペースでチーズも燻製します。

チーズはプロセスチーズなら何でもいいんですが、オススメは雪印メグミルクの「ファミリア チーズ」です。今回は買い忘れていたので「6Pチーズ」にしました。「ナチュラルチーズ」は熱に弱いのでドロドロになってします。


あとはスモークウッドの火が消えないように、空気が抜けるよう適度に隙間をあけて蓋をして、煙が出なくなるまで待ちます。


3時間経過しました。


様子です。


様子です。


チーズは冷蔵庫で一晩以上寝かせた方が絶対に美味しいのですぐに食べてはいけません。


牡蠣を味見してみましょう。


美味しいですが、やや酸味がきついです。

燻製したばかりの牡蠣は荒々しい煙の香りがしてこれはこれでいけるのですが、もう一工程入れます。


これを。


こうして。


こうなります。

こういうのを理科準備室で見たことがあります。
牡蠣の燻製オリーブオイル漬け



翌日。


これは一晩オリーブオイルに漬けたものです。まだ漬かり具合が浅い気がします。


これはさらに4時間後。


そしてこれは約20時間漬けたものです。かなり馴染んできてうまい。

オイルも煙の香りが香ばしく、パンなどにつけるとうまい。パック入りの牡蠣で簡単に作れるのでやりましょう。


牡蠣の燻製は、後日パスタソースになりました。ありがとうございました。

◆◆

このようにして、一斗缶入り殻付き牡蠣は、胃袋へと消えていったのでした。大量の牡蠣殻を残して……。

著者:shoheiH

shoheiH (id:shoheiH )

牡蠣を食べたら更新するブログ「牡蠣食えば」をやっている。好きなものはレモン果汁だけをかけた生牡蠣。怖いものはノロウイルス。幸いこれまで牡蠣に中ったことは無く、連勝記録更新中。

ブログ:#牡蠣食えば