こんにちは。tomekkoと申します。
7歳、3歳、0歳の男の子3人に日々育てられているアラフォー母さんです。子育ての様子をInstagramで紹介しています。
おっとり長男、もっちり次男、マイペースな三男に育てられています。
子育てって、小さな習慣の積み重ねで1日が成り立っていますよね。
朝起きてトイレやオムツ替えから始まり、洗顔、食事、歯磨き、着替えをして出掛ける準備。靴の履き方やそろえ方も同じことを毎日教え、お出掛けから帰ったら手洗いうがい、そしてまた食事……。
大人になったら誰もが当たり前にやることを、一つ一つ手取り足取り教え、トライ&エラーの繰り返し。
……なかなか疲れますよね。
しかもその全てがこちらの想定通りに順調には進まない……どころか、だいたい全力で拒否され、ひっくり返されるんですよ。こっちはあんたのためにと思って、良かれと思って、ぐぬぅ……‼︎
と、日々母たちは歯ぁ食いしばりながら頑張っているのではないでしょうか。そう、歯といえば! 生活習慣の一つ、「子供の歯磨き“イヤイヤ”問題」との闘いに困っているママパパは多いんじゃないでしょうか?
子供の歯磨き“イヤイヤ”問題と格闘する日々
我が家もその一員。三男はまだ歯が生えてきていませんが、小1の長男ですら歯磨きは未だに言われてしぶしぶやることが多いです。イヤイヤ期最盛期の次男にいたっては、声を掛けただけで「ィヤダ‼︎」と食い気味に断ってきます。2人そろうと気が大きくなるのか、1人が嫌と言い出すともう1人も同調するというループ……。
「虫バイキンさんがお口にいるよ〜! あっ見えた! いたいた! お母さんが歯ブラシでやっつけてあげるよ!」
なんて小芝居が通用したのもつかの間。2歳6ヵ月を過ぎる頃には知恵が付いてきて、どんな誘い文句にも小馬鹿にしたような笑みを浮かべて乗ってこなくなり、母の必死なハイテンションが恥ずかしいばかり。
さらに! 特にイヤイヤ期なところへ輪をかけて頑固な次男には、力づくという方法が通用しません。
体も大きく力が強いので、羽交い締めにしようにもすごい抵抗力でプロレス状態に。その上このムチムチの中身はどうなってんだ? とびっくりするほどの柔軟さを発揮してうまいことすり抜けられてしまいます。
仮にそのやり方でうまくいったとしても、親子ともに歯磨きという行為がより苦痛なものになってしまうだけ。次回はもっと嫌がられ、負のループに陥るのが見えています。
「歯磨きしないと歯医者さんで痛いことされちゃうよ〜!」
といった脅すような方法も、何度も使えない奥の手だし、やっぱりイヤなイメージばかりが付いてしまうからできれば避けたいんですよね。
そんなわけで、できるだけ機嫌よく歯磨きに応じてほしい。忙しい朝や夜のこの押し問答をどうにか短縮して楽にしたい……と模索していた時のことです。
歯磨きタイムを救ってくれた子供用歯磨き粉と、その使い方
子供の歯磨きには、子供用の歯磨き粉を使っているご家庭が多いと思います。わが家も、長男と次男ともにあの甘い匂いや味は好きで、自分で付けたがったり量にこだわったりと、唯一にして欠かせない誘導アイテムでした。
ただワタシ、こういう日用品はさほど新商品や幅広いアイテムをいろいろ試してみるタイプではないので、同じものをリピート買いしていたのです。
でも、もしかして……
目新しいフレーバーにすれば、喜んで使いたがるのではないか……?
と、何気なく子供用の歯磨き粉をいろいろと眺めていると、ライオンの「Check-Up kodomo(チェックアップ コドモ)」という3本セットの歯磨き粉を見付けたんですよね。
きっと「既にこの歯磨き粉を使っているよ!」という方もいらっしゃると思うのですが、この歯磨き粉を見た時に、どこかで聞いたイヤイヤ期対策の話を思い出したのです。
ふーむ、やってみるか。
ダメ元でも試しやすいアイテムなので、早速購入。ひとまず洗面台に並べて置いてみました。
パッケージがかわいいので並んでいても生活感が出過ぎずうれしいなぁ。
そして時は来ました。
夕食後、洗面台にスタンバイして……。
キタァーーーーーー‼︎ すごい勢いで走りこんできた2人!
「選べる」という自由はこんなにもモチベーションを上げるのか!
大人だって、やりたくないけどやらざるを得ないことには道具などで気分を上げたりしますもんね。その昔、ネイルサロンで爪を奇麗にしてもらうと、パソコン業務をする指先が視界に入るおかげでデスクワークが捗ったなぁ……なんてことを思い出しました。
おかげさまで、この作戦は大成功。毎日どのフレーバーにするかを楽しみに、滞りなく歯磨きに向かえるようになりました。
豪華3種盛りにしたりクイズ形式にしたり。「イヤ」を「楽しい」に変えるアイデア
長男は「自分で決めた順番で毎日違う味を楽しむルーティーン」を作っていて、次男は「その日の気分で選び取る」ことに喜びを感じる、というように兄弟で性格の違いが出るのも面白いです。
かくいうワタシ自身も、この「歯磨きをエンターテイメント化すること」に楽しみを感じるようになってきました。
当然毎日同じことをしていても飽きは来るわけです。「どれにする〜?」と投げかけても、遊びに夢中だったり眠かったりでやっぱり最初の頃ほどは食い付いてこなくなります。
そんな時、例えば普段好き嫌いをしてかたくなに食べない野菜を頑張って食べた日や、ひどいワガママを言わず兄弟仲良くできた日など、いつもより「ちょっと特別な日」には、豪華3種盛りを提案してみたり。
全然たいしたことじゃないのになんだか特別感があって大層ありがたがられます。
それ混ぜておいしいの……? と、自分がやっておきながら気になったものの、チーズ好きにとってのクアトロフォルマッジは口の中で混ざり合って最高なので、そういう感じなのかな。
そしてこんなクイズ形式もなかなか好評です。
フレーバーを選ぶのも渋っているときは、こっそり歯磨き粉を歯ブラシに乗せて
「これ何のあ〜じだ!?」
と、口に入れるんです。
次男はこのクイズが気に入って、
「クイジュしてぇ〜?」
とよくおねだりしてきますが、自信満々で答えるわりに大抵不正解なのも毎回面白いです。人の味覚って、特にこういうフレーバー系って、往々にして視覚に大部分が支配されてるんだなぁ、なんて子育てと関係ないところに気づきを得て1人ほくそ笑む母なのでした。
そんなこんなで、我が家の歯磨きハードルはかなり下がり、母は大変助かっております。これから乳歯デビューする三男もこの兄たちの盛り上がりにそのうち参加することになるでしょう。
それまでにワタシももっと子育てのいろいろな場面で、面倒なこと、子どもが嫌がることをうまくエンターテイメント化できていたらいいなぁ。
「選べる作戦」の成功例を横展開してみよう
歯磨きに次いで面倒くさがるお風呂でも、入浴剤の詰め合わせから選ぶ役と入れる役など、持ち回りでやってみたら楽しんでくれるかな? と、画策しています。
この先子供たちが成長していく中で、生活習慣にかかわらずやりたくないこと、面倒だけどやらざるを得ないことはいくらでも出てきます。それをいかに道具や方法で工夫して楽しめるかで、大げさかもしれませんが人生の質をちょっと上げられる気がしませんか?
家庭内でできるこんなちょっとした経験を通して、自分のモチベーションのコントロールができる人になってくれたら……なんて密かな願いも込めて、今日も小さなエンターテインメントを考えています!
著者:tomekko
7歳、3歳、0歳の3兄弟に日々育てられています。Instagramで育児絵日記を描くのが楽しみ。初の著書『おっとり長男もっちり次男きょうだい観察手帳』(赤ちゃんとママ社)発売中。
ブログ:ひとりっ子母、3兄弟に育てられ日記
Instagram:@tomekomet
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