自分の好きな「推し」のトレカを、もっと可愛く、もっと大切に飾りたい!という気持ちを表現する方法の一つとして、大好きなアイドルやアニメキャラクターのトレーディングカード(トレカ)を、「トレカケースデコ(デコトレカ / 硬質カードケースデコ)」として、自分だけのオリジナルデザインのケースに入れて楽しむ人が増えています。
自分でデザインしたケースに推しのトレカを入れることで、より一層愛着が湧き、推し活がもっと楽しくなります。
また、手軽に「自分だけのオリジナルグッズ」を作れる点も魅力です。お店で売っているグッズも素敵ですが、トレカケースデコなら、自分のセンスやアイデアを詰め込んだ、世界に一つだけのアイテムが作れます。友達とお揃いのテーマで作ったり、推しのイメージカラーで統一したりと、楽しみ方は無限大です。材料も100円ショップなどで手軽に揃えられるものが多く、気軽に始めやすいのも人気の秘密と言えるでしょう。
この記事では、トレカケースデコをこれから始めたい方に向け
- 基本的なデコのやり方
- 必要な材料や道具(100均で揃うもの中心!)
- 作る上での注意点
などを、分かりやすく解説していきます。この記事を読めば、きっとあなたも素敵な「トレカ ケース デコ」を完成させることができるはずです。さあ、一緒にトレカケースデコの世界を覗いてみましょう!
トレカケースデコに必要な基本の材料と道具
「トレカ ケース デコ」を始めるにあたって、まずは必要なものを揃えましょう。難しく考える必要はありません。多くは100円ショップや身近な文房具店、手芸店で手に入りますよ。ここでは、基本的な材料と道具、そしてあると便利なアイテムをご紹介します。
まずはこれを揃えよう!必須アイテム
これがないと始まらない、基本中の基本アイテムです。
硬質(こうしつ)カードケース
大切なトレカを傷や汚れから守るための硬いプラスチック製のケースです。トレカのサイズに合ったものを選びましょう。一般的なトレカサイズ(約86mm×54mm)に対応した「B8サイズ」がよく使われます。
- 選び方のポイント
- 透明度: 透明度が高いほど、中のトレカが綺麗に見えます。
- 傷つきにくさ: 最初から傷が少ないものを選びましょう。
- 厚み: あまりペラペラすぎない、適度な硬さがあると扱いやすいです。
100円ショップでも様々な種類が売られています。横入れタイプ、縦入れタイプなどもあるので、お好みで選びましょう。
ピンセット
細かいシールやパーツを貼るときに非常に便利です。指で直接触ると皮脂が付いたり、貼りたい位置からずれてしまったりすることがありますが、ピンセットを使えば正確に作業できます。先端が細いものや、カーブしているものがおすすめです。100円ショップの手芸コーナーやネイルコーナーなどで見つかります。
デコレーションの主役!おすすめ素材
ケースを彩るためのアイテムです。あなたのセンスで自由に選びましょう!
シール・ステッカー
最も手軽で種類豊富なデコ素材です。キラキラしたホログラムシール、可愛いキャラクターシール、おしゃれなアルファベットシール、韓国風のステッカーなど、様々なテイストのものがあります。100円ショップや文房具店、雑貨店ほか、ネットショップなどでも購入できます。
マスキングテープ
色や柄が豊富で、貼ったり剥がしたりしやすいのが特徴です。ケースの縁取りに使ったり、背景のように貼ったり、様々な使い方ができます。
リボン・レース
ケースの上部や縁に付けると、一気にガーリーで可愛らしい雰囲気になります。細めのものを選ぶと扱いやすいでしょう。

デコパーツ
パール風ビーズ、ラインストーン、小さな花や星のパーツなど、立体感を出すのに役立ちます。接着剤で貼り付けます。ネイル用のパーツも使えます。

あると作業がスムーズに!便利な道具
必須ではありませんが、持っていると作業効率が上がったり、仕上がりが綺麗になったりするアイテムです。
カッター&カッターマット:
シールやマスキングテープを綺麗にカットしたいときに便利です。
接着剤
デコパーツやリボンをしっかりと固定するために使います。プラスチックに対応したものを選びましょう。細かい作業には、先端が細いタイプがおすすめです。
トップコート(レジン液など)
シールやパーツを保護し、剥がれにくくするために塗る透明な液体です。ツヤが出て仕上がりも綺麗になります。ネイル用のトップコートや、UVライトで硬化させるUVレジン液などが使われます。100円ショップでも手に入ります。
どこで買うのがおすすめ?
これらの材料や道具は、主に以下の場所で購入できます。
- 100円ショップ (ダイソー、セリア、キャンドゥなど)
- 品揃えが豊富で、安価に材料を揃えられるため初心者の方に特におすすめです。店舗によって扱っている商品が違うので、いくつかのお店を回ってみるのも楽しいですよ。
- 文房具店・雑貨店
- おしゃれなシールやマスキングテープが見つかります。
- 手芸店
- リボンやレース、デコパーツの種類が豊富です。
- オンラインショップ(ネットショップ)
- 専門的な材料や、実店舗では見かけない珍しいアイテムも探せます。店舗よりもお得な価格で購入できることも。
まずは100円ショップで基本的なものを揃えて、挑戦してみるのが良いでしょう。慣れてきたら、他のショップも覗いて、こだわりの素材を探してみてくださいね。
デコトレカケースの基本的な作り方
材料と道具が揃ったら、いよいよ実際に作ってみましょう。ここでは、初心者の方でも分かりやすいように、基本的な手順をステップごとに解説していきます。
ステップ1:デザインを考えよう(構想)
まず、どんなデザインのケースにしたいかイメージを膨らませます。
まずは、テーマを決めていきましょう。「キラキラ系」「ゆめかわ系」「クール系」「推しのメンバーカラー」など、大まかなテーマを決めると、使う色や素材を選びやすくなります。
次に、デコレーションしていくにあたっての「主役」を決めていきましょう。使いたいメインのシールやパーツなどを選んでいきます。
最後に、配置を考えています。実際にケースの上にトレカ(または同じサイズの紙など)を置き、その周りにシールやパーツを仮置きしてみましょう。ピンセットを使うと配置しやすいです。全体のバランスを見ながら、どこに何を置くか大体の位置を決めます。
ポイント
最初から完璧を目指さなくても大丈夫!まずは自由に置いてみて、しっくりくる配置を探しましょう。スマートフォンのカメラで写真を撮っておくと、後で確認しやすくて便利です
ステップ2:ベースになるデコレーションを飾っていく
デザインが決まったら、いよいよシールなどを貼っていきます。
背景になるような大きなシールやマスキングテープ、また縁をリボンなどで飾り付けたい場合は先に貼っていきます。大きいパーツや全体面積をとるもの→小さなパーツを重ねていくと、綺麗に仕上がります。
貼り方のコツ
- ピンセットを使う: シールの端をピンセットで持ち、貼りたい位置にゆっくりと置きます。
- 空気を抜く: シールの端から中央に向かって、指の腹や柔らかい布などで優しく押さえながら空気を抜くように貼ります。気泡が入ってしまった場合は、シールの端を少しだけ剥がして貼り直すか、針などで小さな穴を開けて空気を抜く方法もありますが、慎重に行いましょう。
- 重ね貼り: シール同士を少し重ねて貼ると、デザインに一体感が生まれます。
- はみ出し: ケースからはみ出した部分は、カッターで丁寧に切り取ります。カッターマットの上で作業しましょう。
ステップ3:小さいパーツを接着していこう
リボンやデコパーツなど、立体的な素材を接着剤で貼り付けます。
接着剤の選び方は、プラスチックに対応した、透明タイプの接着剤を選びましょう。速乾性のものより、少し乾くまでに時間がある方が、位置の微調整がしやすい場合があります。
付け方のコツ
- 少量ずつ付ける: パーツの裏側に、接着剤を少量ずつつけます。つけすぎるとはみ出してしまい、仕上がりが汚くなる原因になります。細かいパーツには、爪楊枝の先に接着剤を少量取って付けると便利です。
- しっかり乾燥させる: 接着剤が完全に乾くまで、触らずに待ちましょう。
ステップ4:仕上げ(トップコート)
必須ではありませんが、シールやパーツを保護し、長持ちさせるためにトップコートを塗るのがおすすめです。マニキュア用のトップコートや、UVライトで硬化させるUVレジン液などが使われます。100円ショップでも手に入ります。
塗り方のコツとしては、薄く均一に: 刷毛や筆を使って、薄く均一に塗ります。厚塗りするとムラになったり、乾きにくくなったりします。そして、しっかり乾燥させるようにしましょう。完全に乾くまで触らないようにしましょう。UVレジンを使う場合は、UVライトを照射して硬化させます。
【注意点】大切なトレカを傷つけないための工夫
デコレーション作業中は、主役であるトレカを傷つけないように注意が必要です。
作業中は、トレカをケースから出しておくか、傷防止用のスリーブ(透明な袋)に入れてからケースに入れましょう。また、接着剤やレジン液がトレカに直接付かないように、ケースの内側にはみ出さないよう注意深く作業しましょう。
最初は上手くいかなくても、何度か挑戦するうちにコツを掴んで、どんどん素敵な作品が作れるようになりますよ。
トレカケースデコで推し活をもっと楽しもう!
トレカケースデコ(デコトレカ)をこれから始めたい初心者さんに向けて、その魅力から必要な材料、基本的な作り方の手順、そして注意点まで詳しく解説してきました。
トレカケースをデコるのは、シールを貼ったり、パーツを組み合わせたりする作業でできるので、不器用さんでも、絵を描くのが苦手でも大丈夫。
何より、自分で一生懸命作ったケースに、大好きな推しのトレカを入れたときの喜びは格別。完成したケースを眺めたり、友達に見せたり、SNSでシェアしたりするのも、トレカケースデコの醍醐味と言えるでしょう。
基本を押さえれば、あとはアイデア次第で、デザインは無限に広がります。ぜひ、気分だけのトレカデコケースを作って、推し活をもっともっと楽しんでくださいね。
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