初めまして、しらすサラダと申します。
突然ですが、私の趣味は「部屋の改造」です。今から紹介する2枚の写真は、現在の私の部屋です。
そして次の1枚は、まだ「改造」されていない2009年1月時点の私の部屋です。
両親に買ってもらった家具を工夫もせず使用していたり、部屋のど真ん中に電子ドラムがあったり、何も考えずに生活をしていたことがわかります。今も昔も物が多いことに変わりありませんが、統一感がなくごちゃっとしています。こうしてみると、まったく別の部屋のようです。
この記事では、私が今の部屋を作るために実践してきた7つのポイントをご紹介します。
「どういうインテリアがいいんだろう」と悩んでいる方のヒントとなり、インテリアを楽しむためのモチベーションにつながれば嬉しいです。(インテリア好きには「こういう考え方があるのね」と思っていただけたら)
それではどうぞ。
1:キーマンを決めてみる
まずは、部屋にあるさまざまなものの中から、改造の中心となるものを決めます。私はこれを「キーマン」と呼んでいます。
「こういう部屋にしたい! 」と思い改造を始めても、部屋全体を対象にすると手をかける範囲が広くなり「あれも変えたい」「これも変えたい」と改善点が山積みになります。しまいには改造自体が面倒になってしまうことも。キーマンを決めて、とりあえずキーマン周辺のインテリアだけを考えてみます。
キーマンは、自分が部屋の中で最も使用するものを選びましょう。部屋にいる時間のうち、多くをソファーの上で過ごしている場合はソファーを、パソコンの前によくいる場合はパソコンをキーマンにします。部屋の中で最も使用するものとその周りの環境を変えることで、生活が快適になるというメリットもあります。
私の部屋のキーマンは、パソコンです。部屋にいる時間のほとんどをパソコンの前で過ごします。
書類や本など普段よく使う資料は、すぐに取り出せるようパソコンすぐ上に配置しています。キーマンの隣は、大きな時計を配置しました。少しばかり強引な感じがしますが、時計は見やすい位置にあるほうが、時間管理がしやすくなります。おかげさまで、時間にルーズではなくなりました。
このように、キーマンを中心に部屋の要素を考えると、おのずとほかのアイテムの配置も決まります。自分にとって使いやすい配置にものがあると、居心地の良いインテリアになります。
2:壁をもので埋めてみる
インテリアの基本は飾ることだと思います。ちょっとしたものを飾るだけで、部屋の雰囲気がガラリと変わります。
私はとにかく壁をもので埋めることを意識しています。
「もので埋めるおしゃれ」と「少しだけ飾るおしゃれ」では、後者の方が配置や余白のバランスが難しく、少しでも崩れると違和感が生まれてしまいます。なので、バランスをあまり気にしない、もので埋めるおしゃれの方が簡単です。壁をもので埋めるインテリアはある意味“逃げ”でもあります。
思い出の写真、好きな映画のポスター、CDのジャケットなど、飾るものは何でもいいです。もし、何もない場合も自分で作ってしまえばいいんです。外に出て携帯電話で青空を撮って、印刷するだけで飾るものができます。Instagramに投稿した写真などでもいいと思います。私も、初めに飾ったのはデジカメで撮った写真でした。これをきっかけに、何かを作る楽しさや飾る楽しさを知りました。
これは、旅行先で川に落としてなくしたカメラの水準器のパッケージとレシートです。壁をもので埋めるために無理やり作りました。このように無理やりでも何か作って飾ってみると楽しいですよ。
3:面白いと思ったものを買う
ものを買うとき、何かしら「面白さ」を感じて買いますよね。ここでいう「面白い」とは「かっこいい」「かわいい」「カラフル」といった広い意味での「面白い」です。
インテリアの場合も、少しでも「面白い」と感じたものをそろえてみましょう。機能で選ぶより、何か感じるものを購入した方が愛着がわきます。それを続けていくと、自然と自分に合った空間になっていきます。
先ほども紹介した私の部屋の時計は、IKEAで購入した直径60cmの大きな時計です。この時計に私が感じた「面白さ」は「ダイナミック」でした。
4:手を加えてみる
「手を加える」という言葉だけだと、「なんか面倒くさそう」と思うかもしれません。しかし、家具にお気に入りのステッカーを貼ってみたり、マスキングテープでデコレーションしてみたりといった、簡単な方法でも「手を加える」ことになります。私の部屋も、いくつか「手を加えた」ものがあります。
IKEAの段ボール箱にDYMOというテープを貼り、ちょっとしたブランド感を出してみたり。
ゴミ箱に「安全第一」のステッカーを貼ってみたり。
レコードプレーヤーにオリジナルのステッカーを貼ってみたり。
と、やっていることは小学生がタンスにシールを貼ることと同じです。少しでも自分で手を加えたものは愛着がわきますし、先ほども書いたように続けていくと自分にあった空間ができていきます。
5:まとめてみる
私が配置や収納で最も意識しているのが「まとめる」ことです。
とても単純なことですが、「本はここ」「掃除道具はここ」「ものづくりスペースはここ」というように、基本的に一箇所にまとめるように意識をします。
例えば本の場合は、棚に一列に並べています。本が増えた場合は、いらなくなった本を処分します。
普段の軽作業の道具や材料は、このものづくりスペースに収まっています。まとめてみるメリットとしては単純にものの置き場がわかりやすいことと、整理がしやすいことです。
整理整頓された部屋は、どういうインテリアにするか考えやすくなるので、まとめることは重要です。
6:友達を呼んでみる
私はよく友達を部屋に呼びます。部屋が綺麗になるからです。
もちろん綺麗にするのは自分ですが、汚い部屋を人に見せるのは恥ずかしいですし、友達も呼ばれたから遊びにきたのに片付いてなかったら困りますよね。なので、わざわざ予定を作り、部屋を綺麗にするきっかけを自分で作ります。
定期的に友達が来てくれれば定期的に片付ける習慣が身に付きますし、楽に片付ける方法や掃除しやすい配置なども考えるようになります。
私は、ベッドやプリンター、空気清浄機など床に置いてあるものにキャスターを付けています。楽に移動でき、掃除がしやすくなるからです。
いずれは部屋のものすべてにキャスターを付けたいと思っています。
7:写真に収めてみる
私は、レコードプレーヤーだったり、プリンターだったり、少しばかり存在感があるものが増えるたびに部屋を写真に収めるようにしています。
ただ単にパシャパシャと部屋を撮影するだけではなく、なるべく最高の状態を演出して写真に収めることを意識しています。「最高の状態を演出」とは、写したくないものは隠して生活感をなくしてみたり、ちょっとカッコよく見えるようにお気に入りの置きものを目立たせたりと、見栄を張ることです。
これは、3年ほど前の私の部屋です。この時はテーマが「ごちゃごちゃ」だったので、あえて整理していませんでした。道具とかカッコいいでしょ、という感じでアピールした写真です。今思えば少し恥ずかしいです。
これは現在の部屋の一つ前。「ごちゃごちゃした部屋」は生活も掃除もしづらいため、「ごちゃごちゃに見えるけど、掃除や生活がしやすい部屋」を目指して今の部屋に変化していきました。ちなみに、写真がどれも夜なのは、暗いほうが余計なものが見えなくてカッコよかったからです。
このように「最高の状態を演出」して写真に収めると、自分の理想としている部屋が分かります。また、撮影した写真を見ることで部屋が俯瞰でき、今の部屋の問題点に気付くことも多いです。
まとめ
つらつらと語ってきましたが、最後に一つ一つのポイントをまとめて終わりたいと思います。
- キーマンを決めてみる
インテリアをどう変えるか、考えやすくします。
- 壁をもので埋めてみる
ものを飾る楽しさを知るとインテリアが楽しくなります。
- 面白いと感じたものを買う
「面白い」と感じたものを増やしていくと、部屋が自然に自分の色に染まっていきます。
- 手を加えてみる
ほんの少しだけでも手を加えてみると、ものへの愛着が増えます。
- まとめてみる
部屋内の要素をまとめると整理が楽になります。
- 友達を呼んでみる
呼ぶたびに部屋が綺麗になり、片付けや掃除の方法を工夫するようになります。
- 写真に収めてみる
最高の状態を演出して写真に収めると、部屋の理想形が分かりやすくなります。
私の部屋もこれからまた、いろいろ改造していくと思います。お読みいただきありがとうございました。