こんにちは。ライターの斎藤充博です。
うちは夫婦二人暮らし。僕は家でライターやマンガ制作の仕事をしていて、妻は外で働いています。そのために、ずっと家にいる僕がご飯を作ることが多いです。
ただ……僕は別に料理が得意でも好きでもないんですよね。ただ単に「妻が帰ってきたタイミングで、さっさと夕飯を食べたいんだよな」と思って料理をしています。
そんな僕が、なぜご飯を作り続けることができるのか。一つは、もともと料理を作ることに対する意識が低いからです(この気持ちは別のサイトに書いています)。だから簡単な料理でも全く罪悪感がわきません。
そしてもう一つは「それだけで味が決まる調味料」を積極的に使っているからです。
新しい調味料を見つけたら、まずネットやSNSで検索します。評判なら即購入。そうして地道に「それだけで味が決まる調味料」のストックを積み上げてきました……そう、料理のスキルをネットスキルで置き換えているわけです(分厚いメガネがキラリと光る)。
多いときは、焼肉のタレだけで、6~7本ストックしていることもあります。冷蔵庫はパンパンです。これ、どうしたらいいんでしょうね?
今日は僕がよく使う調味料の中でも特に「おいしくて新鮮な気持ちになる」ものを4つ選びました。
ただ味が濃い、旨味が強いものを選んでるわけではなく、香りを効かせるものだったり繊細な味わいだったり、幅広くチョイスしております。
これらの調味料を食材にドバーッとかけるだけ。それで味が足りなかったら、またドバーッっとかけるだけ。もしもかけすぎてしまったら食材をたす。これならやる気がなくて、ヘタな人間でも、簡単においしく料理ができてしまうのです。
ちゃんとした料理を作ろうとすると、意外に「頭」と「時間」を使いますよね。たまにならいいんでしょうが、毎日やろうとすると、それだけで精神的にグッタリしてしまう。
作っている方も負担ですが、作ってもらっている側にも負い目を感じさせてしまうことにもなってしまうでしょう。だから、毎日の食事はできるだけ簡単にして、できるだけ余裕を持ちたいです。
なお、当然のことながら味の好みは人それぞれ。「おれの推し調味料が入っていないぞ」ということがありましたら、ぜひSNSのコメントなどで(やさしく)教えてくださいませ。
羊名人(ようメーじん)
【羊名人(ようメーじん)】
- 価格:一袋324円程度
- 特徴:スパイスの香りがよく、手軽に新鮮な味が楽しめる
- 合わせるもの:肉と炒めたり、枝豆やポテトチップスなどにかけたりしても美味
名前からわかる通り、焼いた羊肉にかけるのが本来の使い方。でも、羊以外の食べ物にも使えます。
鶏肉とピーマンを炒めたものに、羊名人をふりかけました。他には何も使っていません。でもスパイスの香りがすごくよくて、うまいんだ、これが。
ポイントは、ビビらずに思いっきり羊名人をふりかけることですね。色が真っ赤になるので激辛料理みたいに見えるかもしれませんが、そんなに辛くないです。
ピーマンのくぼみなどで羊名人がたくさん付着しているところでも、「カラムーチョ」の2~3割くらいの辛さ。これなら辛い物が苦手な人でもいけるはず。
「新しい風」とは僕たち夫婦の中で使われる「新鮮だね」くらいの意味の言葉です。毎日の食事のルーチーンの中でこれが出てくると、まさに「風」って感じ。
羊名人を枝豆(冷凍枝豆を解凍しただけ)にふりかけてみました。一見かけすぎに見えるかもしれませんが、このくらいかけても全然問題ありません。繰り返すようですが、見た目ほど辛くないのです。
これがビールにあうのはもちろんなのですが、おやつにもいい。タンパク質もとれるし、ヘルシーな感じがしますね。
別に「ヘルシーじゃなくてもいい」という人は、うすしお味のポテトチップスにかけるのもおすすめです。いくらでもビールが飲めちゃいます。
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だしのきいたまろやかなお酢(だしまろ酢)
ダシ入りのお酢です。酢のツンとした感じがなくて、とてもまろやかな味がします。
だしまろ酢のもっともスタンダードな使い方は、「酢の物」でしょう。これをワカメにかけるだけでおいしい酢の物ができちゃいます。
酢の物みたいな副菜が食卓にあると、ちょっと「いい食生活」って感じがしませんか? 僕だけですかね。
我が家で人気なのは、だしまろ酢に野菜を漬け込んだだけの「ピクルス」です。3時間くらい漬け込むとピクルスっぽくなります。
ちょっと多めに作っておくと、毎日漬かり具合が変わってきて飽きません。……とは言っても、すごくおいしいので、だいたい1~2日で食べきってしまうのですが。
画像ではニンジンとパプリカを漬けていますが、大根、キャベツ、キュウリ、竹輪などをつけてもおいしいです。
「漬け込むのに時間がかかるのがめんどくさい」そんな声、わかります。それなら漬け込まないで、単に野菜にだしまろ酢をふりかけて食べるのもアリですね。これだけでも全然うまいです。
もしもこれが次の日に残れば、ピクルスになります。家庭料理において、作り置きと食べ残しの境界線って、あいまいになりがちですよね……。
だしまろ酢にごま油と醤油をまぜて和風ドレッシングにしました。分量や割合はテキトーです。その方が毎回味が違って飽きません。塩やオリーブオイルをまぜてもおいしいです。
いろんな使い道がありますが、僕はドレッシングにするのが好きですね。市販のドレッシングはおいしいけど、使い終わるまでに味に飽きちゃっている……なんてことがあるので。
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極めしょうがだれ 金時しょうが
【極めしょうがだれ 金時しょうが】
- 価格:一本321円程度
- 特徴:生姜の風味が非常に強い焼肉のタレ。肉とあわせ炒めても、焼いた肉にかけても使える
- 合わせるもの:豚肉、鶏肉
焼肉のタレです。
……いや、わかっているんですよ! 焼肉のタレって、各家庭で定番の物があって、ヘタに言及したら戦争が起こるってことは! 「エバラ黄金の味の辛口だろ!」とか「源タレ以外ってあるの?」とか「いやいや、宮のタレ一択だ」とかね。
それらの意見は……すべてわかる。僕にはわかるのです。だからどうかその矛(ほこ)をいったんおさめて、話を聞いてくれ。争うつもりはないんだ。
「極めしょうがだれ 金時しょうが」は生姜の味がめちゃ濃いんです。普通の焼肉のタレに、さらにチューブ生姜を加えたような味がします。他のタレももちろんおいしいんですが、これがちょっと違うところ。
豚コマ肉とシメジを炒めて、「極めしょうがだれ 金時しょうが」をからませたものです。
フライパンの上で「極めしょうがだれ 金時しょうが」を熱すると、生姜香りがキッチン中に広がります。近寄ってきた妻が「いい匂いする~~~っ!」とほとんどさけぶような声を出していました。興奮しすぎですね。でも気持ちはわかります。
食べてみると、これだけでどこか「ちょっと一手間加えたような味」に感じられます。生姜が強いからでしょうかね。単にタレをかけているだけなんですがね。
ご飯にぶっかけて丼にしてもうまいです。一人暮らしの大学生が作りそうな飯で、スマンな、妻よ。
トンカツ用の厚めの豚肉を、フライパンでよく焼きます。そこに「極めしょうがだれ 金時しょうが」をかけました。洋食屋さんで出てくるような生姜焼きですね。ごちそうっぽく見えますが、ものすごく簡単にできます。
ポイントはキャベツの千切りです。キャベツの千切りって大変じゃないですか。手間も集中力も必要。できれば避けたい。
でも、このタレにはキャベツの千切りがものすごくあうんだよな~~~。なのでキャベツの千切りもつけてください。なお、この記事の中で一番大変な作業が「キャベツの千切り」になります。
妻に出したところ、「そんなに興奮する?」という反応いただきました。仕事上がりで単にお腹が減っていただけなのかもしれませんが……。うれしいものですね。
ヒガシマル醤油うどんスープ
【ヒガシマル醤油うどんスープ】
- 価格:6袋入り一箱140円程度
- 特徴:うどんスープの素。関西風のダシの味わいが楽しめる。炒め物の味付け
- 合わせるもの:炒め物全般、玉子料理
粉タイプのうどんスープの素です。
このスープを使って、普通にうどんを作ると、めっちゃうまい。ダシの風味が豊か……。まずここは基本としておさえておいてください。
そして、僕は月見うどんを食べているときに気づきました……。この「ヒガシマル醤油うどんスープ」って、玉子との相性がすごくいいんですよね。
そこで豚バラ肉と玉子を炒めた物の味付けに「ヒガシマル醤油うどんスープ」を使ってみました。これがドンピシャ。最高です。和風ダシと玉子でホンワカとした味がします。
注意点として、意外と塩分が強いので加減しながらふりかけてください。
炒め物を「味覇」や「創味シャンタン」などの中華スープの素で味付けするのって、定番ですよね。でも今後はそこにぜひ「ヒガシマル醤油うどんスープ」も加えてみてください。これもきっと「新しい風」を感じられるのでは?
食事を簡単に作ることで、心に余裕を
いかがだったでしょうか。こんな感じなら、無理なく余裕を持って料理を作ることができるんじゃないでしょうか。
簡単に料理を作って、食事をすませた後は、特に何もしないでぼんやりとテレビ見たり、ゴロゴロしながらスマホ見たりしているだけ。でも、僕はこういう時間が好きで、このために料理を簡単にしていると言っても過言ではありません。
繰り返すようですが、みなさんもおすすめの調味料があったらぜひ教えてください。Twitterのハッシュタグ「#かんたん調味料」で報告しあいましょう! それでは!
著者:斎藤充博
指圧師・ライター・マンガ家などをしています。昼寝とビールが好きです。
Twitter:@3216
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