こんにちは。ヨッピーです。
楽天のオウンドメディアでありながら宣伝してるのか宣伝してないのかサッパリわからないことでお馴染み、「それどこで買ったの?」のお時間です。
この企画においては「楽天で買ったものなら好きに使っていいよ」と言われているので「今回は何をしようかなぁ?」と思ったのですが、もともと物欲も薄いしやりたいことも特にないんですよね。最近で唯一欲しかったものといえば、「Wii U買ってスプラトゥーンやりまくる記事はどう?」って聞いたら「高い」って怒られたし。
うーーん…………
よし、人にあげよう!
実は楽天で売ってるものって、プレゼント系もけっこうあるんですよね。
それに人にモノをあげるのと等価交換で、面白い話を聞けるかもしれない。
どうせ僕のカネじゃないしな。
そんなわけで、渋谷区役所に来ました。
なぜここに来たかというと、区役所で張っていれば婚姻届を出しに来たラブラブカップルに出会えるかと思ったからです。
6月と言えばジューン・ブライドだし、結婚に至った良いエピソードなんかを聞ければ良い話好きのフェイスブックユーザーの人達がばっしばし「いいね!」を押してくれるかもしれない。
バッチリ書いてある「婚姻届」の文字。
死亡届の真下にあるのがなんか気になりますけど。
そしてラブラブカップルの到着を待ちます!
お~~~~い! 新婚さんや~~~~い!
……2時間後……
ぜんぜん来ませんでした。
事前に調べたところだと、渋谷区では年間2,000組くらい結婚しているみたいで、
土日祝日を抜けば1日平均8組くらいは来る計算だったのですが、
窓口で聞いたら婚姻届の受付は365日24時間、夜中もやってるそうです。
なにそれ。ドン・キホーテかよ。
仕方なく「結婚ホヤホヤの人」に絞るのはあきらめて、「めでたい人」という死ぬほどざっくりした単語で、プレゼントをもらってくれる人を探します!
しかし…………
声をかけまくっても、不審がられて話すら聞いてもらえません。
やっとこさ1人の方に話を聞けたと思ったら「良いことなんて……、特にないです……」などと死んだ魚のような目で言われました。なんか、いろいろと大丈夫?
でも確かにこの暗いご時世、良いことなんてなかなかないのかもしれない……!
仕方ないのでさらに間口を広げます!
*
■やっとこさ見つけた1人目は就活生
そして粘ること30分、やっとこさ候補の人をゲットー!
- 「どうしました? 見たところ就職活動っぽいですけど、最終面接で落ちました?」
- 「いや、おかげさまで、内定をもらいました」
- 「なんだ。良いことの方か。悪い話の方が面白いのに。ちなみに何の会社ですか?」
- 「商社なんですけど……」
- 「おお。僕も、もともとは商社で働いてたんですよ。会社の名前聞いてもいいですか?」
- 「○○○○○っていうところです」
- 「それ、僕が4年前まで居た会社や」
- 「えっ!? 本当ですか!?」
- 「いや、本当に本当ですよ。なんたる偶然……!」
- 「なら、いろいろと教えていただきたいんですが、あの会社の仕事って大変ですか……?」
- 「まあ部署にもよるけど、会社内で『わりと忙しい部署』扱いされてた僕の部署でも、21時くらいにはだいたいみんな帰ってたから、そんなに激務ってほどでもないかなー」
- 「なるほど。お給料とかどうでした?」
- 「多少荒っぽく使ってもなくならない程度にはもらってた気がする。ただ仕事が死ぬほどつまらないよ」
- 「死ぬほど?」
- 「ええ。死ぬほど。でも良い会社だよ。君が志望してるっていう○○部に○○部長っていう人がいるんだけど、このおっさんがやたらと元気で、すぐキレるからすごく緊張感のある職場で働けるよ。あと週刊誌で見た『新しい営業手法』みたいなのをすぐに取り入れようとするし、ガイアの夜明けとかああいうテレビ番組にすぐ影響受けて『今週から○○やるぞ!』みたいなことを言い出すから起伏に富んでて面白かったなー! いやー、良い会社です!」
- 「それ、ぜんぜん褒めてなくないですか。就職活動、続けようかな……」
- 「うん。楽天受ければ?」
そんなわけで、内定ゲット祝いとしてその場で楽天のページを開いて、欲しいものを探してもらう。
ビジネス用のけっこういいお値段の筆箱をポチッとな!
住所を入力してもらって直接送りつけます!
- 「え? 本当にいいんですか?」
- 「いいよ。どうせ僕のお金じゃないし。あの会社、上司に提出する書類が異常に多いから筆箱は役立つと思うよ」
- 「なんか憂鬱になってきた」
そんなわけで1人目達成~~~!
いやー! 他人のお金で人にモノをあげるのって楽しいなーー!
* *
■「散歩」が原因で留年した早稲田くん
そしてすぐさま2人目の候補をゲット!
今度の彼は早稲田大学の学生さんだそうだ。
- 「良い話と悪い話、どっちでしょう?」
- 「悪い話です!」
- 「いいね! 他人の不幸話最高! で、どうしました?」
- 「留年が決まりました!」
留年と聞いて爆笑する僕。
- 「ちょっと! 笑い過ぎですよ!」
- 「失敬失敬、ちなみになんで留年したんですか?」
- 「いや、僕散歩が大好きでよく学校の周りを散歩するんですけど、散歩してるとついつい授業に出ることを忘れちゃうんですよね」
- 「ごめん、頭大丈夫?」
- 「頭は大丈夫なんですけど、とにかく散歩が好きで……」
- 「散歩って暇人のやることだと思ってたし、時間を忘れるくらい散歩にハマるやつを聞いたことがない」
- 「あ、散歩だけじゃなくて、いろいろ写真を撮ったりとかもしますよ」
- 「そういう問題じゃない。それでよく早稲田入れたな」
そんなわけで欲しいものを聞いたら「自撮り棒!」と元気よく返事が返ってきたので、さっそく楽天で発注。
Bluetooth対応のけっこう良いやつを買いました!
- 「ちなみに、散歩のせいで留年した早稲田くんは自撮り棒なんて何に使うの?」
- 「自撮り棒があれば散歩中に自分の写真が撮れるから、さらに散歩がはかどります!」
- 「それ、もう1年留年するパターン」
* * *
■死の淵をさまよった人を励まそう
そんなわけで渋谷駅のハチ公口で「良い話」「悪い話」を持った人を探していたのですが、
「どうせならインターネットでも聞いてみよう」と思い、Twitterで呼びかけたところ、コンタクトをいただいたのがこちらの大学生の男性。
なんでも、とんでもない目に遭ったらしい。
- 「で、『とんでもない目に遭った』ってどういう話なんでしょう?」
- 「交通事故でトラックに轢かれました」
絶句する僕。
- 「ええと、よく生きてたね……!」
- 「まあ、なんとか命は助かったんですけど、丸2日間くらい意識がなくて、生死の狭間をさまよったあげく、3カ月間寝たきりで学校にも行けなくて留年しました。慰めてくれる彼女もいません」
- 「すげぇ。ガチのやつだ」
- 「いやー、本当に大変で。自転車に乗ってて事故に遭ったんですけど、事故の瞬間の記憶がぜんぜんないんですよね。事故の少し前に、信号待ちで友達にLINEで江ノ島に行く約束をしたところまでは覚えてるんですが、そのあと気付いたら病院のベッドの上で、丸2日意識がなかったそうです。両親が号泣してました」
- 「怖すぎる。そりゃ両親も泣くわ……!」
左側のあごから首筋にかけて、事故の傷跡が生々しい……!(傷跡などが苦手な方はリンク先にご注意ください)
- 「こんな所に傷があるってことは、顔から事故ったってこと?」
- 「そうなんです。どうも顔をトラックのウインカー部分にぶつけたらしくて。僕はぜんぜん覚えてないんですけど」
- 「ほんと、よく生きてたね……」
- 「お医者さんには、あと10分搬送が遅れたら100パーセント死んでたって言われました。事故った場所がたまたま消防署の目の前で、すぐに搬送してもらえたから運が良かったんですよね……」
- 「なるほど。後遺症とかはないんですか?」
- 「背骨にチタンが入ってるので、体を反ったりすると痛いですね。あと眼球が事故の衝撃でズレたとかで、日光とかが凄くまぶしいんです。視界もブレるし。今だって、目の前にヨッピーさんがダブって2人いるんですよね。それも手術しなきゃなんですが……」
- 「眼球ってズレるんだ」
- 「そうなんです。ちなみに目の手術は、目を支えてる筋肉を全部外して位置を調整しつつ、お医者さんと『これで見えてる?』みたいなやりとりをするそうなので、全身麻酔じゃないんですよ。目をグリグリいじられてるのに意識がハッキリあるってめっちゃ怖くないですか……!」
- 「想像するだけで痛いわ! それでレイバンのサングラスをかけてるんですね。大丈夫ですか? Twitterのスパムを踏んで買った偽物じゃないですよね?」
- 「大丈夫です! 本物です!」
ちなみに彼はもともとトライアスロンをやっていたらしい。
事故に遭ったことで自転車はもう諦めるのかと思いきや、手術をしてリハビリをした後は競技復帰するつもりだそうです。
そんな彼には事故の衝撃でバキバキに割れてしまったiPhoneケースの代わりに、
新しいケースを楽天で発注!
見送ってくれた今日イチのMr. 悲惨な人。
悲惨な目に遭った割に異常によくしゃべる、元気なやつで良かった。
皆さんも交通事故にはじゅうぶん気を付けてください。
と、まあそんなわけで3人の「めでたい人」や「悲惨な人」にいろいろとモノをあげてきましたが、やっぱり人に喜んでもらえるのは嬉しいものです。
散歩好きの彼に自撮り棒をあげたのは「これ、大丈夫かな」って思いましたけど。この機会にそれぞれ皆さん頑張っていただきたいですね。
まあ僕、人の応援なんてしてる場合でもないんですけど。
34歳だし、独身だし。
あと、
「新婚カップルにあげよう」と思って楽天で既に購入してしまっていた「YES NOまくら」をどう処分したらいいのかを、誰か僕に教えてください。
著者:ヨッピー (id:yoppymodel)
大阪出身。「オモコロ」「トゥギャッチ」「ぐるなび みんなのごはん」「Yahoo!スマホガイド」など、さまざまなWebメディアで活躍中の無職。「Webでウケること」の第一人者として、たまに偉そうなことを言ったりもする。なぜかテレビ朝日と組んでCDを出したりもした。
公式サイト:ヨッピーのブログ(仮) / Twitter:[twitter:@yoppymodel]
ブログ:ヨッピーがブチ切れまくるブログ
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