はじめまして。いまがわと申します。
普段は『デザイナー脂肪』というブログで、夫婦や育児に関する4コマを描いています。
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突然ですが、わが家の買い物事情はちょっと変わっています。友人に話すと驚かれることもしばしば。なぜなら、わが家では家の物を買うにあたり、家庭内でプレゼンして承認を得る必要があるからです。
もちろん必需品はプレゼンなしに購入しますが、他の物で代用できたり、高かったり、なくても差し迫って困らないかも……という物についてはプレゼンの対象になります。
また2017年に子供が生まれ、1DKのわが家は以前に増して物で溢れかえるようになりました。そのため場所を取る物については、とくに議論がヒートアップ。
最近は育児グッズについて、私→夫にプレゼンすることが多いです。が、夫は「すべての荷物はスーツケースに収まる程度にしたい」「費用対効果を見込める物を取り入れたい」という思考の持ち主のため、承認がなかなか下りません……。

とはいえ不便なことがあれば改善すべき、という考えを持っているため話はちゃんと聞いてくれます(そこでよりよい提案を受けることも!)。
それにプレゼンといっても夫婦間のやりとりなので、そんな堅苦しいものじゃないですし、会話することで新しい発見につながることもあって意外に楽しいんですよね。

今回は、こんなわが家のプレゼンを通過した育児回りのグッズについて、プレゼンの様子と共に紹介していきたいと思います。プレゼンを勝ち抜いただけあってか、今ではないと困る物ばかりです。皆さんの参考になれば!
1.耳鼻科に通う年間コストをペイできる「メルシーポット(電動鼻水吸引器)」

幼児の鼻水問題。耳鼻科に通う場合の年間コストと比較して購入に至ったのが「メルシーポット(電動鼻水吸引器 )」です。
もうこれ、散々いろいろなブログで紹介されてますけど、私も激推しします。鼻水を吸うだけなのに1万円ちょっとするので夫の説得に苦労しましたが、長い目で見たときの費用対効果で快諾。今では毎日使ってます!
お風呂上がりに必ず1回、風邪のときは多い時で1日6回吸ったりと使わない日はないほど。

2017年秋に新型が出ました。丸いフォルムがかわいい
使い方もカンタンで、ノズルを鼻の穴に入れてグリグリすると、“ズゴズゴ”音を立てて鼻水がごっそり吸引されます。使用後に溜まった鼻水を見て「今日は20cmいったか……」と確認するのが快感です。角栓が取れたときの感覚と近いのかも。
なんならこれ、出産祝いとして各家庭に支給すべきでは!? 耳鼻咽喉科に毎日通わずとも鼻水をスッキリ吸引できる! 風邪の悪化や中耳炎を防げる! 各家庭へ1万円ちょっとの投資で、医療費を削減できると思うんですけど。えらい人ー!
- 鼻水を取るだけなのに……と思ってたけど、会社員の時給を2,000円と仮定し、メルシーポット1回で病院に行っていた1時間を節約できるとすると、6回で元が取れる。そう考えると安い買い物ですね。
2.予算・重さ・性能で最もコスパが良かった「マキタのコードレス掃除機」

というわけで「マキタのコードレス掃除機」を購入しました。私は知らなかったのですが、マキタはインパクトドライバーなども作っていて、工事現場や設営作業のあるパパたちがよく使うメーカーとして一目置かれているとのこと(夫談)。で、さらっと承認が下りました。なんなの。
うちはバッテリー内蔵型を購入しましたが、外付けバッテリーモデルなら、他のマキタ製品や屋外用コーヒーメーカーなどとバッテリーを使い回せるのも魅力だそう。
予算と重さと性能の面でもよかったので私は今回マキタを選びましたが、各家庭の生活スタイルに合ったメーカーを選ぶとよいと思います。

マキタの無骨なデザインも好きです
ちなみに床拭きロボットのブラーバもいい商品なんですが、ハイハイ期の赤ちゃんにとっては高級なオモチャとしか映りませんでした……。また、わが家ではジョイントマットを部屋のあちこちに敷いているため、段差を越えられないブラーバには本領発揮するのは難しかったようです。

離乳食が始まってからは米粒とか食べカスとかがよく散らばるので、1日に何度かこのコードレス掃除機を使っています。「掃除機かけたい」と思ってから1分以内に作業が終わるのは神です。
- コード式掃除機とブラーバを併用していたので必要か? と思ってたけど、コードレス掃除機を買ったことで週1だった掃除の頻度が明らかにアップ。スリムだからリビングの目に付くところに置いても違和感がないし、今では僕も子供のご飯の後などに気軽に掃除するようになりました。
3.たまには裏ワザも。兄からの出産祝いによってわが家に導入された「歩行器」

面倒なプレゼンをスルーしたい場合の裏ワザです。

歩行器って高そうと思いきや3,000円くらいで買えます
歩行器を置くと明らかに部屋が狭くなるのと、赤ちゃんによっては拒否する子もいるそうなので、真正面からプレゼンしては通過できないと思いこのような手段に出ました、すみません。
というわけで、わが子の子育てにとって神グッズになるか、イチかバチかの賭けでしたが、結果は歩行器に乗せるとテンション爆上げで部屋を歩き回っています。
スッポリ座るタイプのため、離乳食をあげている最中にフラフラ遊びに行ってしまうこともありません。歩行器ごと動く場合はありますが、足で押さえておけば大丈夫です。また歩行器に入れている間に、皿洗いなど家事ができます。
ただし1歳になると自力で乗り降りするようになったので、使わない時は畳むようにしています。使わずに終わる可能性があったので値段重視で買った無名ブランドのこの歩行器ですが、気軽に畳んで収納できるのもいいポイントです。
- 普通に聞いたら、場所をとるし、子供が走り回れるような広い家でもないため反対していたと思う。でも1歳になった今では、ご飯を用意すると自分からよじ乗って「いただきます」と手を合わせて大変かわいいし、助かりまくり。今回のプレゼンは正規のルートじゃないけど、頂いてよかったなあ。
まとめ
絶賛毎日使っている物3つを紹介してみました。家庭内プレゼンはリサーチに時間がかかり面倒ではありますが、商品を徹底的に調べることで「本当にその商品が欲しいのか?」「役に立つ物なのか?」を深く掘り下げることができます。
また夫の意見も取り入れ、さらに吟味することで買い物の失敗もなくなりました。

マキタのコードレス掃除機を悩んでいた当時のLINE(夫提供)
子供が小学生くらいになったら、子供にも欲しい物を自分でプレゼンしてもらうと面白いかなと考えています。皆さんも、ご家庭で買うべきか悩む物が出てきた時は「家庭内プレゼン」を取り入れてみるのはいかがでしょうか!