2019年が終わろうとしています。え、ちょっと早過ぎない?
わたくし、ひらりさ(@sarirahira)にとって、今年のオタク活動で大きな出来事だったのは「韓国俳優にハマって、本国のファンミーティング(全編韓国語。以下、ファンミ)に参加した」こと。
5月に日本で公開された映画『神と共に』に陥落し、7月には渡航して、これまでにないスピードで、推し本体に邂逅(かいこう)し、握手までしてしまったのでした。
遠征時に買ったポーチをぶら下げて『神と共に』応援上映に赴く姿
アイドルのようにイベントが多いジャンルではないので、今年参加したガチの接触〈現場〉はそれくらいでしたが、上のファンミ参戦含めて海外には10回以上行き、映画館には50回以上通い、『神と共に』応援上映には2度参戦し、そこから興味を持って韓国文学を買いあさり、コミケ参加、宝塚歌劇や2.5次元ミュージカル鑑賞、推し神社に行くための京都遠征など、あらゆる方向に充実したオタク生活を送ることができた年だったなと思います(なお現在は、冬コミで個人同人誌を出すために鋭意編集作業中……)。
新たな「沼」も楽しむ中で、オタク趣味とともに精を出したのが、現場での気分が盛り上がるおしゃれ。
昨年ソレドコさんで「現場に行くためにおしゃれしよう!」という体験レポート記事を書きましたが、その後ドハマリしているのが……自爪にカラー剤を塗布するネイルポリッシュで行う「セルフネイル」。
自他ともに認める不器用アラサーなので、SNSなどで素晴らしく奇麗なセルフネイルを上げているアカウントを見ても「う、美しい……」と鑑賞するにとどまっていたというのに、一体なぜ!? と自分でも不思議なくらいです。
しかし転がり落ちたらあっという間で、買い集めたネイルポリッシュはいつの間にか50本以上に。1週間に1回はネイルを塗る時間を作り、日々ドラッグストアやオンラインショップで新色をチェックする、そんな毎日を送っています。
そして何より、推しカラーにした爪、奇麗になった爪、つまりは最高の状態の自分になることで現場がさらに楽しくなる……!
そこで今回は、オタク活動を支援してくれる「セルフネイル」の魅力を紹介します。私と同じようにオタク活動を楽しむ、ジャニヲタの三太さん、ヴィジュアル系オタクの藤谷千明さんからもネイルプレゼンが届いたので、どうぞ最後までお楽しみください!
◆◇◆ もくじ ◆◇◆
- ひらりさ的セルフネイルの推しポイント3つ
- 1.オタクの財布にやさしい!
- 2.いついかなるときも「映える」
- 3.「推しカラー」を集めやすい
- ひらりさが推す、お気に入りのセルフネイル
- ジャニヲタ・三太が推す、お気に入りのセルフネイル
- V系オタク・藤谷千明が推す、お気に入りのセルフネイル
ひらりさ的セルフネイルの推しポイント3つ
まずはセルフネイルをしていくうちに気づいた、私が思う3つの「推しポイント」を紹介します。
セルフネイルの最大にして最高のメリット。
歳を重ねるにつれて沼が増え、気づきました。「いやめっちゃ支出増えてるな?」と。行きたいイベントのチケットは切り詰められないし、コスメの新作も全部欲しいし、最近は服も欲しいし、オタク友達との飲み会だってたくさんあるし……。
イメージを伝えるとプロが複雑なデザインを施してくれる「ジェルネイル」。座ってさえいればあれよあれよと爪が最高になっていくので、それはそれで楽しい沼なのですが、オプションをつけたり、特別なイラストを描いてもらったりすると、1万円を越えてしまうことがしばしば。これを毎回続けるのは結構つらい!
この支出をどうにかしようと、一旦ジェルネイルをお休みし、それだとちょっと物足りなくておそるおそる自分でネイルポリッシュを塗ってみたら想像以上にテンションが上がったのが、セルフネイル沼の入り口でした。
デパコスネイルはそれなりのお値段しますが、ドラコスネイルなら1本1,000円程度、中には500円以下のものもあり、1回当たりにすると100円にも満たないコストでネイルができてしまいます。想像以上にリーズナブル!
オタクがネイルを盛りたくなるタイミングはどんなときか? 1つは、握手会ですよね。アイドルがネイルに気づいて褒めてくれた! と喜ぶツイートをSNSでもよく見かけます。
他にはペンライトを持つときやパンフレットを手にしたときも、爪が奇麗だとうれしくなります。
気合いを入れて晴れ舞台に臨むときに、ジェルネイルはぴったりのおしゃれです。しかし人生、「現場」以外のときもあります。あるいは、接触がないような現場も、無限にありますよね。
そういうときだって爪でテンションを上げたいけど、ジェルネイルは頻繁には付け替えることができません。
なので1回当たりの金額が手頃なセルフネイルがおすすめ。これでいついかなるときも映えます。「あー届いたDVD持って写真撮りたかったけど、爪がダメだな……」と諦める心配もありません。
自分で何度も塗り直すのが手間じゃない? という人もいるかもしれませんが、私は「ジェルネイルで剥がれている状態が続く方がストレス」派だったので、手軽にオンオフできるネイルポリッシュにしてから、ものすごく精神衛生が良くなりました。
友人の中には「特別なイベントのときはジェルネイルするけど、それ以外はポリッシュ」という人がいたので、両者のメリットをうまく組み合わせるのもアリかもしれません。
セルフネイル沼が「沼」たる所以。それは、季節ごとに新作カラーが続々と出ており、微妙なニュアンスの違いにこだわれること。
ネイルサロンでも普通にネイルしてもらうぶんには十分なのですが、各サロンが用意しているジェルカラーには限界があります。「推しのカラーは確かに黄色なんだけど、もう少し明るい色なんだよな〜」と思いつつ、妥協することがありました。しかしポリッシュなら可能性は無限大。
推しの色を探すぞ! と意気込むのもいいですし、気に入って買ったカラーが推しの色じゃん! と家に帰ってからうれしくなることも。
ちなみに「特別な日はジェル、普段はポリッシュ派」の友人は最近、ジャンプの人気作品『呪術廻戦』の推しキャラにあわせたポリッシュを買っていました。
ひらりさが推す、お気に入りのセルフネイル
そんなふうにセルフネイルを楽しんでいるうちに、「推しネイルブランド」も出てきました。「興味あるけど何から買っていいか分からないよ!」という方、ぜひ参考にしてください。
excel(エクセル)
ネイル初心者の圧倒的味方。どこのドラッグストアでも買えるし、奇抜過ぎない上品カラーが勢ぞろい。何より不器用でも塗りやすい刷毛が最高。今秋の新色「N / NL12 キャロットラペ 」(写真)は、私の初恋のキャラクター「草摩夾」(そうまきょう/漫画 フルーツバスケットより)のことを思い出しながら買いました。
JUMII TOKYO (ジュミートウキョウ)
「60秒速乾」が売りの国産ブランド。確かに、朝忙しいときにワーッと塗り直しても、あんまりヨレない。時間のないオタクの味方。深い青緑(DOUBT)や落ち着いたシルバー(LIBERTY)など、攻めたカラーもそろえており、推しキャラにあわせたカラーを見つけやすいかも。
essie(エッシー)
アメリカ発のブランド。とにかく繊細なニュアンスのカラーが多く、ラメ系カラーのぴかぴか感がオタク心をくすぐる。「wire-less id more」(写真)など、一つ一つのカラー名もやばい。カラーポリッシュと一緒に、めちゃくちゃすぐ乾くトップコート「good to go®」を愛用しています。
ZOYA(ゾーヤ)
自爪にやさしいネイルを……がコンセプトで生まれたブランドらしいのですが、とにかく発色がいい。サイトで見られる300以上のカラーバリエーションが圧巻です。私はギラギラ!な「TRIXIE」(写真)を愛用。ひと塗りで世界が変わるギラギラぶりで、とにかくいろいろなモノを手に持って写真を撮りたくなる魔力があります。
SUQQU(スック)
毎シーズン入手困難だしそもそも高いのですが、どうしても憧れてしまうSUQQU様。写真の「鈍砂 -NIBISUNA」はじめ、「濃柿 -KOIGAKI」「透夜 -SUKASHIYO」など、名前の世界観だけで圧倒してくるのでズルい。過去の限定アイテムが欲し過ぎてフリマアプリで買ってしまったくらいです……。和なモチーフの作品にハマってる人はぜひチャレンジしてください。
というわけで、まだまだ修行中の身からのセルフネイル沼レポート、お楽しみいただけたでしょうか。それでは、
- ジャニオタの三太さん
- V系オタクの藤谷千明さん
のセルフネイルをご紹介していきます! セルフネイルをよくするというお二人のネイル事情、私も参考にしたいと思います。
◆◇◆
三太さんの場合:最高大好きであふれる現場をさらに楽しくするセルフネイル
現場でうちわやペンライトを持つとき、担当に手を振るとき、自分から見える景色は「担当と自分の手」です。
ネイルがかわいくてお気に入りだと、「今日の私、最高にかわいいのでは?」と錯覚し(なんせ顔面や全身はそのとき見えていない)、ただでさえ最高大好きであふれる現場が、指先のたった10個の小さな彩りによってさらに何倍も素敵な思い出になるのです。
そんなわけで、自己肯定感が爆上がるネイルにはまり、ここ2年ぐらい毎日セルフネイルをしている(つまりここ2年毎日、「今日の私、最高にかわいいのでは?」と思いながら過ごしている)のですが、最近してお気に入りだったネイルを紹介します。
水転写ネイルシールを使ったセルフネイルです。自分の好きなように切って水を使って貼るネイルシールで、なんともいえない透明感、手書きしたかのような繊細な濃淡が簡単に自分の爪に乗ります。ちなみにこのとき使用したのは、100円ショップCan Do(キャンドゥ)で販売されているしずくネイルシール。
そしてさまざまなアレンジに使えておすすめのポリッシュが、スキューズミーのグロッシーコート! 推しはミルクコート。画像の中指や薬指のように、これを下地に塗って上にシールやパーツを重ねるとちょーかわいいです。
前日夜ににやにやしながらネイルをして、いざ現場へ!
現場ネイルは、メンバーカラーやそのときのツアーロゴを参考にするときもありますが、基本的にコンサートはデートだと思っているので(脳内お花畑)、「今年は夏のデートだから……」みたいな気持ちだけで上記みたいな全然関係ない、あさがおネイルとかもします。大事なのは、誰を思いながらネイルをしたか、そういう恋心を大事にしたいオタク(正気)。
冒頭で述べたうちわやペンライトを持つときだけでなく、遠征中の高速バスで飲み物を飲んだとき、日傘をさしながら物販に並んでいるとき、友達と待ち合わせするためにスマホを持ったとき、バーコードをかざすために入場列でスマホを構えているとき、ちらっと視界に入る指先のかわいさに心躍ります。
最高大好きであふれる、世界でいちばんハッピーな空間で、自分のことも最高大好きになれるたった10個の小さな彩り。これからも楽しんでいきます!
◆◇◆
藤谷千明さんの場合:気合いが入る発色がいいセルフネイル
ヴィジュアル系のライブは、バンドにもよりますが、気合いを入れておめかししている女性の方が多いように感じます。
サロンでセットした髪だったり、いつもより手の込んだメイクだったり、別に本命(推し)に見てもらえるわけでなくても、一番良いコンディションの自分でありたい(まあライブが始まると、フロアの方もヘドバンなどの激しい動きをするため、ドロッドロにくずれることも多々ありますが)。
そしてネイルも例外ではありません。ステージに向かって手をかざす彼女たちのキラキラしている指先。好きなメンバーの色だったり、楽曲の世界だったりをモチーフにするという話もよく聞きます。それぞれ理由や想いがあって素敵だなあと思います。もちろん私自身も例外ではありません。
私はかなり爪が弱く、缶コーヒーのプルタブすら開けられない始末。それゆえに、爪に負担のかかるジェルネイルは避けています(かといってジェルオフした状態だと爪が薄すぎて、生活が困難なレベルになったので……)。つまり、消去法でセルフネイルにしているわけですが、ここ数年は上羽絵惣の「胡粉ネイル」をよく使っています。
日本画用絵具の技術を応用して作られた「胡粉ネイル」は、マニキュアによく使われている有機溶剤などを使っていないとのことで、つけ心地も比較的軽く、一般的な除光液ではなく除菌用アルコールでオフできるという特徴があり、爪に負担がかかりにくいと感じます。
また、お湯でふやかしても剥がれやすくなるので、私はお風呂でシールのようにぺりぺりと剥がしています(ですので、日常的に水仕事が多い方には向いてないと思いますし、炎天下の夏フェスなどにもおすすめできません)。
個人的には、この真っ赤な「艶紅」がお気に入りです。発色もパキっとしていて、黒い服にもいい感じに映えます。
そしてドラッグストアなどで売っている黒いマニキュアって、実際塗ってみると発色が微妙だったりしませんか?(※個人の感想です) こっちは闇の住人なので(?)爪をバキバキの真っ黒にしたいのに!
この「漆黒」は文字通りの発色をしてくれるので、黒服限定GIG(ライブ)でも安心。
もちろんヴィジュアル系カラー以外にも、和風の落ち着いたカラーを中心にたくさんそろっていますよ~。頭のてっぺんから指先まで「気合い(V系で使われがちなワード)」が入っていると、やはり現場でのテンションが変わるな〜と思います。
◆◇◆
三太さんのようにとびきりの世界観を指先まで詰め込んだら、いつもの現場が100倍楽しくなりそう。私の場合はどハマりした映画『神と共に』をイメージして、金と黒のラメを散りばめたい……!
藤谷さんおすすめの「胡粉ネイル」は発色がしっかりして、ここぞという現場で使いたい! こだわりのカラーを実現してくれるアイテムに出会いたい方にいいのではないでしょうか。爪にも優しいということで推し活動が忙しい私たちの毎日を支えてくれそうですね。
ネイルだけで気分が上がりオタク活動が楽しく! 皆さんのオタク活動にもぜひ取り入れてみてください。
ソレドコでTwitterやってます!
今回紹介した商品
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