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防災グッズで本当に必要なものとは?備蓄用・持ち出し用にわけて紹介

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防災週間

8月30日から9月5日は「防災週間」。このタイミングで、もしもの備えについて見直している人も多いのでは。

近年は自然災害も多く、万が一の備えの必要性を感じることも増えていますよね。そこで本記事では、いざというときのために準備しておきたい、本当に必要な「防災グッズ」についてまとめました。

防災グッズは「備蓄用」と「持ち出し用」にわけて考えよう

防災グッズには家具の転倒防止用の固定器具やヘルメット、消化器などの「災害を防ぐ」ためのアイテムほか、リュックなどの防災袋(非常用持ち出し袋)の中に入れるアイテムがあります。

災害が発生したときには、電気やガス、水道などのライフラインがストップしてしまう可能性があります。自宅にいるときにライフラインが止まっても生活ができるよう、普段から必要なものを備蓄しておくことが重要です。

また、自宅が危険な場合には避難場所に移動して過ごすことになります。こうした避難先で生活するときに必要なものは「持ち出し用」として準備しておくようにしましょう。

ここからは、政府広報オンラインの「災害時に命を守る一人一人の防災対策」を参考に、用意しておくべき備蓄品・持ち出し品をまとめました。

自宅用で用意しておきたい備蓄品

飲料水

1人1日3リットルを目安に、3日分は用意しておきましょう。

また、飲料水とは別に、物を洗ったり、トイレを流したりするための水も必要になります。ポリタンクの用意やお風呂の水をはっておくといった普段の備えも重要です。

食料品

1人最低3日分の食料を備蓄しておくようにしましょう(収納スペースに余裕があれば1週間分以上の備蓄をしておくとよい)。

長期保存を前提とした防災食の準備もですが、最近では普段の生活で使う食品や日用品を少し多めに買い置きしておいて、消費した分買い足していくことで、自然に備蓄ができる「ローリングストック」も実践しておくのがおすすめです。

また、最近の保存食は普段の食事として食べてもおいしいものが増えています。種類も豊富なので、自分の好みに合わせて選んでおくといざというときにも食事の時間で心の余裕につながるはずです。

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衣類・下着

ライフラインの停止により洗濯機が使えないケースも考えられます。衛生面も考慮して、1週間程度は洗わなくても問題ないよう下着・衣類の準備をしておくようにしましょう。

カセットコンロ

お湯が使えることで、生活のしやすさは大きく変わります。電気やガスが止まっても使えるカセットコンロがあれば、レトルト食品の温めに使えたり、お湯で濡らしたタオルで体を拭くなど、さまざまな用途で活躍します。

衛生用品・生理用品・救急用品

トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの衛生用品、生理用品は普段のストックの一部を備蓄用としておくのがおすすめ。また、ばんそうこうや包帯など、応急手当ができるような救急用品も用意しておくと安心です。

ほかにも持病がある方は常備薬、体調不良に備えた医薬品なども準備しておくようにしましょう。

照明器具

懐中電灯やLEDタイプのランタンなど周囲を照らしてくれる照明器具も欠かせません。備蓄品としてマッチやろうそくなどもありますが、火災の危険性があるため、地震などが続いているときなどには使わないようにするのがベターです。

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電力を確保する非常用バッテリー

近年では情報収集や情報交換の手段としてスマートフォンの活用が欠かせなくなっています。そのため災害時の電力の確保は非常に重要になってきます。モバイルバッテリーほか、ポータブル電源などの用意があると何かと活躍するでしょう。

毛布・寝袋

特に寒い時期、暖房などが使えないときの防寒対策として毛布や寝袋の用意をしておきたいところ。備蓄用品の収納スペースに限りがある場合、非常用のシートなども有効です。

簡易トイレ

断水になったときには簡易トイレが役立ちます。便座がついていて持ち運びが可能なもののほか、トイレが壊れていないのであれば便器に取り付けて使用する袋タイプもあるので、両方用意しておけるとよいでしょう。

上記以外にもキャッシュレス決済ができない、ATMが使えないといったことを考慮して現金の用意や、携帯ラジオ、季節用品(夏であれば虫除けスプレーや日焼け止め、冬であれば靴下やカイロなどの防寒グッズ)も準備しておきましょう。

持ち出し用(非常用持ち出し袋)に用意しておきたいもの

飲料水・食料品

備蓄用とは別に持ち出し用としても飲料水・食料品を準備しておきましょう。

衛生用品・生理用品・救急用品

こちらも備蓄用とは別に持ち出し用として準備しておきたいところ。ラップやビニール手袋は利用用途の幅が広いため、入れておきたいアイテムです。また、避難所での生活になると感染防止対策グッズの重要度が高まります。持ち出し用として入れておきたいものとしては、以下のようなものがあります。

  • マスク
  • トイレットペーパー
  • ウェットティッシュ
  • 手指消毒用アルコール
  • 汗拭きシート
  • 生理用品
  • ビニール手袋
  • 歯磨きシートや液体歯磨き(水を使わず歯磨きができるアイテムが◎)

など

上記以外にも、医薬品(常備薬など)やばんそうこう、包帯といった救急用品も入れておきましょう。ポーチなどはひとまとめにして取り出しやすいようにしておくのがおすすめです。

また、避難時にはお風呂に入れない日が続くこともあります。そうした不快感を軽減してくれるようなドライシャンプーも一つ入れておくと便利です。

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タオル

体を拭いたりするだけでなく、大きめのタオルがあると簡単な目隠しとして使えるため、利用用途が広いアイテムです。圧縮袋に入れてコンパクトにして持ち出し袋に入れておくようにしたり、タオルとしての利用をメインにする場合はコンパクトに圧縮された防災グッズ用のタオルなどを取り入れるのもおすすめ。

携帯トイレ

避難所などにトイレが用意されていても使えない可能性があったり、混雑していたりすることがあります。そんなときに用意しておきたいのが非常用のトイレ。備蓄用品として簡易トイレを紹介しましたが、持ち出しを前提とした場合、コンパクトに使える携帯トイレがおすすめです。

ヘルメット、防災ずきん、軍手、ヘッドランプなど

身を守るアイテムも入れておきます。懐中電灯も便利ですが、停電で視界が悪いときには両手が使えている方が安全なため、ヘッドランプを入れておくのがおすすめです。

ほかにも貴重品や安眠用品(避難所など周囲に多くの人がいる避難所生活を想定した場合、耳栓などがあると安眠の手助けになります)、衣類(特に下着は数日分は入れておきたい)、季節用品などを入れておきましょう。

***

上記以外にもご家庭の家族構成や状況によって用意すべきものは変わります。乳幼児のいるご家庭の場合はミルクや紙おむつ、哺乳瓶なども必要になります。

いざというときに少しでも安心して過ごすためにも、日頃の準備は大事。防災週間をきっかけに、改めて自宅の防災グッズについて見直してみたり、避難ルートの確認などをして「もしも」のときに備えておきましょう。


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