初めまして。FUNKASTOKと申します。
私は現在、正確には把握していませんが、3,000台近くのミニカーに囲まれています。
コレクターとしてはたいした量ではないかもしれませんが、一般の方からすると異常な状態ですね。実際、この状態を目の当たりにした友人などは、言葉を失います。
今回、私がこんなにミニカーを集めてしまうことになってしまった理由をお話ししましょう。最後まで読めば、あなたもミニカーが欲しくなっている……かもしれません。
ミニカーとの出会いはゆっくりとやってきた
小さいころ、父親にドライブに連れて行ってもらったときのこと。ハイウェイで、横の車線を優雅に走っていくネイビーの印象的な車が1台。
その車が、キャディラック・デビル(ドゥビル、DeVille)。この出会いが、ことの発端でした。
十数年後、ふと立ち寄った雑貨屋でホットウィール(Hot Wheels)というミニカーを見つけます。何の気なしに、憧れだったキャディラックを探してみるも、その店では見つからず、まだインターネットも普及していなかったころで情報も少なく、結局ミニカーを買うこともなく、また十年近くが経ちました。
ホットウィール 米マテル社が1968年に発売開始したミニカーのブランド。英レズニー社(当時)のマッチボックスや、日トミー社(当時)のトミカと同じようにダイキャスト成形による3インチ箱サイズの小スケールミニカーだが、いかにもアメリカらしい派手なデザインやカラーリングが特長。
そして3年ほど前のある日、友人が「ミニカーのカスタムをしている」と話してくれました。カスタムの内容は、分解して塗装したり、タイヤを交換したりでしたが、元のイメージから変化して、すごくカッコ良いものになるミニカーを見て、
「面白そう!」
と、一気に興味が湧いたのを今でも記憶しています。
「ミニカーのカスタム、やってみよう!」
インターネットでいろいろと調べたところ、アメ車が好きだったので、ミニカーを買うならホットウィールが良さげなこと。とりあえずホットウィールは、地元だとトイザらスにしか売っていなさそうだということ、などがわかりました。
そこで、カスタム用のベース車両を探しに地元のトイザらスにさっそく走ったのですが……、なんとそこには憧れだったキャディラックの姿どころか、実車が一切ないという現実。
インターネット上で見ていた車種と、実際に売っている車の差に衝撃を受けました。
「なぜだろう?」
そこには厳しい現実が待ち受けていたのです。
なぜ集めなければならなくなってしまったのか
とりあえずベースの車両は、少し高くなりますが、ネットショップでサクッと購入してカスタムを始めることにしました。
最初はカスタムするために好きな車種を買っていましたが、やがてぶつかる「売切れ」という壁。そして、欲しい車種が絶版になっているという壁。
そうやってミニカーのことを知っていくにつれて気付いてしまったこと、それは……
ミニカーは生ものだ
見かけたときに買っておかないと、後で入手しづらくなる。特に回転の速いメーカーや、限定もの、古いヴィンテージモデルなどは、普通に売っているときに買っておかないと、値段が上がったり、買えなくなります。
ネットショップで前日に売っていたものが次の日に売り切れているくらいならまだわかるのですが、人気のショップでは発売されて数秒後に売り切れ、なんてこともザラにあります。オークションやリサイクルショップで見つけた古いものは一期一会。そのときに買わなければ、二度と出会えないミニカーもたくさんあります。
そんなことを感じていたころ、うっかり目にしてしまった「ホットウィール製品3,000円以上お買い上げの方に先着で非売品のジープ・ワゴニア、プレゼント」のキャンペーン。
とうとう「トイザらスに並ぶ」という、興味ない人からすると頭のおかしい所業ととられかねない行動に出てしまうのです。
欲しくて欲しくて仕方がなかった私は、開店1時間前にトイザらスに向かいました。このくらい前に行けば誰もいないだろう……という考えが、甘かった! すでに数名が並んでいました。
その人達と話をしながら時間をつぶし、いざ店がオープン! そこで謎が解けました。
なぜ、普段トイザらスには実車のホットウィールが売っていないか?
発売日のオープンから30分程度で売り切れてしまうからです。次の発売日である1ヵ月後まで補充はないのです。そして次の月には、別の新しいモデルが入ってくる。そのタイミングで買わなければ、店で買うのはほぼ不可能。そう、ミニカーは生ものなのです。
その日を境に、トイザらスには毎月並び、ネットで欲しい車種を見つけたらすぐに購入するという、消費者の鏡のような行動を取るようになりました。同時に、手元にはどんどん、あくまで「カスタム用のベース車両」のミニカーが集まってしまっていたのです。
そうやって日々ミニカーと向き合っているうちに、だんだんミニカーそれぞれの価値や、市場価格がわかるようになってきました。そうなると貧乏根性もあわさって、「市場価値より安く売っていたら買う」「日本国内で買うより海外の方が安ければ、海外からまとめて買う」という鑑定士のような買い方になり、どうしても欲しければ地の果てまで探しても買うようになりました。もう、カスタムなんて考えている暇などないのです。
その後は、まるで決壊したダムのように、水ではなくミニカーが流れ込んできました。
†
集めてばかりいないで、ミニカーを楽しもう!
ふと我に返ったとき、まるでミニカーで遭難しているような状況でした。
もう置く場所がない!
靴だと思ってミニカーを履こうとしたり、スプーンと間違えてミニカーでカレーを食べようとしたり。さすがにこれではマズいと思い、冷静になって考えました。そもそも楽しむためにミニカーを買ったのだから、楽しまなかったら意味がない。
思いっきり楽しもう!
ここまで読んでくださった皆様なら、きっとミニカーが欲しくなったり、すでに持っていたりすることでしょう。ここからは、FUNKASTOK流の楽しみ方を紹介します。ぜひ、一緒に楽しみませんか?
ちょっとしたカスタムをしよう!
カスタムといっても、簡単なものからちょっと手の込んだものまでいろいろあります。例えば、部分的にペイントする。これは塗料と筆があれば、すぐに誰でも始められます。
ちょっと手の込んだカスタムになると、全塗装やタイヤ交換などがあります。裏面のカシメを外し、本体をバラしてから下処理をして、全塗装。タイヤを他のものに組み替えて完成。ボロボロなミニカーを買ってきて、カスタムでリフレッシュなんてことも楽しいかもしれません。
さらに上級者はペイントも実車さながらの技術を使ったり、パテでエアロを作ったり、幅は無限に広がります。ジオラマなんか作っても楽しいでしょうね。
カッコよく写真を撮ろう!
お気に入りのミニカーを手に入れたり、カッコいいカスタムが完成したら、写真を撮ってみましょう。ちょっと手をかけるだけで、抜群にカッコいい写真を撮ることができます。
誰でも簡単に、携帯のカメラだけでもできる「実車っぽく見せる」手法をいくつか紹介します。
1. 外で撮る
実際の車は、特殊な状況を除いて、ほとんどが外にありますよね。外で撮ることで一気にリアリティーが増します。なぜなら普段目にしている実車と同じ照明環境で撮ることができるからです。
天気のいい日など、すごく雰囲気が出ますよ。
2. 対比できるサイズのものを周りに置かない
大きさが想像できるものが近くにあると、ミニカーはミニカーのままです。対比できるものがなければ、見る人が大きさを想像しづらいので、実車っぽく見えやすいのです。
3. 水平なアングルで、ひたすら寄って撮る
ミニカーのサイズにもよりますが、トミカやホットウィールなどの3インチミニカーと呼ばれるサイズのミニカーは、ピントが合うギリギリまで寄って撮る。これだけでミニカーに迫力が出ます。
さらに、ミニカーに対して水平に近い目線で撮ることで、普段実車を見るときと同じアングルを保てます。少し下から煽ったりしてもカッコ良いですよ。
ちょっと付け足し
一眼カメラを持っている方は、なるべく広角で寄れるレンズを使用すると、迫力・雰囲気が出ます。スマートフォンに装着するタイプの広角レンズもあり、そういうものを使うとグッと良い写真が撮れると思います。
ブログを作ろう。
せっかくカッコいいカスタムをしたり、良い写真が撮れたりしたのなら、どうせなら人に見てもらいましょう。ブログを作って人と交流するのも楽しいものです。私も2つほどミニカーのブログをやっております。
ひたすら手元にあるミニカーをアップするブログ
増えすぎたミニカーに愛を捧ぐ
外で写真を撮るブログ
モーソードライブ
よかったら交流してください。
著者:FUNKASTOK (ファンカストック id:funkastok)
天気が良い日はだいたい海にいます。寒いのが苦手。日々カッコいいものを研究しています。
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