こんにちは。ライターの斎藤充博です。
みなさんは『桃太郎電鉄』シリーズ(桃鉄)を遊んだことはありますか? 桃鉄といえば、ファミコン時代から続く定番のゲーム。僕もコンピューターと100年プレイに挑戦したり、友達の家で明け方までプレイしたり、数々の思い出があります。
そしてこのたび、桃鉄の最新作として、KONAMIさんよりNintendo Switch専用ゲーム『桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!』が、本日(11月19日)発売されました!
桃鉄といえば地方色豊かな「物件」が印象的なゲームです。小さい頃の僕は、「仙台は牛タンが有名」とか、「秋田はしょっつる鍋というものがあるらしい」とか、このゲームで知りました。
また、この記事が掲載されている「ソレドコ」を運営する楽天市場でも、桃鉄の最新作発売にあわせた企画「桃鉄×楽天 全国を巡る大物産展」が行われています。
【本企画は終了しました】
楽天市場では「桃鉄×楽天 全国を巡る大物産展」を開催!実際にゲームに登場する各地域の"物件"のモデルとなっている「桃鉄公認パートナー」店舗の商品も紹介します。
詳細は特設サイトへ!
期間:2020年11月19日(木)午前10時〜2020年12月25日(金)午前9時59分
また、そもそも桃鉄は「鉄道会社の社長になって会社を経営するゲーム」です。ここでふと思ったのですが……。
桃太郎電鉄を本物の鉄道会社の社長がプレイしたら、やっぱり強いんだろうか?
だとしたらどの鉄道会社が強いんだろう……経営がうまくいっているところよりも、日々切実にアレコレ考えている経営難の会社のほうが逆に強いのでは……?
というわけで、僕がやってきたのは千葉県の銚子電鉄。
銚子電鉄は、長年赤字の崖っぷち経営を自虐ネタにしながら、ぬれ煎餅を販売したり映画を作ったり奇抜な起死回生の策をとりまくっている会社です。いかにも経営のことを切実に考えていそう!
(正直なところを言うと、単に「やってみたかった」というのが9割なのですが)
というわけで、社長の竹本勝紀(たけもと かつのり)さんに銚子電鉄の経営状況をうかがいながら、一足早く桃鉄の最新作をプレイしようと思います。はたして、経営難の鉄道会社の社長は、ゲーム内の鉄道会社の運営がうまいんでしょうか。
※取材は、新型コロナウイルス感染対策を講じた上で実施しました
実は食品会社……? 崖っぷち経営の銚子電鉄
プレイの前に、あらためて銚子電鉄の説明をさせてください。
銚子電鉄は、千葉県の銚子市を走るローカル電鉄です。沿線地域の高齢化や少子化の影響もあり、長年にわたって経営破綻の危機にさらされていることでも知られています。
全長わずか6.4kmほどではありますが、銚子電鉄が日常生活の足になっている人たちにとって、銚子電鉄の存続は大きな問題です。沿線にある観光客向けのお店だって、鉄道がなくなったら困ってしまいます。
ちなみに走行区間の中で絶景ポイントはまったくないと言われています。本当かなと思って実際に乗ってみたのですが、畑と民家くらいしか見えませんでした。
そんな状況の銚子電鉄が目をつけたのは「食品」です。1995年に「ぬれ煎餅」を銚子電鉄の犬吠埼駅で売り出したところ、大ヒット。鉄道部門の売上が1億4千万ほどに対して、ぬれ煎餅の売上は2億5千万円になりました。
食べてみると確かにうまい。香り高い醤油が、やわらかい煎餅に染みこんでいて、クセになりますね。
販売開始から2年後の1997年、銚子電鉄は自社でぬれ煎餅工場を設立。鉄道事業はそこそこに、さらなる「ぬれ煎餅」の販売拡大を目指します。
現在では「ぬれ煎餅」の他に「まずい棒」(経営状態が「まずい」という意味)や「鯖威張るカレー」(経営難をサバイバルするという意味)なども販売。これらの食品の売り上げは、銚子電鉄の総売上の8割にものぼるといいます。
ちなみに帝国データバンク(企業の調査会社)からは「鉄道会社」ではなくて「米菓製造業」として区分されているとか。確かに実態はそうですよね。
……というふうに御社のことを認識しておりますが、合っていますかね?
よくご存じですね。その通りです。
こちらが、今回お話を伺う竹本社長。桃鉄を一緒にプレイしたいと持ち掛けたところ、快く引き受けてくれました。気さくな人柄のいい社長!
1962年、千葉県木更津市生まれ。2005年に銚子電鉄の顧問税理士となり、2008年に社外取締役、2012年12月に代表取締役に就任。約20名の社員と共に、経営再建に向けて奔走を続けている。
これから私と『桃太郎電鉄』の最新作をプレイしていただきたいと思います。たとえ本業の鉄道事業が儲からなくても、食品で鉄道事業を支えていくという銚子電鉄の方針は画期的ですよね。桃太郎電鉄も、鉄道以外の事業から収益を得ていくことが重要です。ひょっとしたら竹本社長はかなり強いのでは? と思っています。
どうでしょうね。そもそも、銚子電鉄は食品事業をあわせても、赤字ですからね。この状態が画期的と言っていいのか。
さらに、新型コロナウイルスの影響で、鉄道収益はさらに減っていますし、ぬれ煎餅の売り上げも今後どうなるか分かりません。
その上、2020年度は車両の車検があるんですよ。中古の古い車両だから、検査費用がものすごく高いんです。それが払えるかどうか。
……だいぶ大変そうな状況ですが、社長にはあまり悲壮感がありませんね。
だいたい銚子電鉄なんてね、今までずう~っと経営が厳しいんですよ! いつ潰れる分からないって、みんな思ってますね。私も厳しい状況にも慣れちゃって。ははは……。
ははは……(つられて笑ったけど、これ笑っていいのか?)。
まあ、銚子電鉄のPRになるのなら、ゲームもやってみましょう。
よろしくお願いします!
鉄道会社の社長は「桃鉄」も強いのか? いよいよプレイ!
今回は、竹本社長と僕に加えて、コンピューターの「ガキ」というキャラの3人でプレイします。プレイ年数は、取材時間の兼ね合いもあって「3年決戦モード」にしました。
いちおう先に桃太郎電鉄こと桃鉄がどういうゲームなのか説明しておくと、自分が鉄道会社の社長になって、全国各地を周り、各地の物件を買い求めて進めていくというもの。設定したプレイ年数の終了までに、鉄道や物件から得た収益と、物件の資産価値をあわせた金額(総資産)が一番高い人が勝ちになります。
まずは、プレイヤー全員に1億円と、ゲームの進行を有利にするカード類が配られます。
カード……桃鉄を進める上で欠かせないゲーム中のアイテム。サイコロを2個同時に振れる「急行カード」や、ランダムな駅に到着できる「ぶっとびカード」など、さまざまな種類のカードが存在する。
国からの援助金が1億円とはすごいですね。うちに限らず、ローカル路線は国からの補助はそうそう受けられないんです。県と市は支援してくれるのですが……それを通すのも、ものすごく大変でした。
さっそくリアルな経営事情が来ましたね……。
最初の目的地は「高山」になりました。
サイコロを転がして目的地まで電車を進めていきます。すごろくの要領ですね。
ふむふむ……。
名前のついている駅に止まると、いろいろな物件を買うことができるんですよ。例えばこの「日本そば屋」を1,000万円で買うと、毎年3月の決算時に700万円が入ってきます。
購入価格の70%の収益……。相当な付加価値ですね。一体どんな経営をしていたら、こんな収益を出せるんだろう……?
確かに、現実にはちょっとない数字ですね(笑)。
これだったら、借金をしてでも、物件を大量に買った方がいいんじゃないかと思いますね。それはできるんですか?
自分から借金はできないんです。もしも手持ちの現金を超えた赤字が発生すると、それは勝手に借金として計算されます。
あ、そういうことか……。気がついたら、借金背負ってるってわけね。銚子電鉄みたいなもんですね。
いや、そんなことはないですよ。って、否定するのが正しいのがどうかも、ちょっとよく分かりませんが……。
ちなみに銚子の物件はこんな感じです。
おお! 「ぬれせんべい屋」があるんですね。「漁師のプリン屋」は銚子名物の伊達巻きのことですね。これはおいしいんですよ。醤油工場も目の前にありますね(銚子電鉄本社のとなりはヤマサ醤油の工場)。ちゃんと現実に対応しているんですね。
桃鉄って、こんなふうに知っている場所があると盛り上がるんですよ。今回もどこかで銚子に止まりたいですね……。
物件……桃鉄で勝つ上で重要な存在。「物件マス」と呼ばれるマスなどに止まると、その土地の物産を扱ったお土産屋さんや、ランドマークの物件を購入することができる。毎年決算の時期になると収益がもらえたり、臨時収入があったりすることも。
滑り出し好調な竹本社長と、貧乏神にとりつかれる僕
そんなことを話しながらゲームを進めていくと、竹本社長が目的地の高山にスルッと到着しました!
社長、サイコロのヒキが圧倒的に強いですね……! さすが。
うーん。うちの電車はのろいんですけどね(銚子電鉄の運行速度は40キロ程度)。ゲームでは速かった、か……。
軽口を言いながらも、高山の物件を買えるだけ買う竹本社長。このゲームの勘所をきっちりおさえている。
高山っていろいろ名物あるんですね。飛騨牛のお店は分かるんですが、漬け物ステーキ屋ってなんだろう?
なんでしょうね。私も分かりませんが、まあ買うことに間違いないでしょう。
僕は気になりますね。そうか、こういうのも楽天市場で調べてみればいいのか……。PR的にいい展開……。
なお、目的地から一番遠かった僕には「貧乏神」がついてしまいました。
貧乏神はお金を勝手に捨てたり、いらない物件を買ってきたりします。これをいかに対戦相手になすりつけるのかが、ゲームのポイントです。
貧乏神……設定した目的地に誰かがゴールしたとき、目的地から一番遠い場所にいるプレイヤーにとりついてしまうキャラクター。プレイヤーの資産を奪ったり、進行に悪影響を与えたりと、いろいろなおせっかいを仕掛けてくる。
なるほどね。銚子電鉄にも貧乏神はいるな~。2006年に前オーナーによる横領事件があったんですよ。1億円ですよ。業務上横領だから、銚子電鉄に返済義務があったんです。あれは大変でした……。
ライターとして引き出そうとしていた”経営者としてのぼやき”を社長自ら全部語ってくださる。サービス精神100%だ……。
次の目的地は「名古屋」。先ほどの目的地だった高山からも近く、竹本社長は「急行周遊カード」(「急行カード」と同じくサイコロを2個同時に振ることができる上に、何度か繰り返し使用できる)を使ってまたもやサクッと一番乗りしました。
竹本社長、ゲームの理解が異常に早いですね。
運ですよ、運。こんなところで運を使うくらいなら、銚子電鉄の方に運を振り分けたいのですが……。
名古屋駅で物件をガンガンに買う竹本社長。
「えびせんべい」を楽天市場で見る
「みそ煮うどん」を楽天市場で見る
「ひつまぶし」を楽天市場で見る
えびせんべい屋に、味噌煮込みうどん屋に、ひつまぶし屋。名古屋って名物いっぱいありますね。
名物を買うのもいいんですが、ちょっと物足りないですね……。ここで借金して、780億円のガスコンロ工場を買ったとしますよね。そのすぐ後に「徳政令カード」(プレイヤー全員の借金が帳消しになるカード)で借金を帳消しにするとかできないんですか?
最初にも言いましたが、手持ちの現金の分しか買えないんです。
やっぱりそれはダメか……。ショボい投資だけど、買える分だけ買っておきますか。
ショボい投資、とかいいながらサクッと1億円のひつまぶし屋を買っている……。
このときに買ったひつまぶし屋はあっという間に大人気になって……。
あっさりと購入価格の倍以上の臨時収益を叩き出しました。食品で収益を得ていくやり方は桃鉄序盤の基本的な攻略法とはいえ、銚子電鉄の経営方針を思い起こさずにはいられません。
1年目の決算では竹本社長がぶっちぎりで1位。その後、展開が一転……
ゲームは進んで1年目の決算です。所有物件の収益が総資産に加算されます。
決算……1年の最後である3月に行われるイベント。この決算までに所有している物件の収益が総資産に加算される。
この時点で、竹本社長はぶっちぎりのトップです。僕はコンピューターにも負けている状況。
うーん。ついてないな。ダメですね……。
斎藤さん。
なんですか。
それが人生というものだよ……。
なんの話ですか???
竹本社長、ノリノリですね。でもみなさんご存じの通り、このままでは行かないのが桃鉄というゲームです。
ゲームが進行する中、貧乏神がとりついてしまった竹本社長。その貧乏神が……
キングボンビーに変身してしまいます。
やったー!
なんですか、これ?
貧乏神が進化しました。
貧乏神が進化するの? 銚子電鉄っぽいね……。
キングボンビー……貧乏神が変身した姿の一つ。さまざまな変身形態の中でも最も有名かつ、最もやっかいな存在としても知られている。
貧乏神が竹本社長のお金をいっぱい捨てていますよっ(喜)。
……11億円も捨ててるの? もうあきらめようかな。
竹本社長、「絶対にあきらめない」がモットーなんじゃないですか?
銚子電鉄は赤字が続いていますが、竹本社長は鉄道を続けることを「絶対にあきらめない」と、公言しています。
その意思は強く、駅名に(絶対にあきらめない)をおりこんでしまうほど。銚子電鉄の経営はあきらめないですが、桃鉄はわりと、あっさりとあきらめそうになるんだな……。
キングボンビーがお金を捨てた結果、竹本社長は物件のほとんどを売らざるを得ない展開に。
さらにこの後、竹本社長の車両が大破してしまいました。
それも2回立て続けに。
これまでジョークを飛ばしながらゲームを進めていた竹本社長も、これには一瞬無言になってしまいました。
大丈夫か、この展開。なんかシャレにならないぞ!
やがてゲームは終盤に
竹本社長が沈んでいる間に、僕も追い上げていきます。
しかし、スリの銀次にお金を盗まれてしまい……。
手持ちの現金はゼロに。
その直後に期間の3年が過ぎて、ゲームが終了しました。
優勝したのは、コンピューターのガキ社長。実は、ガキ社長は食品の物件を中心に買い、着実に資産を増やしていたのでした。後半で僕と竹本社長は最下位争いをしていたのです……。
終わってみれば私は債務超過(会計用語で負債が資産を超えること)ですね。
なんかすみません……。
いや、よくあるじゃないですか。悪い夢を見て目が覚めると、「夢でよかった~」って。これがゲームで、本当によかった。
ちなみにプレイしてみて、桃太郎電鉄は現実の鉄道経営に似ている部分があると思いましたか?
現実の鉄道経営で重要なのは、安定的に輸送の安全を確保することです。それでも、常に何が起こるか分からないというリスクは常にあります。このゲームも、次の瞬間に何が起こるか分からないでしょう。そういう意味では似ているところがあるかもしれません。リスク管理の重要性をあらためて教えてくれるゲームですね。
ピシッと言ってくれた(笑)。ありがとうございます。
破綻寸前の銚子電鉄を救ってくれたのは「ぬれ煎餅」
ゲームを終えたところで、あらためて銚子電鉄の経営についてお話をうかがっていきたいと思います。竹本社長は銚子電鉄のPRでメディアによく出られていますが、もともとは銚子電鉄となんの関係もなかったんですよね?
私はもともと、税理士事務所の雇われ税理士だったんです。2005年に銚子電鉄を担当することになりました。
当時から経営状態は悪かったと思うのですが、税理士として率直にどう思いましたか?
経営状態が悪かったのはもちろんなんですが、会計管理が悪かったのが印象に残っています。帳簿は全て紙に手書きでした。
しかも、経理課長が帳簿の貸方と借方を全て真逆に書いていたんです。これだと、赤字が黒字に、黒字が赤字に見える。パッと見た瞬間、「銚子電鉄は儲かっているのか?」と思ってしまいました。
経理課長に貸方と借方を逆にするように教えて。会計ソフトを入れて。そんなことを一つ一つやっていました。現在では会計はクラウド化しています。
銚子電鉄の事務所はかなり古めかしい。会計をクラウド化しているとは……。
会社はこんな状況なのに、2006年には当時の社長が横領事件を起こします。このままでは本当に銚子電鉄がつぶれてしまう。もうやぶれかぶれで「電車運行維持のために『ぬれ煎餅』を買ってください」「電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです」と経理課長がインターネットで言ったら、ぬれ煎餅が大ブームになりました。
銚子電鉄、命拾いしましたね。
実はそのときに、ぬれ煎餅のオンラインショップを作ったのは私なんですよ。自分の小遣いでレンタルサーバーを借りて、ホームページを作って、注文を受けられるように設定して。それを公式オンラインショップって勝手に名乗っていました。売上はもちろん銚子電鉄につけましたよ。
それは外部の税理士だったときですよね?
そうです。あのときはいろいろ工夫しましたよ。小学生の娘に折り鶴を折ってもらって、それをぬれ煎餅に添えて写真を撮ったりしてね。こうするといいものに見えるでしょう。
しかし、明らかに税理士の仕事を超えていますよね。
そうですね……。ただ、一般的に会社の経営をよくするためには「売上を上げる」「経費を下げる」この2つしかありません。そして、多くの税理士は会計指導で「経費を下げろ」しか言わないんです。
それはそうでしょうね。
それって誰でも言えることだと思いませんか? そんな状況に反発心がありました。
そこで、当時の私は担当している企業の売上を増やすような施策をいろいろとしていたんです。ネットでアフィリエイト広告を打ったり、メールマガジンのライターをしたり。HTMLメルマガが出始めた頃で、一生懸命きれいな物を作っていましたね。そうした中の1社が、銚子電鉄だったというわけです。
それは、税理士の料金でやっていたんですか?
そうです。しかも銚子電鉄に対する顧問料は安くて、相場の半額くらいでした。どのみち私は雇われなので、税理士事務所に入るお金なのですが。
ほとんどボランティアみたいなもんですね。
本来ならやるべきではないのかもしれませんが、性格的に見過ごせないんですよ。ただ、銚子電鉄に関しては、取締役にしていただいて、こうして社長にもなりました。
責任が出てくると、より一層大変なんじゃないのかと思うのですが。
そうですね。それに社長になりましたが、経営が厳しいんで役員報酬はほぼゼロですよ。私の本業は相変わらず税理士です。
物産は地域を救う! 気になるものをお取り寄せしてみよう
今後も銚子電鉄の経営は、ぬれ煎餅の売上にかかっているかと思います。せっかくなので、ぬれ煎餅のPRをしていただけますか。
ぬれ煎餅って、ようは湿気った煎餅ですよね。本当においしいのかな……? みんな「銚子電鉄を救った奇跡の煎餅」って思っているから、おいしく感じているだけなのでは……? 人間はそういう錯覚をする生き物だと思いますが……?
ちょっと! 僕も食べたけどおいしかったですよ!
ぬれ煎餅はちゃんとおいしいよ!!!
まあそれは冗談で、私もおいしいと思っています。ぬれ煎餅には濃口、薄口、甘口の3種類と、銚子市近隣地区でしか買えないごま味があります。お茶請けにしてもいいし、ビールのおつまみにしても最適です。
それは本当にそう!!!
なんといっても、ぬれ煎餅は濡れている。それにより、食感が独特になります。さらにぬれ煎餅は食べてもカスが落ちません。だから、お部屋を汚しません。
うんうん!!!
もちろん電車の中で食べても車内が汚れません。ぜひ通販で買っていただいて、気に入ったら銚子電鉄に来ていただいて、電車に乗りながら車内で食べていただければと思います。
ありがとうございます!(いい感じにまとまった!)
竹本社長が「本当においしいのかな……?」って言いだしたときはヒヤヒヤしましたが、なんで僕がヒヤヒヤしなくちゃいけないんでしょうか。これも竹本社長の手のひらの上なのかもしれません。
あらためて最後に、桃鉄の最新作をプレイしてみてどうでしたか? 社長は負けてしまったわけですが……。
今回は負けましたけど、むしろ桃鉄で厄落としができたと思っています。現実の銚子電鉄の経営が上向いたら、桃鉄のおかげですね!
信じられないくらい前向きだ! ありがとうございます。
そして、楽天市場では地方のいろいろな名物を集めた「桃鉄×楽天 全国を巡る大物産展」を開催しています。桃鉄と同じく全国の物件(店舗・ローカルショップ)を旅するように楽しもう! という企画で、「ぬれ煎餅」のように作っている人の思いが込められたローカルフードが見つかるかもしれません。こちらもぜひチェックしてみてください。
※本企画は終了しました
撮影:小野奈那子
著者:斎藤充博
指圧師・ライター・マンガ家などをしています。昼寝とビールが好きです。
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