「早川書房 秋の大感謝セール」が2024年11月7日(木)まで開催中です! 主要電子書籍ストアで早川書房のSF、ミステリ、ノンフィクション、文芸など2,000点以上が最大50%OFFとなっています。
そこで今回は、おすすめの早川書房の本をフィクションとノンフィクションから紹介します。
【早川書房 秋の大感謝セール】
- 開催期間:2024年11月7日(木)まで
- 開催場所:主要電子書籍ストア
- 対象作品:2,000点以上
- 割引率:最大50%OFF
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フィクション
『プロジェクト・へイル・メアリー』(上・下)アンディ・ウィアー(訳:小野田和子)
映画も大ヒットした『オデッセイ』のアンディ・ウィアー最新作。編集部メンバーが「自分にとって、ここ10年で最高の読書体験だったと断言できる一作」と推す作品です。
上・下巻でそれぞれ頁数も多いので腰が引けるかもしれませんが、軽妙な文体とセリフ、設定の面白さと説得力、キャラクター造形、そして何より「マジかーーーーーーーー!!!???」となる超展開で、あっという間あっという間に、なんなら徹夜で読了にいたるでしょう。
『春にして君を離れ』アガサ・クリスティー(訳:中村妙子)
誰も殺されないし、死なない、犯人も出てこない、トリックもない、アガサ・クリスティーのロマンチック・サスペンス。
「春にして君を離れ」という叙情的なタイトル。てっきり詩的なミステリが展開されるのかと思いきや、そんなファーストインプレッションを木っ端みじんに打ち砕いてくれるのがこの本です。
『時の娘』ジョセフィン・テイ(訳:小泉喜美子)
探偵小説史上に燦然と輝く歴史ミステリ不朽の名作。英国史上最も悪名高い王、リチャード三世。彼は本当に残虐非道を尽した悪人だったのか?
入院中のグラント警部は、歴史書をひもとき、純粋に文献のみからリチャード王の素顔を推理します。
高校時代、世界史の先生のおすすめで読んだという編集部メンバーいわく、「世界史が好きな人はもちろん、世界史が特に好きではない方にも楽しめる内容」です。
『戦闘妖精・雪風〈改〉』神林長平
ブログ「基本読書」などにSFやノンフィクションについての記事を書いている普段は冬木糸一さんのおすすめの1冊。南極に現れた超空間〈通路〉から突如出現した異星体〈ジャム〉という未知なる存在と、人類の戦争が描かれています。
未知なる存在との戦争を描く本作ではあるが、その中心にあるのは現代の無人兵器が抱える問題にも接続できる、人と機械の関係性についての終わりなき問い掛けだ。初めて読んだ時に「作家はここまで独自のスタイルを築き上げられるものなのか」と驚愕(きょうがく)しただけでなく、『グッドラック』『アンブロークンアロー』とシリーズが進むにつれその思索もより深まっていく。神林長平という、日本を代表するSF作家の神髄がここにはある。
『グラン・ヴァカンス』飛浩隆
こちらも冬木糸一さんおすすめの作品です。2018年に短編集『自生の夢』(河出書房新社)で日本SF大賞を受賞した飛浩隆は、冬木さんいわく「いま日本で最も研ぎ澄まされた作品を書く作家」。
仮想リゾート〈数値海岸〉の一区画〈夏の区界〉を舞台に、わずかに生き残ったAIと謎の存在〈蜘蛛〉の大群との、一夜の攻防戦が描かれます。
これまで意識してSFを読んだことがない方が、この作品で初めてSFに触れることができるのであれば、それはとても幸せな出会いになるはずだ。
冬木さんがおすすめする他の書籍はこちらから。
ノンフィクション
『スイッチ! 「変われない」を変える方法』チップ・ハース&ダン・ハース(訳:千葉敏生)
仕事や生活の習慣がなかなか変わらない、変えることができない……と考えていたときにこの本を読んだという編集部メンバーのおすすめ。
実際の仕事や生活に実践できる「変化を起こすためのコツ」がちりばめられています。
『習慣の力(新版)』チャールズ デュヒッグ(訳:渡会圭子)
大人気ビジネス書作家ハース兄弟による変化を起こすための実践的ヒントが詰まっている『習慣の力(新版)』。
どうすれば物事が続けられるのだろう、という疑問に科学的なアプローチで答えてくれる一冊。新しい習慣を作りたい、と考えている方はぜひ読んでほしいです。