それどこ

冬の鍋料理

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こんにちは。小林銅蟲です。

それでは、よろしくお願いいたします。

 

  • やること:料理

 

※編注:アンコウとスッポンの解体の画像があります。苦手な方はご注意ください。

 

会場のギークハウスZEROです。実際そう呼んでいるのが何人いるのか知りませんが、だいたい「底辺」「不適切な構造」「ありさま」とか呼ばれています。

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元々猫カフェだった場所で、信じがたいことに人間が居住しています。床はコンクリで本当に厳しい。建物の中で路上生活をしているような環境です。

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これはアンコウです。こちらで購入しました。

 

歯が鋭いです。画鋲のよく研いだやつがまばらに生えてると考えてください。あと眉間にもなんかトゲがあります。


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これは牡蠣です。こちらで購入しました。

 

たまに蟹が入っていて、味が濃くてうまいです

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あとアメ横でスッポンを2匹買いました。

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これは熊です。

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調理の順番的にまずスッポンですが、手順的には、ざっくりいうと

  • 首を落とす
  • 熱湯に浸けて皮を剥く
  • 爪先を除去
  • 解体
  • 煮る

という感じです。

一部画像に迫力があるので見たい人が見る方式にします。

 

 

スッポンの解体はこれが初めてではないのですが、曖昧にやっていったら意味がわからなくなり、?????????????みたいになったので、いじりすぎて膀胱も胆嚢も破りました。

膀胱と胆嚢はスッポン解体で破ってはいけないものツートップですが、ただちによく洗えば問題無いです。とにかくよくわからなくなって、しかも2匹だし、全然バラせなくて資料撮影どころではなく、これもう置いて帰るか、終わりだ、本当に最悪の体験になった、みたいになって、ヤケクソでそのまま鍋にぶちこんで煮たのを取り出して水で洗ってヴァーなって手でむしったら細かくできたのでよかったです。

皆さんもスッポン解体で発狂したらとりあえず茹でればいいと思います。それをまた何度か茹でこぼしたりアクを延々取って、醤油で味を付けたのが下の状態です。

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男らしい解体をしたのでパーツが大ぶりです。

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あんだけ雑に作ったのにうまいのでスッポンはすごいですね。むしろ優しいと思います。

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ある程度食ったらうどんを入れるとうどんになることが知られています。うまい

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色々あったけど良かったねーみたいになってたけどアンコウがいて気持ちになりました。一度に複数の大ネタを一人でどうにかしようというのが間違っているということにそろそろ気が付きます。

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また顔ですが、アンコウ全体を触ってみたところ、とにかく歯と顔のトゲ以外はどうにかなるということがわかってきました。

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アンコウのサイトを今見たら「肛門から包丁を入れてワタを出しましょう」て書いてあって、全く読んでいなかったので意味不明な場所から切り始めています。

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吊るし切りはどうだろうということになり、水を入れてみましたが意味がないのでやめました。

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とにかく顎を鍋に入れるとやばいので除去します。

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顎をなんとかしたら後はそんなに難しいことはなく、出刃包丁を叩きつけると大体切れます。人間が食べられそうな大きさにします。

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 煮ます。アンコウが水分すごいのでこんなに水を張ったらだめです。今後の課題とします。

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はい

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味噌仕立てにしました。野菜ですが、僕がもう何もしたくなかったので無かったことになりました。

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アンコウはすごく味が淡いので、スッポン2匹ぶんの鍋なんか食べた後だと最初「?」みたいになります。よくよく確かめると味があり、しゃくしゃく、ふわふわ、とろとろしています。アンキモは溶けてどっか行きました。

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 毎度自己責任でたいらげてくれる心強い皆さんです。衛生観念がない。

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熊です

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あと牡蠣を剥くのがだるくなったので鍋に入れられるだけ入れて茹でました。

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そしたら超うまかった。すごい。牡蠣をやるときはタレを種類たくさん用意すると楽しそうですね。大量の牡蠣は前にもやったんですけど、楽天には「牡蠣100個」みたいなジャンルがあって、ものすごい量来るので牡蠣だけで満腹になりたい人におすすめです。

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余談ですが、ルータが最悪な場所に置いてあり、スッポンがツルッバシャーンなって湯がぶっかかって当日のインターネットが即死しました。放置してたら直ったそうです。よかったですね。

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著者:小林銅蟲 (id:negineesan)

小林銅蟲

1979年神奈川県生まれ。横浜市在住。漫画家。

著作「ねぎ姉さん」「さいはて」「寿司虚空編」など、よくわかんない内容の作風で知られている。

ホームページ:http://negineesan.com/
Twitter:https://twitter.com/doom_k
ブログ:http://negineesan.hatenablog.com/
連載中:http://comic.pixiv.net/magazines/87