推しの映像を大画面で見たいときに便利な家庭用のプロジェクター。スマホサイズの持ち運びしやすいプロジェクター「カベーニ」と、200インチ投影も可能なモバイルプロジェクター「Halo+」を所有するがじゃりこ。さんがそれぞれの製品を紹介。画質や音質、使用感などを比較しています。
推しの映像はできるだけ大きな画面で見たいのがオタク心。
いかに綺麗で大きな画面で映像を観れるかで、オタクライフの充実度はうんと変わります。
そんな願いを叶えてくれるのがホームプロジェクター。でも、お手頃価格では画質が心配だけど、高価なものに手を出すには踏ん切りがつかない……という人も多いのでは。
筆者はスマホサイズの「カベーニ」(約4万円で購入)と、映画館で鑑賞するような映像体験ができることから、“持って歩ける映画館”とうたわれる「Halo+」(約10万円で購入)を所有しているのですが、やはり、それぞれの良さがあるなと感じます。
そこで今回は、この価格帯が異なるプロジェクターそれぞれの商品特徴や画質、音質、使いやすさについて紹介をしたいと思います。
まずは、「カベーニ」を紹介。
KABĒNI(カベーニ)スマホ型プロジェクターは遠征にもピッタリ
「カベーニ」はスマホサイズというコンパクトさで、薄さ17mm、重さは220g。プロジェクターとは思えない手のひらサイズが特徴的。付属の三脚に取り付けて使います。この付属の三脚で投影する角度を変えられるので、天井にも映せるのがうれしい。ベッドで寝っ転がりながら……という楽しみ方もできます。
また、Netflix、YouTube、prime videoなどの動画配信サービスにも対応しているので、Wi-Fiがあれば即視聴可能。HDMIでパソコンやレコーダーと繋ぐこともできます。
画質は及第点。ピント調整は少し手間がかかる
130インチまで投影できプロジェクターとしての機能は十分。自動台形補正機能や四点補正機能も付いているので、多少の傾きなら自動で見やすいように修正してくれる優秀さもあります。しかし、ピント合わせは自分で行う必要があり、位置がちょっとでもズレるとやり直し……という手間が発生。
また普通に鑑賞する分には問題ありませんが、フルHDのプロジェクターと比較するとどうしても画像は粗めかな、と感じます。
音質も普段使いとしては十分。音割れが少し気になるかも
音質ですが、普通に映像を見る分には十分ですが、ライブのような爆音を流すとくっきりとした音質でなく、少し音割れするように感じます。
小さな本体から音を出しているので仕方がない部分もありますが、ハイクオリティを求めるなら物足りなさを感じそう。
持ち運びにはやっぱり便利! コードレスなのもうれしい
使いやすさについては、起動がゆっくり、Wi-Fiの調子もありますがYouTubeなどの配信動画の読み込みには時間がかかる印象です。気持ちに余裕が必要ですね。
差し込み口にはHDMI、USB-A、microSDなどがありますが、個人的に活躍しているのがHDMIの接続。パソコンと繋いでライブ配信を見たり、レコーダーと繋いで録画番組を大画面で見たり。YouTubeやNetflix等はそこまで使わず、ひたすらHDMIを使っています。
また、スマホサイズかつコードレスで使えるので遠征やオタク会(推し活会)に持って行きやすいのは大きな利点です。本体は32Gと容量があり、動画を保存しておけばどこに行っても映像を楽しむことができます。
紹介した人:がじゃりこ。
気がつけば自担を追いかけて10年。地方から抜け出し東京までやってきました。身の丈にあった推し活をテーマに、仕事も推し活も全力投球。