ご当地グルメ研究家の椿です。主にテレビ番組などでリサーチャーという仕事をしており、日本全国にある独特の料理、食べ方、B級グルメなど、さまざまなグルメ情報をメディアで発信しています。
突然ですが、皆さんは「スタグル」という言葉を聞いたことがありますか? スポーツの試合などが開催されるスタジアムで楽しめる「スタジアムグルメ」のことです。
特にサッカーファンの間では有名で、その土地ならではの食材を使用した料理が各スタジアムにズラリと並ぶのだとか。その光景を見て「ご当地グルメのイベントみたい」と言う人も多いらしく、こうしたスタグル目当てで遠征するサポーター(サッカーファン)も少なくないとのこと。ご当地グルメ研究家としては気になってしまいます。
そこで今回は、全国56カ所のスタジアムへ通ってスタグルを食べた経験があるというマニアに、サッカーの試合で食べられるスタグルの魅力をたっぷりと語っていただきました!
記事の最後には、全56カ所のスタグルガイドも掲載しています。
スタグルマニア・めしたろうさんに聞く、スタグルの魅力
スタグルについて語っていただくのは、Twitterなどで日々スタグルに関する情報を発信しているめしたろうさんです!
- めしたろうといいます。よろしくお願いします。
── よろしくお願いします! スタグル(スタジアムグルメ)がサッカーファンの間でも注目されているそうですね。なぜこんなに人気になっているのでしょう?
- まず前提として、スタグルは非常に幅広いメニューがあります。ご当地グルメはもちろん、その試合でしか食べられないような限定メニューを出しているところもあるんです。それと、各クラブチームもスタグルを集客の強力なツールとして考えています。だから魅力的なメニューがどんどん充実しているんですね。試合観戦はもちろん、グルメもサポーターたちがスタジアムへ足を運ぶ大きな目的の一つになっているんですよ。
── それは楽しそう! スタグルって、メニューとしてはどういったものが多いんでしょうか?
- 片手で食べられるような串焼き系だったり、地元の食材を使ったものだったり、幅広いですね。見た目のインパクトが強いものも結構多くて、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県)の「メロンまるごとクリームソーダ」(夏季限定販売)は、“インスタ映え”という言葉がなかった時代からありました。中をくり抜いたメロンに、ソーダやアイスクリームを入れた人気メニューです。ここはいつも行列が出来ていますね。
茨城県立カシマサッカースタジアムで期間限定販売されている「メロンまるごとクリームソーダ」
── すごい……! これは写真に撮りたくなる! こうしたスタグルを楽しむ女性客も増えているのでしょうか?
- 女性客はどんどん増えている印象です。どこのスタジアムも「女性サポーターにもどんどん来てほしい」と思っているようで、女性も楽しめるようなスイーツ系が充実しつつありますね。最近はタピオカドリンクも増えました(笑)。最初にも言いましたが、やっぱり各スタジアムがいろいろ工夫しているのを感じます。サッカーだけでももちろん魅力的ですけど、+αでお客さんを引っ張ってくるのにグルメはやはり強いです。
── その中で、変わったスタグルはありますか?
- NDソフトスタジアム山形(山形県)に「炎のカリーパン」というスタグルがあって、これはアウェイチーム側の地域にちなんだ具を入れて「敵を食べる」という楽しみ方ができるものです。対戦相手が同じでも、カレーパンの中身は毎年ちょっとずつ変わっているので、「今回は何が入るのかな?」と毎回楽しめるようになっているんですが、意外なものが入っていることがあって、面白いなと思います。
── 面白いというと、どういう具材なんでしょうか?
- 変わったところだと、イナゴとか……。
── イナゴ……! というと、長野の郷土料理ですね。相手チームは松本山雅FC(長野県)でしょうか?
- これが、実はFC東京(東京都)なんです。FC東京のサポーターって、相手チームのスタグルを食べ尽くしてしまうことで有名なんですね。それで「イナゴ」。FC東京のサポーターも自分たちで言っていますね。本当にすごい勢いで食べるんです。
── (Twitterを確認して)本当だ、Twitterに「#蝗活」というハッシュタグがあるんですね。FC東京のサポーターたちが「アウェイチームのグルメを食べ尽くす」という意味合いで使っていらっしゃる。こういう文化もあるんですね……!ちなみに、めしたろうさんはいつからスタジアムへ通うようになったんでしょうか? スタグルにハマったきっかけも気になります。
- 本格的にスタグルを追い掛け始めたのは2010年ごろからですね。それから月に数回はスタジアムへ通うようになり、全国56カ所のスタジアムでスタグルを食べました。ただ、スタグルを好きになったきっかけは結構前で、4〜5歳の頃です。
── そんなに小さな頃から!
-
家族全員が野球好きだったので、子供の頃は、よく出身地である山口県の球場に行っていたんですよ。プロ野球のオープン戦か何かだったと思いますが、そのときに食べた魚肉ソーセージの味が忘れられなくて。
その理由を考えると、スタジアムという、解放感があって大勢の人がいる中で何かを食べることに「ハレの日」を感じたからなんですね。とても新鮮で、楽しい思い出になりました。その体験があるから、今でも「スタグル=特別な場所で食べるもの」として追い掛けています。
── なるほど……。確かに、スタジアムで食べるという体験も含めて思い出に残りますよね。今は、スタジアムへ行くと必ずスタグルを購入されるのでしょうか?
- スタジアムにはサッカー観戦を一番の目的として訪れていますが、スタグルも観戦の大事な要素だと思っているので、飲食出店がある場合は必ず何か購入するようにしています。ちなみに、気になるクラブチームはJ1やJ2といったカテゴリーを問わず観戦していますね。
マニア厳選! 絶対に食べたい、おいしいスタグルが集まるスタジアム3選
── 「ここはおいしいスタグルが多いから積極的に行きたい!」というスタジアムもあるんですか?
- ありますね。こちらの3カ所です。
おいしいスタグルが集まるスタジアム3選
(茨城県・鹿島アントラーズ)
(岐阜県・FC岐阜)
(岡山県・ファジアーノ岡山)
- 個人的に、茨城県立カシマサッカースタジアム(茨城県・鹿島アントラーズ)、岐阜メモリアルセンター長良川競技場(岐阜県・FC岐阜)、シティライトスタジアム(岡山県・ファジアーノ岡山)は不動です。
── そんなに! めしたろうさんにそこまで思わせる理由って何なんでしょう?
-
この3カ所は、明確にスタグルを充実させて、来場者の満足度を上げようというのが感じられるんですよね。
スタグルに限らず、食のイベントは年間を通して全国各地で行われていますが、「並んでばかりでなかなか楽しめない」という声もあると思うんです。でも、これらのスタジアムではそういったことがあまりない。運営側が並ぶ時間を短縮するための工夫をしたり、行列の導線をきっちり整備したり、電子マネーを早くから導入したりしています。
── 運営側も、しっかり楽しむための仕組みをちゃんと整えているんですね。
- あとは、食の地域性にも着目して、ここじゃないと食べられないご当地グルメや名物料理を積極的に提供しているので、来場者に地元を知って楽しんでもらおうという意思も伝わってきます。地元のJAさんや自治体がスポンサードしている試合もあって、「その町が推したいグルメ」が何なのかも出店内容でよく分かりますよ。
── ちなみに、この3カ所で最近食べたスタグルのうち、特に「これ、最高!」と思ったスタグルは何ですか?
-
何と言っても、岐阜メモリアルセンター長良川競技場で食べられる「飛騨牛串焼き」ですね! 牛串自体は各地のスタジアムで提供していて、神戸牛や飛騨牛などの有名ブランドをはじめ、地元の銘柄牛を出していることが多いんです。その中でも、この「飛騨牛串焼き」はダントツでおいしい! とろけるような旨味がありますね。これを食べるために長良川競技場へ行く人もいるんじゃないでしょうか。
他の牛串は、シティライトスタジアムがある岡山県だと、日本最古の和牛と言われる「千屋牛(ちやぎゅう)」がありまして、野性味あふれる味を楽しめます。えがお健康スタジアムがある熊本県なら、「えこめ牛」という質の良いブランド銘柄を使った牛串がありますよ。同じ牛串でもそれぞれ味が全然違うし、かなり幅広いです。
岐阜メモリアルセンター長良川競技場で販売されている「飛騨牛串焼き」
── 確かに、ブランド牛をこんなに手軽に楽しめるのは良いですね。
- そうですね。長良川競技場はかなりメニューが充実していて、牛串以外にも「飛騨牛すじカレーうどん」や「鮎の塩焼き」、地元のブランド苺「濃姫」を使ったフルーツサンドなどもかなりおいしいです。年に一度は岐阜へ遠征しているんですが、行くたびに楽しめます。
何度でも食べたくなる! 「ベストスタグル」3選
── では、今まで食べてきたスタグルでベスト3を選ぶとしたらどのメニューになるんでしょうか?
- こちらです!
今まで食べた中でおいしかったスタグルベスト3
(茨城県・茨城県立カシマサッカースタジアム)
(千葉県・フクダ電子アリーナ)
(愛媛県・ありがとうサービス.夢スタジアム®︎)
- 「もつ煮」は日本全国で見かけるメニューですが、カシマサッカースタジアムで食べるこのもつ煮は格別です。カシマサッカースタジアムって、春先でも鹿島灘の風が吹いて寒いことが多いんです。そこで、七味唐辛子を多めにかけてハフハフしながら食べると最高においしい! 試合が始まる前にテンションが上がります。
── 寒い中で食べるアツアツのもつ煮! 確かにいつも以上においしく感じられそうです。
-
「ソーセージ盛り」は、ソーセージ自体がおいしいのはもちろんですが、タッパーを持参すると“盛りが良くなる”という特徴があります。たくさん盛ってもらえるという体験も含めて好きですね。
「今治焼豚玉子飯」は、愛媛県今治市の中華屋さんのまかないから生まれたご当地グルメです。ご飯の上に焼き豚(チャーシュー)と目玉焼きがのっていて、特製ソースをかけたもの。ザ・B級グルメ! って感じで、間違いなくおいしいです。
フクダ電子アリーナで販売されている「ソーセージ盛り」
── どれもおいしそう……。そういえば、カシマサッカースタジアムの「もつ煮」って「アウェイチームの人は柵越え輸入しないと買えない」って知人に聞いたことがあるのですが、これって一体どういう意味なんでしょうか……?
-
実はカシマサッカースタジアムって、ホームチーム側のサポーターがアツいということもあって、会場内でアウェイチームの人たちがホームチーム側に移動できない作りになっているんです。
ですが、この「もつ煮」はホームチーム側で売られているもの。ホームチーム側のサポーターと中立の人しか買えません。なので、アウェイチーム側の人たちは、ホームチーム側にいる人に代わりに買ってもらって、柵越しに「もつ煮」を受け取るんですね。これがいわゆる「柵越え輸入」です。
── なるほど……! アウェイチームのサポーターも食べたいくらいおいしいってことなんですね。……あれ? めしたろうさんはホームチーム側とアウェイチーム側、どっちにいるんですか?
- 熱烈に応援しているチームの試合だとアウェイチーム側に座りますが……ついついホームチーム側のチケットを買っちゃいますね。スタグルの誘惑には耐えがたいので……。
── スタグル愛が強過ぎです!(笑)
スタグルは一期一会! 迷ったら買う
── お話を伺っていると、本当にスタグルがお好きだという様子が伝わってきます。毎回購入されているとのことですが、金額としては1回につきどれくらい買っているんですか?
- 1回の遠征で、大体1万円くらいです。
── えっ! 1万円!? スタグルって、お祭りの屋台とかのように、軽い食事として楽しめるイメージがあったのですが……。
- スタグルは値段が高いものもありますが、大抵は1,000円以下で購入できますよ。1万円も使うのは初めて行くスタジアムの場合ですね。最低でも5つは食べるので、予算も高めです。逆に、何度か行っている場所だと3つ程度に抑えています。どこでも「このスタジアムに来たらこれを食べなきゃいけない」という看板メニューがあるので、それだけは必ず食べるようにしています。
── 看板メニューとは、具体的にどういうものでしょうか?
- ホームチームのサポーターにとって「食べることがルーティンになっているもの」とか、アウェイ側のサポーターが「この土地の名物だから食べてインスタに上げたい」と思っているものですね。それに加えて、見たことがないものや新メニューは、つい食べたくなってしまいます。
── 何度も通っているからこそ、前にも食べたことがあるメニューの新商品や、新しいスタグルにも気付けるんですね。ちなみに、スタグルってずっと同じものが売られているんですか?
- 実はそうでもなくて、スタグルって一期一会なんです。お店やメニューが変わることもあるし、来年もあるかどうか分からないんですよ。なので私の場合、基本的に「迷ったら買う! 迷うのなら食べておけ!」ですね。
── 「迷ったら買う」……全ての趣味に通ずる格言ですね。実際に、もう一度食べたいのに今はなくなってしまった……というお気に入りのメニューはありますか?
- ヴィッセル神戸(ノエビアスタジアム神戸)の試合で食べた「神戸牛ステーキ丼(別格希少部位)」というのがめちゃくちゃおいしくて、好きでした。当時の価格で2,200円と高めでしたが、その金額を出すのが全然惜しくない。むしろ、食べて「安い」と思ったスタグルは「神戸牛ステーキ丼(別格希少部位)」が初めてでしたね。
2017年までノエビアスタジアム神戸で販売されていたスタグル「神戸牛ステーキ丼(別格希少部位)」
── そんなに! 金額で買うのをためらいそうですが、それでも惜しくないおいしさ……気になります……。
- Twitterでも値段を知って「高過ぎるんじゃないの?」と言っている人はいたんですが、一方で「実際に食べると安いかも」という意見も多かった気がします。2017年以来見ていないので、もう一度食べたいですね。
おいしいスタグル情報は、SNSや“人の表情”で得るべし
── スタジアムへ行くことが決まったら、事前に何を食べるか決めておくのでしょうか? めしたろうさんは、いつもどのようにスタグル情報を収集されているんですか?
- 基本的にSNSなどの口コミ情報を頼りにしていますが、遠征するときはあまり調べ過ぎないようにしています。楽しみがなくなっちゃうので(笑)。 現地で見て「おいしそうだな」と思ったものを食べることが多いです。そういうときに何を選ぶかは、食べている人の表情で判断しています。おいしそうに食べている人を見ていると、やっぱり気になりますからね。
── 表情で! 斬新ですが、確かにハズレがなさそうですね。ちなみに、スタグルの情報ってどこかにまとまっているんでしょうか?
- サッカークラブのサイトに出店リストが載っていることもありますし、出店する方たちがSNSなどで発信している場合もありますね。私は、これらに加えて、サポーターのSNSもチェックします。InstagramやTwitterなどは「#スタグル」で検索すると良いと思います。
── 本当だ、ハッシュタグで検索するといろいろ出てきました。チームやスタジアム側も、このハッシュタグを使って公式情報を発信しているんですね。
- それくらい、スタグルそのものがジャンルとして確立されているということですよね。明確にお客さんを呼ぶツールとして位置付けているチームも多いです。
── そうなんですね! ほとんどのチームがスタグルを押し出しているんでしょうか?
-
具体的には、立ち上がったばかりの、比較的新しいチームがスタグルを活用している印象です。
ガンバ大阪や鹿島アントラーズのような歴史の古いチームに比べると、後発のチームはあまり知名度がありません。なので、これらのチームは、2000年代の半ばくらいからスタグルを呼び水として集客するようになってきた印象があります。そういうチームは、どのスタジアムに行ってもおいしいスタグルがありますね。歴史の古いチームはその分洗練したスタグルを出してきていますが、J2も決して負けていませんよ。
初心者におすすめしたいスタグルの楽しみ方
── 最後に、私のようにあまりスタジアムへ行ったことがない人に向けて、スタグルの楽しみ方に関するアドバイスをお願いします。
-
スタジアムへは、試合が始まる2時間前から行くと良いですよ。もちろん30分前に行っても間違いではありませんが、スタジアムを十分に楽しめないのでもったいない! 珍しいグッズを販売していたり、マスコットキャラクターの挨拶があったり、試合以外の楽しみ方がいろいろあります。
そして、早めに行けばスタグルに並ぶ行列も少なくて選びやすいです。人気のものは早めに売り切れることもありますし、並んでいる間にスターティングメンバーの発表に間に合わなかった……ということも起こりかねません。
チケット代は同じなので、どうせなら早く到着して、スタジアムを楽しみつくしちゃいましょう!
── ありがとうございました!
これが一番おいしかった! 全国56カ所のスタジアムで食べた、思い出のスタグルガイド
めしたろうさんがこれまでに訪れた56カ所のスタジアムで、「このスタグルは特に思い出に残っている」というものを、1カ所につき1つずつ挙げていただきました(サッカーの試合で販売されているスタグルに絞っています)。
めしたろうさんのお話にもあったように「スタグルは一期一会」なので、すでに販売が終了しているものもありますが、中には継続して販売されているスタグルもあります。気になるスタグルを見つけたら、ぜひ足を運んでみましょう!
※掲載している内容・価格は2020年2月時点の情報です
- 関東エリア
- ケーズデンキスタジアム水戸:キーマカレー丼
- 茨城県立カシマサッカースタジアム:メロンまるごとクリームソーダ
- 栃木県グリーンスタジアム:豚焼きそば
- 正田醤油スタジアム群馬:焼きまんじゅう
- 埼玉スタジアム2002:WINNER珈琲と浦和珈琲ロール
- NACK5スタジアム大宮:オールサイタマラーメン
- フクダ電子アリーナ:ソーセージ盛り
- 三協フロンテア柏スタジアム:レイソルカリー
- 味の素スタジアム(FC東京):はみでる江戸前穴天丼
- 味の素スタジアム(東京ヴェルディ):有機玄米のアボカドタコライス
- 町田GIONスタジアム:コンフィサンド
- 日産スタジアム:チキンオーバーライス
- ニッパツ三ツ沢球技場:ボロネーゼ
- 等々力陸上競技場:かわさき特製塩ちゃんこ
- 相模原ギオンスタジアム:サガミドッグ
- Shonan BMW スタジアム平塚:湘南こっこからあげ
北海道・東北エリア
コンサドーレビクトリーソフト
(550円)
めしたろうコメント:ドーム内カフェ「ファンズ・カフェ」にて、2013シーズンに期間限定で販売。さっぱりした生乳ソフトに、いちごとチュロスで「北海道コンサドーレ札幌」の赤・黒をイメージ。サイズも大きく、食べ応えがあった。(2020年2月現在は販売されていません)
パイカ丼
(500円)
めしたろうコメント:地元の「福田温泉」が出店。プルプルになるまで煮込まれた豚の軟骨がご飯の上にどっさり乗った丼メニュー。照り焼き風味のタレとプルプルの食感がたまりません。
じゃじゃ麺
(600円)
めしたろうコメント:地元のお店「㐂作(きさく)」が出店。言わずとしれた盛岡三大麺の一つがスタジアムで楽しめます。ぶっとい麺に肉味噌がよく絡む。シメの卵スープ「ちーたんたん」(別途100円で販売)も、みちのくの春秋を温めてくれます。
おにぎりセット
(300円)
めしたろうコメント:地元のお店「お米ぎゃらりぃ」が出店。地元JAのお米を使ったおにぎり。濃いめの味が多いスタグルの中で、お米で勝負できる一品はとってもありがたい。東北の米はうまい!
ババヘラアイス
(200円)
めしたろうコメント:地元の会社「進藤冷菓」が出店。ババヘラアイスは、秋田の夏の代名詞。パラソルの下でおばちゃんが器用にヘラで盛ってくれる、元祖写真映えスイーツ。「ブラウブリッツ秋田」のチームカラーである青と、勝ち星を重ねるという思いを込めた白を組み合わせた、ソーダ味「ババヘラブルーアイス」(250円)も販売されています。
炎のカリーパン
(280円)※限定品の場合は変動あり
めしたろうコメント:地元の企業「明友」が出店。万人に愛されるピリ辛ウマのカレーパン……ですが、対戦相手の名物を「食っちゃお」ということで入れられる「名物入り」シリーズがサポーターに大人気。中身のバリエーションはあんころ餅から納豆、ちゃんこ鍋、イナゴ(!)まで幅広い。
いもくり佐太郎福島ユナイテッドバージョン
(600円)
めしたろうコメント:福島銘菓の「和」を感じるスイートポテトが、スタジアムバージョンで楽しめます。こちらの「いもくり佐太郎福島ユナイテッドバージョン」もおいしいですが、対戦チームの地域で親しまれている名物と「いもくり佐太郎」をパイ生地で包んだ「ご当地佐太郎パイ」がまたおいしい&楽しい。
関東エリア
キーマカレー丼
(600円)
めしたろうコメント:地元のお店「ドラゴンカレー」が出店。ひき肉たっぷりのスパイシーなキーマカレーのルーはもちろん、スパイスで炒められた野菜もグッド。
メロンまるごとクリームソーダ
(900円)
めしたろうコメント:東のスタグル天国・カシマスタジアムに夏の到来を告げる一品。くり抜いたメロン一玉に市販のサイダーとアイスを乗っけただけといえばそれまでなのですが、熟した実とそれらが混じり合う幸せが止まりません。(季節限定メニューです)
豚焼きそば
(500円)
めしたろうコメント:宇都宮が推している「宇都宮焼きそば」。もちもちの麺に絡むソースが香ばしい。なんと言ってもメニュー名に恥じない、身が大きくて柔らかい「豚」がおいしーい!
焼きまんじゅう
(200円)
めしたろうコメント:上州群馬のスナックの定番。ふっくら焼き上げた生地にたっぷり塗られた味噌ダレの焦げた香りは、誰でもそそる、誘われる。腹持ちもよい。腹が減っては戦ができぬ。
WINNER珈琲と浦和珈琲ロール
(WINNER珈琲 500円/浦和珈琲ロール 300円)
めしたろうコメント:浦和の街の喫茶店「cafe砂時計」が出店する逸品。ふんわりホイップで包まれた苦味と酸味のハーモニーは、アジア最大級のサッカースタジアムで否が応でも上がるテンションにスッと効く。コーヒークリームを使ったロールケーキも絶品。
オールサイタマラーメン
(700円)
めしたろうコメント:麺やスープ、トッピングの野菜からチャーシューに至るまで、すべて「埼玉」にこだわったまさに埼玉のためのメニュー。中華麺を持ち上げると漂ってくる湯気がまとう鶏スープの香りが、箸を止めることを許してくれません。(写真は「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」にて撮影)
ソーセージ盛り
(700円)
めしたろうコメント:「ソーセージ盛り」を出店している「喜作」といえば、Jリーグファン全員に情景が伝わるくらい有名な一品。大きな鉄板で炒めるライブ感、焦げる香りに並ぶ間も楽しい。タッパーを持参するとちょっと多く盛られる。
レイソルカリー
(650円)
めしたろうコメント:ピリリと辛いキーマに絡む温玉といえば、日立台の名物。ホームサイドで販売されています。レイソルのアウェイ戦に合わせて出張することもあるとのことなので、レイソル以外のサポーターはそこがチャンス。
はみでる江戸前穴天丼
(700円)
めしたろうコメント:かつてのイベントスペース「青赤横丁」で一番印象的だった一品。確かに品名に違わぬはみ出しっぷりと、「トーキョー」を感じさせてくれた。ちなみに2019シーズンからはイベントスペース名が「青赤パーク」に生まれ変わり、スタジアムグルメの店舗数も倍近くになったとのこと。「蝗」とまで称される東京サポーターを満たすため、青赤パークの進歩は止まらない。(2020年2月現在は販売されていません)
有機玄米のアボカドタコライス
(750円)
めしたろうコメント:辛いチリソースとまろやかなアボカドがベストマッチ。ご飯は無農薬玄米で、舌にも体にも優しい。
コンフィサンド
(600円)
めしたろうコメント:フランス料理の技法で創られたサンド。程よい塩気に包まれたふわふわのお肉と、パリッとした皮の食感がたまらない鶏モモ肉コンフィを、最低限の添え物のみでパンに挟み込む。手の中で味わうフレンチの逸品。(写真は「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」にて撮影)
チキンオーバーライス
(600円)
めしたろうコメント:黄色く眩しいターメリックライスの上に乗るのは、スパイシーに炒められた鶏肉とオリジナルのドレッシング。写真じゃ伝えきれないほどチキンどっさり、満足感。追加料金を払うと、アボカドやチーズをオプションで付けることができる。スタジアム内の売店で販売されている(Jリーグの開催時かつ出店予定がある際しか開店していません)。
ボロネーゼ
(700円)
めしたろうコメント:スタジアムで「ちゃんとしたパスタ」が食べられるのは、出店が大手給食会社であってこそ。肉肉しいパスタソースと粉チーズをすすれば、そこだけスタジアムの中の「食堂」。
かわさき特製塩ちゃんこ
(500円)
めしたろうコメント:川崎の祝祭広場「フロンパーク」の変わらぬ名物。冬場はもちろん、夏場でも、野菜の旨みが溶け込んだスープは試合前の気分を高揚させてくれます。ごっつぁんです!
サガミドッグ
(750円)
めしたろうコメント:スタジアムといえばホットドッグ。地元の高座豚とトマトソースを使ったこちらは、味はもちろん、「相模」をバッチリ感じられる満足感高い一品!
湘南こっこからあげ
(500円)
めしたろうコメント:地元の鶏肉専門店「鳥仲商店」が出店。唐揚げもスタグルの定番ですがこちらは全スタグルでも一、二を争う旨さ。甘めのタレとジューシーなお肉。「しっかり」と「さっぱり」のちょうど中間にいる感じ。
北陸・中部エリア
チーズハンバーグイタリアン
(540円)
めしたろうコメント:新潟名物のファーストフード&ソウルフードである、イタリアン風焼きそば。さまざまな場所で食べられますが、イベント限定のメニューもあります。ミートソースと中華麺の取り合わせは、意外なほど合う! 写真の「チーズハンバーグイタリアン」は試合によって販売されない場合もありますが、通常の「イタリアン」(350円)は常に販売されています。
厚みのます寿司
(850円)
めしたろうコメント:駅弁としても知られている富山名物「ます寿司」。その名のごとく身が極厚で食べ応え抜群。
香箱蟹の冷製クリーム生パスタ
(500円)
めしたろうコメント:金沢市内で展開する本格ビストロが出店する、いい意味でスタグルを超えたスタグル。蟹の風味とミルクの舌触りがもっちりとしたパスタに絡んで、これは本当にたまらない……。(2020年2月現在「香箱蟹の冷製クリーム生パスタ」はありませんが、別の種類の蟹とパスタを使った「蟹クリームパスタ」は販売されています)
八ヶ岳ベーコン全部盛
(1,000円)
めしたろうコメント:ひと噛みすればジューシーな肉汁があふれるソーセージやベーコン。単品でも結構な量なのに、山盛りポテトにチョリソーが連なるその姿を見て「ああ、八ヶ岳って連峰だったんだな……」と思い出させてくれる一品。
カットリンゴ
(100円)
めしたろうコメント:さまざまな趣向を凝らしたグルメがたくさんあると、「その場で信州のリンゴをカットして詰めてくれる」というだけのシンプルな姿に惹かれます。旬のリンゴのみずみずしさ。熱い体に染み渡る。(期間限定で販売されています)
ソースかつカレー
(1,500円)
めしたろうコメント:信州駒ケ根の名物「ソースカツ丼」を大胆にカツカレーにアレンジ。フルーティーなソースがかかったカツと、辛さ控えめのカレーが予想以上に合う!! ちょっとお高めですが、一食の価値あり!
飛騨牛串焼き
(500円)
めしたろうコメント:和牛の一大ブランド「飛騨牛」をこの価格で食べられちゃう岐阜メモリアルセンター長良川競技場は、この一品のみならず、魅力的なメニューだらけのグルメスタジアム。その中でも「飛騨牛串焼き」は王様。やわらかぁい、おいしぃい。
鐘庵2トップ丼
(800円)
めしたろうコメント:静岡を拠点とした、かき揚げ丼で有名な「鐘庵」が出店。サクラエビのかき揚げに加え、自慢のチャーシューもセットで食べられる。一品だけの物足りなさを補い合う、これぞツートップ!
富士山はんぺん「いわし揚げ」
(250円)
めしたろうコメント:富士山の形をした静岡名物・黒はんぺんをその場で揚げてくれる、ザ・駿河なスナック。太陽に照らされて輝く姿は、黒というより赤富士。
メロンソーダ
(500円)
めしたろうコメント:静岡の誇るクラウンメロンを丸搾りにしたジュースとソーダを割った、まさしく「メロンソーダ」。しっかりと身の感じを残しつつ、むせるような濃さがソーダでほどよく飲みやすい。
藤枝MY勝つおにぎり
(600円)
めしたろうコメント:おかずもおにぎりもごく普通なのですが、シソで藤色に染められたサッカーボール型のおにぎりの中にトンカツが入っています。元祖・サッカーの街、藤色のユニフォームの誇りを感じる一品でした。(試合によっては販売がない場合もあります)
知多牛バーガー
(600円)
めしたろうコメント:ちょっと武骨な感じのするパティの形ですが、その分、肉のうまみをダイレクトに感じられる。質実剛健な肉肉しさあふれるバーガー。(写真は「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」にて撮影)
知多牛ステーキ串
(600円)
めしたろうコメント:知多牛の歯応えをしっかり感じさせてくれる牛串。程よく脂が乗りつつも、柔らか過ぎず固過ぎず。(2020年2月現在は販売されていません。今後の販売予定もないとのこと)
近畿・中国エリア
ネコのしっぽ®
(120円〜)
めしたろうコメント:長きにわたって西京極スタジアムと京都のサポーターと共にあった、かわいらしい猫ちゃんのしっぽのような、軽い味わいのデニッシュバー。さっくりした生地から香るバターの香りが実にそそる。(2020年2月時点では販売されていません。なお、京都サンガのホームゲームのある日にJR亀岡駅北広場で開催される「かめおかecoマルシェ」では販売されるとのこと)
秘伝のからあげ
(500円)
めしたろうコメント:じっくりと浸かった「秘伝のたれ」を感じるジューシーなから揚げ。チームカラーを模した「ピンクのセレソース」をはじめとした、試合ごとに変わる多種多様なトッピングも楽しみの一つ。(写真は「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」にて撮影)
ガンバ焼肉弁当
(850円)
めしたろうコメント:スタジアムが「万博競技場」の頃からある、焼肉店「焼肉でん」プロデュースのお弁当。お肉もナムルもちょうどいい塩梅。(2020年2月現在は販売されていません)
神戸牛ステーキ丼(別格希少部位)
(2,200円)
めしたろうコメント:ヴィッセル神戸はスタグル改革を進めているため今はありませんが、それでも忘れ得ぬメニュー。「2,200円が安い」と思えたのは多分、人生で初めてでした。肉そのものが甘い。甘いは旨い。舌先でとろけるとはまさにこのこと。(2020年2月現在は販売されていません)
塩ラーメン
(500円)
めしたろうコメント:塩ラーメンはラーメンの中でも最もごまかしが効かない上、具材もとってもシンプル。なのにスタジアムで食べるラーメンの中でも一、二を争うくらいおいしい! 澄んだスープがしっかりと麺に絡む!
ソフテリア
(450円)
めしたろうコメント:スタグル天国・ファジアーノ岡山の誇るデザート。舌触りがなめらかなのに、持ってみるとずっしり。単品でもおいしいけれど、甘夏やベリーなどのソースとも合う、シメにするには濃厚過ぎるかもしれないソフトクリーム。
さば寿司三種盛り
(1,100円)
めしたろうコメント:場外にある「睦(むつみ)」にて購入。身がしっかり締まった焼サバ・昆布巻き・しめ鯖の三種盛り。山の中のスタジアムで食べる海のものは、かつて鯖街道と呼ばれた地域の歴史と工夫に思いをはせながら味わうことができます。飯にも町にも歴史あり。
光しょうゆ焼きそば
(500円)
めしたろうコメント:スタジアムグルメに焼きそばは数あれど、そのどれとも「違う」一品。地元・光市の醸造所で作られた専用しょうゆの香ばしさ、そして見た目以上にあっさりとした味わい。スタジアム名に違わぬ味の維新がここにある。(光市がブースを出店する際にあわせて販売されるため、常にスタジアムで用意されているわけではありません)
四国・九州・沖縄エリア
すだちクリームソーダ
(460円)
めしたろうコメント:徳島名物の柑橘・すだちを使ったスカッシュにアイスクリームを乗せて。スカッシュ単品でも楽しめるけれど、駆け抜ける酸っぱさとじわじわ溶けるクリームのハーモニー。青空の下ならなおのこと、心晴れる、そして映える。
カマコロ
(250円)
めしたろうコメント:スタジアムのコロッケという枠を超えて、これまで食べたコロッケの中で一番おいしかったかもしれないと思わせてくれる。甘いんだけど甘過ぎない、コロッケの主役たるじゃがいもの味わい。讃岐にはうどんだけじゃなく、カマコロもある。
今治焼豚玉子飯
(500円)
めしたろうコメント:今治名物。甘くて濃い目の醤油ベースのタレがかかった焼豚の上に、半熟の目玉焼きと塩コショー。こんなの絶対うまくないわけがない。その期待を裏切らない、ど真ん中を行くB級グルメの王道。
てば~ん
(450円)
めしたろうコメント:宇和島風手羽揚げと称されたこの手羽先から揚げ。甘酢風味で程よく酸っぱい。火が通っているので刺激的じゃなく、丸みを帯びた酸っぱさ。(2020年2月現在は販売されていません)
博多もつ焼きうどん
(700円)
めしたろうコメント:福岡っ子のソウルフード・ウエストのうどん麺を使った限定メニューの焼きうどん。食べやすく刻まれつつも食感のよいホルモンと、思わず「やわかぁ!」と声に出てしまうほどの博多流やわらか麺がとっても合う。(夏季限定メニュー・6月より販売予定)
むなかた牛のピザ
(500円)
めしたろうコメント:北九州で展開する「ビッグベアーズピザ」の一品。福岡・宗像で育った牛肉とレモンという変わった取り合わせながら、なかなかどうしてこれがいける。最新鋭の「海のスタジアム」は食も楽しめる最高の舞台装置。(2020年2月現在は販売されていません)
かしわうどん
(450円)
めしたろうコメント:スタジアのすぐそばにある九州の交通の要衝・鳥栖駅で長年愛される駅弁屋「中央軒」の名物。優しいダシに甘辛い鶏肉。たぶんずっと変わらず、駅とスタジアムを見つめていたんだろうと思わせてくれます。
ミルクセーキ
(200円)
めしたろうコメント:長崎でミルクセーキといえば「食べ物」。卵黄とミルクがねっとりと絡むけれど、氷の粒が清涼感をくれます。おなじみ「リンガーハット」の味!
馬すじカレー
(600円)
めしたろうコメント:熊本といえばなんと言っても馬肉。プルプルの馬スジを包むのは、お出汁がしっかり利いているのにじわじわ辛さがやってくるスパイシーなルー。草原を駆け抜ける馬の群れのよう。
活き粋ぶり 熱めし
(600円)
めしたろうコメント:大分県南部で取れたブリのヅケが豪快に乗った丼を、まずはそのまま薬味とともにそのままいただく。これだけでもおいしいのに、半分食べた後でかつお出汁をかけていただくお茶漬けが、これまたたまらないお味。薬味、タレ、ダシ、ブリが大分の豊かな海にいざなう。
奄美の鶏飯
(600円)
めしたろうコメント:地元のお店「ヒタスラキッチン」が出店。ダシ茶漬けに似た、鹿児島・奄美地方の郷土料理。ほぐした鶏肉に錦糸卵、しいたけが乗ったご飯に少し甘めの鶏だしをかける。ふわりとした味わいをきっちり締めてくれるのは鮮やかな生姜。(写真は「FUJI XEROX SUPER CUP 2020」にて撮影)
キロ弁
(550円)
めしたろうコメント:弁当文化の島・沖縄を代表するグルメ。その名の通り、おかず600g+白飯400gで計1kg、これで550円というとてつもないコスパ。がっつり系というより、みっしり系。(現在は、写真のメニューより内容が若干変更されています)
スタジアムはその地での体験を買う場所であり、スタグルはウォームアップである
「せっかく遠征したのなら、その土地のおいしいものが食べたい」と誰もが思うはず。その街の人たちをはじめ、チームや運営側にとっては、他府県から来る人たちへの「おもてなしの場」であり、食べてもらいたいイチオシの食材やご当地グルメのアピールの場になります。
また、サポーターさんたちの熱量と共に、その土地のユニークな文化や習慣を知ることができるのはとても楽しく魅力的です。めしたろうさんのお話を伺っていると、料理そのものの味だけではなく、そこに思い出や情報がプラスされると「特別なもの」になるというのが感じられました。
つまり、単に食べ物を買うということ以上に、「体験を買う」という行為なんですね。それゆえに、「あそこのスタジアムで食べたあのグルメ」という場所と味のリンクは記憶に残りやすいのだと思います。
これを読んでいる人がもしご家族やお友達からサッカー観戦に誘われたら、スタグル目当てで行ってみるのもいいかもしれません。2時間前に到着し、おいしそうなスタグルを探して行列に並び、試合開始を待ちながら料理を食べ、徐々にテンションを上げていく。それは観客側のウォームアップであり、チームメンバーがベンチに入ろうとしているのとある意味同じなのかも……? まさに何物にも代えがたい体験ではないでしょうか。これがスタジアムに足を運ぶ魅力のひとつなのですね。
次のシーズンは、わたしも実際にスタグルを楽しんでみたい気がしてきました。さあ、皆さんもどこのスタジアムで何を食べようか、一緒に考えてみてください!
取材・執筆:椿
ご当地グルメ研究家/テレビ番組リサーチャー/日本外食リサーチ&PR協会理事。日本全国のおいしいモノを世の中に残すために日々奮闘中。「その地域で長く愛されているローカルフード」を探し、そこに如何に根付いているのかを研究。WEB、雑誌などでも、グルメ情報に関するリサーチ・取材・レシピ提供・寄稿を行っている。
ブログ: 椿の『B級ご当地グルメ保存委員会』 / Twitter:@TSUBAKI_bg
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※2020年3月26日17:15ごろ、記事の一部を修正しました。