「倉橋島のひじき」は、ひじきの概念を覆されるおいしさ。その魅力にすっかりハマってしまったチャイ子ちゃん®さんに、戻し方、食べ方、そして推しポイントを伺いました。
あなたは、本当においしいひじきを食べたことがありますか？
なんとも怪しい勧誘のような言葉ではじめさせていただきます。
でも、「ひじきのおいしさってなんだかよく分からない」と思いませんか？
ひじきといえば、煮物を想像する人も多いでしょう。私は小さい頃はあまり得意なほうではなくて。大人になってあの煮物を時々食べると、しみじみおいしいなぁと感じますが、「今日はどうしてもひじきが食べたい！」とまで思うことはありませんでした。
ところが奥さん（誰？）、そんな私に「あのひじきが食べたい！」って思わせてくれる一品と出会ったのです。
それが、広島県の石野水産さんの「倉橋島のひじき」。
おいしいひじきは「シャキシャキ」している
2年ほど前に、たまたま生産者さんの直売サイトを回遊していたところ「シャキシャキ食感のひじき」「サラダでぜひ！」という言葉にひっかかりました。
ひじきって、シャキシャキしてるっけ？
というか、ひじきのサラダって食べたことないかも……
なんとなく興味を引かれて購入し、サラダを作って食べてみたところ。
これがひじき？？？
気づいたら、ボウルいっぱいに作ったものを平らげていました。
いや本当に、これは誇張じゃなくてそうなんです。
スペックを調べてみると、
「瀬戸内の恵みを継続できる方法で漁獲、スピード命、水揚げ1分足らずで加工場に」
「鉄釜で5時間から8時間薪でしっかり炊いてます」
「炊き上げには石油燃料を使わず、使う薪は家などを壊したときの廃材」
と、なんともこだわりがすごい。
まずはとにかくサラダで食べて
内容量は20g。袋を開けると、ちょっと少なめ？と感じますが大丈夫です。
乾燥したひじきを10分以上水に浸しておきます。するとこれ（私は20分ほど置きました）。
めちゃくちゃ増えている！！！！
ざっと洗ってざるにあげ、水気をしっかり切って……
ちゃんとどっさり。5〜6人分はありそう。
水で戻したあとの重さは260gでした。すごい膨張率。
見てください。
太くて長いのがちらほら。これが本当においしいんです。見たことないですよねこんなしっかりしたひじき。
時はさかのぼり、ひじきを水で戻している間に、きゅうりとにんじんをスライサーで千切りにして塩をかけて放置、ひじきが戻ったタイミングでぎゅっと水を絞っておきます。
これは後で塩分を加えた時に野菜から水が出てしゃばしゃばにならないようにするため。
あとはお醤油、お酢、砂糖（私はアガベシロップを使います）、炒りごまを好きなだけ（ごまはたくさん入れるとおいしい）。
完成！あっという間にできます。
少し置いて味をなじませます。
ひじきと合わせる野菜は玉ねぎスライスでも（こちらも塩をふっておいて水気を切る）プチトマトでも、なんでもおいしい。
まずは、シンプルなサラダで。これがおすすめです。
そしてもう1つは、ちょっとピリ辛な韓国風に。
韓国唐辛子（粗挽き）、細ネギ、お醤油、ごま油、お酢、砂糖（私はアガベシロップ）、炒りごま。
まじぇまじぇ。
こちらも食べる前に少し置いておくと、ひじきに味がなじんでおいしい。
ピリ辛のひじきって新しいですよね。
でもまずは、シンプルなサラダをぜひ試してほしいです（強調）。
水に戻すだけ、和えるだけなので、すぐに作れるものが1品欲しいな、という時にちょうどいいですし、料理の最初に水で浸しておけば良きタイミングで副菜が作れます。
そしてまたうれしいのが低カロリーなのに食物繊維たっぷりなところ！
万年ダイエッターの私には、すごく助かる食材です。
夜中にどうしてもお腹が空いた時にさっと作って食べたこともしばしば。なんと言ったって戻した後の100gで11kcalくらいしかありません。神か。つまり1袋分食べても30kcalいかないんです。神か。（大切なことは2回）
家族＆友達「なにこれおいしすぎる」
このひじきと出会って、すぐ母に教えたのですがまんまとハマり、「もうこのひじきしか食べられない」と顧客の見本のような、やらせのような言葉を発してさらに祖母に勧め、祖母もハマりました。石野水産さんのひじきのとりこファミリーです。そしてさらに料理好きの友達に1つあげたら、なにこれおいしすぎる！とすぐ連絡が。サラダにして、ちょっとマヨネーズを足してもおいしいみたいですよ。お子様にも良さそう。
今回は戻しただけのサラダの食べ方を紹介しましたが、炒めたり、もちろん煮物にしてもおいしいみたいです。でも石野水産さんはサラダをお勧めしているので、私はそれに忠実に従っています（笑）。
どうでしょう。新感覚のひじきをあなたも味わってみたくなりましたか？
怪しい勧誘に戻りましたが（笑）。
栄養満点でおいしいひじきを、ぜひとも1回体験してみてください。
さて、あなたは、本当においしいひじきを食べたことがありますか？（怪）
