コンサートにも観劇にも欠かせない双眼鏡。ジャニヲタ見聞録管理人さんが、数年ぶりに「欲しい」と思って購入したという極小双眼鏡「Vixen 双眼鏡 Saqras(サクラス)H6×16」をレビュー。中編では実際に3つの劇場で使ってみた感想をふまえ、Saqrasが向いているシーン・向いていないシーンをご紹介します。(前編はこちら、後編はこちら)
著者:ジャニヲタ見聞録管理人
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「Saqras」のスペックをおさらい
あらためて、今回購入した「Saqras」のスペックは下記の通り。
- 倍率:6倍
- 対物レンズ有効径:16mm
- 明るさ:7.3
- 眼幅:約30-82mm
- サイズ/高さX幅X厚さ:7.7×6.1×3.7cm
- 重さ:145g
この記事では、下記の劇場で使用した上での感想をご紹介します。
- 東大阪市文化創造館 Dream House 大ホール(5~7列)
- COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(15列)
- 京都 南座(5列)
「Saqras」の劇場での使用感は?
正直数値だけ見ると明るさが物足りない感じもするんですが、レンズの質が良いためか、使用していて明るさが気になることは特にありませんでした。結構前の方の席が多かったのもあって、倍率も6倍で十分だなという感じ。
劇場の大きさは3カ所で結構違ったのですが、南座(収容人数約1,000人)の5列だと6倍でもちょっと寄りすぎかも……と思いました。WWホール(収容人数約1,100人)の15列でも特に物足りなさは感じなかったです。まだ試していませんが、帝国劇場(収容人数約1,900人)の2階後列とかだと、力不足かもしれません。
気になったこととしてはちょっと眼幅調整が固めなので、最初にピント調整するときは結構力を入れてガッと広げないといけません。1回調整したらそのあとは特にいじる必要がないので、なるべく幕が開く前に大体の調整はしておいた方がよさそうです。
また、ストラップもケースも付属してないので自分で用意する必要があります。(ストラップホールはあるので付けることは可能です)私はまだストラップを付けていないのですが、本当に軽いので、ネックストラップを付けても肩がつらくなさそうなのはいいですね。
実際に双眼鏡をのぞいてみると、普段レンズが大きめの双眼鏡に慣れているため、一瞬「視界が狭い……」と正直思ってしまいましたが、明るさ・クリア感は申し分ありません。やっぱりメイン機というよりは、「ピンポイントで表情などを確認したいときに使う」用途に向いていそうです。
そう、あらためて書いておくと、この双眼鏡はいわゆる最初から最後まで自担を双眼鏡でロックオンし続けたい! というスタイルにはあまり向かないと思います。サイズのわりにはクリアに見られる良い双眼鏡ではあるのですが、小さくて軽いので、長時間のぞき続けようとするとどうしても手ブレしやすいです。ロックオンするには、ある程度重さがあった方が安定するんですね……。
Saqrasに向いているシーン
なので、Saqrasがフィットする使用シーンとしては
- 1回しか見ない演目だから全体を見たいけど、ときどき表情や衣装を双眼鏡で確認したい
- 前列で入るから大きい双眼鏡だと目立ちそうで持ちにくいけど、ときどき表情や衣装を双眼鏡で確認したい
- 小さいかばんで観劇したいけど、いつも持っている双眼鏡は大きくて入らない
みたいなケースではないかと思います。
最近「前列だしじゃまだから双眼鏡はやめとこう」とか「荷物が重くなるから双眼鏡はやめとこう」って持っていくのをやめたのに、「あっここのシーン双眼鏡ほしかったナ……」みたいなことがたびたびありまして……。
本当にこのサイズだと「双眼鏡が荷物に+されること」が全然気にならないので、観劇だけじゃなくて旅行や美術館に行くときにもとりあえず荷物に入れておくか~、ってできる上に、別に使わなくても「無駄に重いものを持ち歩いたな……」とならないのが非常によいです。あと超超個人的な事情だと桜色(自担カラー)のボディが非常にかわいいです。
Saqrasに向いていないシーン
逆にサクラスがあまり向かないシーンとしては
- ひたすら自担を最初から最後まで双眼鏡でロックオンしたい
- アリーナ会場・ドーム会場のコンサート
になるかと思います。
コンサートではまだ使ったことないので想像ですが、立って使うとどうしても手ブレが気になってしまいそうです。あと、個人的にはコンサートだと必ずうちわとペンライトを持っているので、双眼鏡が小さくなったくらいでは荷物量としてはほぼ変わりません。元々荷物が大きめの人にとっても、双眼鏡のサイズくらいは誤差レベルではないかな、と思います。
ただし、観劇のときの荷物は本当にコンパクトになります。次回、記事の後編では、私が普段使っている最も小さいかばんで観劇に行った日の荷物をお見せします。