サブスクや配信などで簡単に音楽を再生できる時代になりましたが、一部アーティストは対応していないことも。CDから音源をスマートフォンへ取り込むにあたって、便利なガジェットが「CDレコ」です。Wi-Fi接続、もしくは有線接続でCDを取り込めます。今回はDVD再生ができる「DVDミレル」の機能も試してみました。
#オタ活捗りガジェット
誰か・何かを応援していると、あれもこれも観たい・聴きたい・やりたいことがたくさん!! という状態に陥りませんか?
忙しいけどこだわりたい。そんなときは便利なガジェットに頼ると、あなたの推し活がますます捗(はかど)るかもしれません。
この連載では、ジャニヲタ見聞録管理人さんが便利なガジェットを紹介。気になったものを実際に使ってみてレビューします。
著者:ジャニヲタ見聞録管理人
ジャニヲタのためのライフハック(笑)ブログを不定期更新で運営しています。右手にうちわ! 左手に防振! 持ったら叫ぼうHey! Say!
Hey! Say! JUMPのおたくをやっているので、この度5月31日に新シングル『DEAR MY LOVER / ウラオモテ』が発売されまして当然3種×2セット購入し(外付け特典が2種あるため)、フラゲ日に無事到着したのですが、ひとつ悩みがありまして。
今さらかもしれませんが、専用アプリで曲が聴けるグループ(関ジャニ∞・Sexy Zone)とデジタル配信を始めているグループ(KAT-TUN、Travis Japan、ENDRECHERI、嵐など)以外は基本的にジャニーズの楽曲ってCD本体を購入しないと聴けないんですよね。あえてデジタル配信に切り替えない理由もあると思うので、その是非を問うつもりはないんですが。ないんですが、とりあえず。
リッピングがめちゃくちゃめんどくさい……。
私は音楽はiPhoneで聴くので、CDが届いたら、
- 普段使わないCDドライブが付いているデスクトップPCを起動する
- CDを開封する
- 3種のCDを3回リッピングする(初回1、初回2、通常盤でタイトル曲以外にそれぞれ違う楽曲が入っているため)
- iPhoneとiTunesを同期する(Wi-Fi使用)
という手順が必要になってくるのですが、特に1のPCの調子があんまりよろしくなくて起動まで時間がかかるといったこともありまして、最近はこの「CDが届いてからリッピングまで」の作業がただただめんどくさくて数日寝かせることもしばしばです……。
なんとかiPhoneにCDから直接楽曲を入れる手段はないものか、ということで、アイ・オー・データ機器の「CDレコ」という製品を入手したので、上記の悩みがどこまで解消されるのかを見てみたいと思います。ちなみにこの製品はSnow Manの佐久間大介くんがCMしています。
「CDレコ+DVDミレル」を購入
CDレコ、いろいろと製品が販売されているんですが、今回はDVD再生にも対応している「CD-5WDW」(CD-5WEシリーズ)を購入しました。Wi-Fi接続(無線)でCDの曲をスマホへ転送できます。
ちなみに有線で転送するモデル(DVD再生は非対応)「CD-SEW」もありますし、CD-5WEシリーズの機能に加えて、メンカラに着せ替えられて、かつSDカード / USBのスロット付きの「CD-6Wシリーズ」もあります。
はたしてリッピングはラクになるのか、実際に使ってみる
まずはCDレコの電源を入れます。電源スイッチは本体には付いていなくて、ケーブルを差したら電源が入るというわりと原始的なスタイルでした。
コンセント付きのケーブルと、USBケーブルが付属しており、USBケーブルを使えばモバイルバッテリーからも給電できるので外でも使用可能なようです。
CDの取り込みには「CDレコミュージック」というアプリが必要なので、あらかじめインストールしておきます。DVD視聴用のアプリは別で「DVDミレル」というものが用意されているので、こちらもインストールしておく必要があります。
- iOS向け
- Android向け
CDレコ本体とiPhoneの接続にはWi-Fiを使用します。家のWi-Fiとつないでいたら一度切って、CDレコと接続する必要があります。本体の裏面に接続用のSSIDとパスワードが書いてあります。
取り込まなくてもいい曲のチェックボックスを外し、右上の「開始」ボタンを押すと取り込みが開始されます。ちなみに、取り込んでいるときの動作音は結構うるさいので、外出先で取り込みたい場合は気をつけた方がいいかも……。
今回は初回限定盤2だけ、フラゲ日の午前中の時点では楽曲情報が出てこなくて手打ちしないといけなかった(フラゲ日あるある)ので、その際はPCに比べると入力がめんどくさいというのもあるかもしれません。
3枚のシングルを順番に取り込んで、iPhoneで聴ける状態になるまでかかった時間は4分16秒でした(曲名手打ちの時間は含まず)。
あくまで私の場合ですが、PCで取り込んでいたときは
- PC立ち上げ(10分くらい)
- iTunes起動(3分くらい)
- 取り込み(3枚で5分くらい)
- 同期(なぜかiPhoneが認識されないことがあり、長いときは10分くらい)
で、長いときはトータル30分近くかかっていたので、おおよそ1/6くらいにはなりました。
取り込んだ後の楽曲は「CDレコミュージック」のアプリ内でしか再生できませんが、このアプリ内でiTunesのライブラリを見られるので、今までPCから同期していた楽曲や、iTunesで購入した楽曲もシームレスに再生したり、プレイリストを作ったりできます。私はApple Musicを使っていないので試せていませんが、Apple Musicの楽曲もこのアプリ内で聴けるようです。
今回のように「3枚の取り込みが必要だけど、まとめてリピート再生したい」というとき用に、アプリ内でプレイリストも作れます。あと、楽曲情報が取り込めると歌詞情報も一緒に取り込めるので、再生しながら歌詞を確認できるのが地味にうれしいですね。
それと、特に役には立たないんですが、取り込み数ランキングが見られるのが結構おもしろいです。
特に曲再生数のランキングは(CM効果が大きいのもあると思いますが)Snow Man専用アプリみたいになっていてすごい……ていうか、この製品まじでジャニオタしか使ってないんじゃないか……。
公式サイトを見た感じだと、デジタル化していない古いCDとか、教材に付いてきたCDを取り込むことも想定してるみたいですが、新譜購入即取り込みしてるのはほぼジャニオタっていうのは実際そうなのかもしれないですね。
CDの取り込みだけでなくDVD再生もできる
CDレコの機能としてはここまでですが、今回は「DVDミレル」という機能付きの製品を購入したので、初回特典のDVDも再生してみようと思います。
こちらはあくまでもスマートフォンやタブレット上でDVDを再生できるようにするもので、取り込みはできません。
今回はiPad miniで再生してみたんですが、iPadの画面にDVDのメニューが……というので結構感動してしまいました。メニューはタップで選択できるのも良い! 特に再生中に止まったりすることなく、シームレスに再生できました。
無線接続なので、脱衣所にCDレコを置いて、お風呂の中でiPhoneでDVDを見る……というのもやってみたんですが、特に問題なく再生できました。
残念なのはBlu-rayに対応していないので、DVDしか再生できないというところでしょうか……。今回たまたまDVDとBDどちらも買っていたので使えましたが、ライブ円盤とかはもうBlu-rayしか買わないので……。
購入前は円盤をわざわざスマホやタブレットで見ることはないかなとも思ってたんですが、レコーダーがない部屋でも手軽に再生できるのって結構便利だなと、そこそこの頻度でDVD再生をしてしまっています。家庭内チャンネル権争いに勝てない人とか、移動中や遠征先で見たい人にもおすすめかもしれません。BD対応してくれたらもっと全力で推せるんだけどな~~~~!!!
CDレコ+DVDミレル総評
ここまで使用してCDレコ+DVDミレルの推せるポイント、推せないポイントを正直に書いてみると、
【推せるポイント】
- PCを起動しなくていい!
- アプリが使いやすい
- 外出先・TVのない部屋でもDVDが見られる
【推せないポイント】
- CDを開封する手間はなくならない
- 楽曲情報が取り込めないことがある
- Wi-Fi接続の認識に少し時間がかかる(ことがある)
- BD非対応
でしょうか?
いや、推せないポイントの1つ目はなくなると思っていたわけではなくて当たり前なんですが、そもそもCDのビニールむくのがかなりめんどくさいなということに気づいてしまいました(めんどくさがり検定一級)。
推せるポイントの1つ目については、CDドライブ付きのPCを普段から使っている人にとってはむしろCDレコを起動する方が面倒かもしれないので、それをふまえて自分に必要かどうかを考えてみてもいいかもしれません。
あと最近自分は専ら在宅勤務なので、ネット予約でフラゲ→自宅で取り込みしてるんですが、店舗で購入派の人はCDレコとモバイルバッテリーさえ持っていれば、出先で即取り込んで聴けるというのもメリットかも?
しかし、本当に、2023年にリッピングするのがめんどくさいとか言ってるの、おたくだけなんではないだろうか……。
今回紹介した商品
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