オンラインでのイベント配信が同時に開催されることも増え、在宅で推し活をする機会も増えてきた昨今。「配信イベントのお供」に、いつもよりちょっと贅沢なお酒やおつまみを用意する……という人も少なくないのでは? でも、なんだか最近マンネリしがち、と感じることもありますよね。
そこでソレドコでは、オンラインで購入できて、いつもと「違う」選択ができるようなオススメのお酒を毎回紹介していきます。イベントの日のために用意しておくのはもちろん、推し活のためにがんばる日々の仕事のご褒美にも!
紹介するのは、『白熱ビール教室』の著者、お酒に関するさまざまな解説記事やコラム執筆をする杉村啓(むむ)さんです。
今日の推し酒はコレ!:生もと・本醸造 清酒阪神タイガース
今回のテーマ:ソレドコ編集部より
むむさんは関西にお住まいですが、阪神タイガースの「アレ」はやはりすごかったですか? CS、日本シリーズに向けて、阪神タイガースの推し活にぴったりのお酒があればぜひ!
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2023年の阪神タイガースの「アレ」騒動はすごかったです。テレビでも、周りの人達も、かたくなに「今年はアレしそうですな」「もしかしてアレしちゃうんじゃ」「アレ、いけるで!」と語っていて、実際にリーグ優勝が決まったときはテレビの特番やら、街中のセールやらがすごい勢いでした。
実際、9月末に大阪に寄ったときでも、阪神百貨店の阪神タイガースショップは入場規制が行われており、お一人様一種類につき一品のみですとの注意書きが書かれ、長い行列ができていたほどです。
というわけで、今回は「アレ」ことリーグ優勝(もう言っていいってテレビで言っていました)をお祝いし、CS突破、そして日本シリーズに向けて応援するときに飲みたい「清酒阪神タイガース」を紹介します。
温めて旨みが増す、アレをしみじみ味わいながら飲みたいお酒
記憶が曖昧で申し訳ないのですが、今年はたくさん優勝記念ラベル等が出ている中、昔からレギュラー販売されていたのが「生もと・本醸造 清酒阪神タイガース」だったと思います。
生もと(きもと)は製造方法のひとつで、昔ながらの発酵を活かした造り方で、旨みが多くどっしりとした味わいになる傾向があります。もうひとつの本醸造も製法のひとつで、後味がスッキリ目のお酒になる傾向があります。
この清酒阪神タイガースもその通り、旨みはしっかりとあるけれども、後味がスッとキレる。そんなお酒です。温めると旨みがふわっと広がるので、燗酒にするのがオススメですね。
だんだん気温も下がってきましたし、甲子園名物カチワリのように氷をたっぷり入れるよりは、常温から燗酒にして、料理を食べながら味わいたいところです。応援している最中にガンガン飲むというよりも、優勝が決まったときにしみじみ味わいたいですね。
合わせて注文したい
よりお祝い感を出したい場合は、菰樽(こもだる・菰を巻いた樽のことでお祝いに使われる)のバージョンもあります!
個別の選手を応援したい場合には、こちらのサケカップがいいかもしれません。近所のスーパーでたくさん売られていて、アレ記念セールのときには飛ぶように売れていったのを目撃しました。
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最後に告白をしておきますと、実は野球にはまったく詳しくありません。野球漫画の『ドカベン』シリーズはよく読んでいたので、ルールはドカベンに登場したものならわかる、『ドカベンプロ野球編』『ドカベンスーパースターズ編』に登場した実在選手ならわかる、という程度の知識しかないのです。つまり、もう10年以上前の知識ですね。
そんな私でも、お祭り騒ぎは大好きなので、たくさん放送される阪神特番を見たりしているうちに、少しずつ阪神の選手の顔と名前がわかるようになったほどです。クライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズも、お酒を飲みながら何試合か放送を見たいと思います!