それどこ

宮崎ひでじビール「栗黒」は栗を使った黒ビール。冷やしすぎずぬるめの温度で飲むのがオススメ

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています

バナー

オンラインでのイベント配信が同時に開催されることも増え、在宅で推し活をする機会も増えてきた昨今。「配信イベントのお供」に、いつもよりちょっと贅沢なお酒やおつまみを用意する……という人も少なくないのでは? でも、なんだか最近マンネリしがち、と感じることもありますよね。

そこでソレドコでは、オンラインで購入できて、いつもと「違う」選択ができるようなオススメのお酒を毎回紹介していきます。イベントの日のために用意しておくのはもちろん、推し活のためにがんばる日々の仕事のご褒美にも!

紹介するのは、『白熱ビール教室』の著者、お酒に関するさまざまな解説記事やコラム執筆をする杉村啓(むむ)さんです。

今日の推し酒はコレ!:宮崎ひでじビール 栗黒

ソレドコアイコン

今回のテーマ:ソレドコ編集部より
まだまだ暑さが続きますが、ようやく秋が近付いてきているような気もします。秋にじっくり楽しめるようなビールを教えてください! 

🍺

湿度は高いものの、ちょっとずつ涼しい……いや、気温が高すぎない日も出てきて、ようやく秋の気配を感じられるような気がしてきました。

秋に出るのは、秋の味覚の豊潤さを楽しめるような、濃厚な味わいでじっくりと楽しめるお酒が多いですよね。

そこで今回は秋を感じられつつ、じっくりと楽しめるビールという路線で考えてみました。

飲むのは「秋」だけに限らないのですが、アルコール度数が高めで、ぬるめでゆっくり飲むととてもおいしい「栗黒」が最適なのではないかと!

秋の味覚「栗」をふんだんに使った黒ビール

「栗黒」は宮崎ひでじビールが地元の宮崎県産和栗をたっぷりと使った「インペリアルスタウト」という黒ビールです。

黒いのは簡単に言うと、麦芽をローストして焦がしているためです。コーヒー豆を焙煎するとあの黒い色が出るのと同じような原理ですね。そのため、コーヒーのような芳ばしい香りを楽しむことができるビールになるのです。

さらに栗ペーストをたっぷりと使っているので、栗の甘い香りとほのかな甘さをも味わえます。

「インペリアル」とついているのは、その昔にイギリスから帝政ロシアなどに輸出をする際、アルコール度数を高めて味を濃くしてお酒が傷むのを防いでいたため。栗黒はアルコール度数9%でとても濃厚なので、ゴクゴク飲むようなことはせず、ゆっくり飲むといいでしょう。

こちらもどうぞ

毎度で恐縮なんですが、私がビールの監修とコラムをやらせていただいている『琥珀の夢で酔いましょう』(マッグガーデン)にも『栗黒』は登場しています(30話6巻収録)。

test
『琥珀の夢で酔いましょう』
©Masoho Murano, Nodoka Yoda, Kei Sugimura/MAG Garden

『琥珀の夢で酔いましょう (1)』(マッグガーデン)

作中では、韓国から来た旅行者が、育児で飲めるタイミングが限られているので、長期保存できるビールはないかという相談に応えて紹介されています。

栗黒
『琥珀の夢で酔いましょう』
©Masoho Murano, Nodoka Yoda, Kei Sugimura/MAG Garden

そう、超長期保存ができるんです!

冷暗所(冷蔵庫に入れなくても大丈夫)で保管しておけるので、通販で複数買いしても、保管しておいて、たとえば推しの記念日などに飲み、熟成の度合いを楽しむことができますよ。


🍺

秋の夜長を「栗黒」で楽しむコツは、冷やしすぎないことにあります。10℃台ぐらいのぬるめの温度だと香りも開いてとても風味豊かになります。

ゆったりまったり飲みながら楽しむのに最適の一本です。





杉村啓 SNS:@mu_mu_/Blog:醤油手帖
醤油やお酒といった発酵や調味料をこよなく愛するライター。愛称(?)は「むむ先生」。おいしいお酒やおもしろいお酒の情報を聞きつけると現れたりします。近著に『白熱日本酒教室』(星海社/漫画版全3巻/新書)『グルメ漫画50年史』(星海社)『醬油手帖』(河出書房新社)など。