それどこ

熱燗デビューにピッタリ! 「純米酒 十旭日 五百万石70」は温めることでじんわり旨みが広がる日本酒

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
推し活をしている人が「これ良い!」と思ったものを紹介しています

バナー

オンラインでのイベント配信が同時に開催されることも増え、在宅で推し活をする機会も増えてきた昨今。「配信イベントのお供」に、いつもよりちょっと贅沢なお酒やおつまみを用意する……という人も少なくないのでは? でも、なんだか最近マンネリしがち、と感じることもありますよね。

そこでソレドコでは、オンラインで購入できて、いつもと「違う」選択ができるようなオススメのお酒を毎回紹介していきます。イベントの日のために用意しておくのはもちろん、推し活のためにがんばる日々の仕事のご褒美にも!

紹介するのは、『白熱ビール教室』の著者、お酒に関するさまざまな解説記事やコラム執筆をする杉村啓(むむ)さんです。

今日の推し酒はコレ!:純米酒 十旭日

ソレドコアイコン

今回のテーマ:ソレドコ編集部より
だいぶ寒くなってきましたので、温かいお酒を飲みたいです。実はあまり飲んだことがなかった、熱燗に挑戦したいなとも考えています。そんな熱燗デビューを考えている初心者でも飲みやすい日本酒を紹介いただけないでしょうか?

🍶

確かに冬になると、キンキンに冷えたお酒よりは、熱々のお酒を飲みたくなりますよね。そして何も加えずに温めて飲むお酒といえば、やはり日本酒でしょう!

ただ、日本酒のお燗は結構難しいものがあります。めちゃめちゃ簡単に言うと、現在人気の香り高くて甘みや酸味があるタイプの日本酒と、「お燗に向いている」と言われている日本酒は味わいのタイプが異なるからです。

「熱燗デビューを考えている初心者」ということは、後者のお酒だろうということで、ここは島根県・旭日酒造の「純米酒 十旭日(じゅうじあさひ) 五百万石70」を紹介いたします!

燗酒のおいしさが全て詰まったお酒!

「純米酒 十旭日 五百万石70」は香りが穏やかで、お米の旨みを存分に味わえるタイプの日本酒です。いわゆる「フルーティー」なタイプではないのですね。でもこれが、温めるととても良いのです!

一般に、お酒を温めると香りがよく出て、味わいが強くなると思ってください。フルーティーなお酒だと甘みマシマシになりますし、旨みが強いお酒だとさらに旨みマシマシになる、という感じです。

そして「お燗に向いているお酒」とよく言われるのは、香りが穏やかで、温めることによって旨みや甘さ、コクが広がるタイプのお酒です。「十旭日 純米酒」にはその全てが入っていると言っても過言ではありません!

冷やして飲んだときより、口の中にじんわりと旨みが広がっていきます。

これが単体で飲んでもいいのですが、おつまみと合わせる、いわゆる食中酒にするととても良いのですね。ご飯のような感覚で、少し味が強いおかずを食べたときに一緒に飲んでください。

公式サイト旭日酒造有限会社

合わせて買いたい

そうはいっても、お酒を温めるのって面倒なんじゃと思う人もいるでしょう。そんな人はぜひこのお酒を合わせて買ってみてください! 「黒松 剣菱180ml瓶」です。

このお酒のいいところは、瓶ごと電子レンジで温めれば燗酒ができあがるところにあります。フタを外して1分温めればできあがり。お手軽です! もちろん、中に入っている剣菱も燗酒向きのおいしいお酒です。飲み終えたら空き瓶を活用してくださいね。

また、日本酒派じゃないんだよね〜ワインを温めたいな〜という方は、「グリューワイン」をオススメしたいです。

グリューワイン(ドイツ語)は、ワインにスパイスや砂糖、蜂蜜やフルーツなどを入れて温めたホット・カクテルです。日本ではホットワインと言ったり、ヴァン・ショー(フランス語)とも言いますね。

ワインにいろいろ入れて温めるのは楽しいのですが、面倒なのも確かです。そこで、このグリューワインを買えば、最初からスパイス等が入っているので、これまた電子レンジで温めるだけでいいのです!

甘くて飲みやすいので、1000mlの大瓶で買っても結構あっという間に飲みきってしまいますよ!

🍶

お酒を温めると香りが強く出ると言いましたが、これはデメリットにもなります。いわゆる「酒臭さ」が強く出て刺激を感じることがあるからです。また、フルーティーなお酒だと、繊細な香りが強く出過ぎることで飛んでしまうこともあります。

酒臭さが厳しいなと思ったら、少し冷まして(香りを飛ばして)もう一度温めてみると良いでしょう。もしくは、次に飲むときは少し温度を低めにすると良いかもしれません。

最後に、狭義には「熱燗」というのは実は50℃のお酒のことを指します。今回の十旭日はぬる燗(40℃)ぐらいからでもとてもおいしいので、いろいろな温度を試してみてください!

杉村啓 SNS:@mu_mu_/Blog:醤油手帖
醤油やお酒といった発酵や調味料をこよなく愛するライター。愛称(?)は「むむ先生」。おいしいお酒やおもしろいお酒の情報を聞きつけると現れたりします。近著に『白熱日本酒教室』(星海社/漫画版全3巻/新書)『グルメ漫画50年史』(星海社)『醬油手帖』(河出書房新社)など。